人鳥
すみだ水族館に着いた二人もとい九瑠璃がすぐさま一番奥のペンギンの水槽へ
「やっぱりペンギン可愛い」
「九瑠璃ホントペンギン好きだよねー」
九瑠璃は一人で満喫した方が気が晴れるかなと思い、長君は向かいのカフェで勉強したいと言って、九瑠璃を一人にさせる。
ペンギンをここ1時間眺めて満足感を得た九瑠璃に、いい加減やる事のなくなった長君が九瑠璃に他も見に行こうかと誘い一度ペンギンの水槽を離れる九瑠璃御一行。
神秘的なクラゲの水槽や、珊瑚礁が置かれた水槽、緑の映える水槽、珍しい金魚の水槽など一通り見て、またペンギンの水槽に戻ってきた。
今度は長君がカメラマンになりペンギンと写真を撮りまくる。
これが毎度だからよく付き合うものである。。
満足した二人、、いや九瑠璃は遂にすみだ水族館を出て、スカイツリーを入れて二人で写真を撮る
自撮りも慣れたものの長君である。
二人は夕ご飯どうするかという話になるも結衣が作ってくれている様なので、そのまま駅に戻りそこで別れた。
九瑠璃は大満足ながらも一人になりペンギンも居なくなると朝の事が思い浮かぶ。
でも今日は結衣に帰ると何も考えずに言ってしまったので帰らねばならなかった。
結衣を心配させない様にしないと、、、
こういう事を考える様になってまだ日も浅いけれど、少しづつ慣れていかないといけない
九瑠璃の足取りは軽くいつの間にかアパートの前に到着。
ドアを開け結衣に迎え入れられる。
今日は結衣は買い物に出ただけで後は勉強とイーヴァさんと話していたらしい。
ご飯はカツ丼らしい直ぐ作ってくれるみたいで九瑠璃に続き結衣も手を洗い調理を始める。