想い
日が落ち始めて堪えようと、なんなら日光浴で済ませようかとも考えていた九瑠璃の足はビル街の中にあった。
確かこの辺が廻子さんの事務所。。
あったあったと一息つくが、自分がしている事を思いため息が漏れる。
向かいに有った喫茶店に入り、事務所の入り口が見える席を確保することができた。
アイスカフェオレとミルクレープを頼みパソコンと教科書を開ける。
会計は済ませておいた。
勉強をしにきたわけではなく、むしろ蔑ろにしている。。
頭に全然入ってこない。。。
日が落ち九瑠璃の集中力はなおのこと下がり続けていた。
九瑠璃はただ廻子さんを待つ事に集中していった。
やがてその時は来たのだった。
廻子さんがビルから出てきたのだ。
私は待っていた。この状況におかれている事に満足する様に笑顔で喫茶店から出たのだった。
廻子さんはゆっくりと歩道を歩いていく。。
その後ろには東京の街なのでいくらでも人が居る中に九瑠璃も加わる。。
やがて廻子さんは側道に入っていく。
するとやはり九瑠璃と廻子さんとの間にいる人もどんどん少なくなる。
廻子さんにどんどん近づく人影、、、
それは九瑠璃と別の誰かであり、あの男かも知れないと思う九瑠璃だった
別の誰かがいの一番に速度を上げたのは間違いない。
九瑠璃はそれに抗う様にスピードを上げた。
廻子さんは速度を上げつつ、たまたま捕まえられたタクシーに乗ってその場を去ったのだった。
九瑠璃は達成感のないまま足を緩めタクシーをみやるのだった。
九瑠璃は結衣からのチャットを確認する。。
学校を出てからスマホを全然みていなかったのだ。
やはり心配されているメッセージがきている
側道からゆっくり駅に向かいつつ返信を考える。
なんて返信して良いか思いつかず、足だけが前へ進んでいた。




