休日はする
結衣は暫く休んだ後、雨が酷くなる前にスーパーに買い物に出ていた。
ほぼ一週間の食材は日曜日に買ってしまう。
九瑠璃が夕飯を作ってくれるから今週から少なめにしよう。
買い物も来週は一緒に行けたら良いな。そんな事を考えながら、冷凍系や冷凍する物たちを中心にカゴに入れていく。
今日の夕飯はチャーハンにでもしようかな
お昼は九瑠璃がおかわりする設定で炊いたのでまだ白ご飯が少しあるのだ。
後はタマネギと何かの中華スープでも作ろう。。
買い物を終わらせて家に到着。
お肉系を一食分にまとめて冷凍する。
九瑠璃の事が心配ながら勉強も疎かにするわけにはいかず、すぐに勉強を再開して、九瑠璃が帰ってくるのを待つのであった。
九瑠璃はお百度参りを済ませたものの、心は曇り前髪が少し濡れていた。
いつの間にか頬についた水滴は彼女の精一杯の強がりでもなんでも無く、東京の街は雨の仕業に仕立て上げ周辺を目眩ます
私も少し大人になれた気がする。。。
これで大人だと思って良いのかわからないけれど、、、
駅に着いた九瑠璃はより一層力を込めて足で地面を踏み締め前へ前へと進んでいく。
ホームで少し座って居ようかとも思ったが、夕飯は私が作るのだ。
結衣に心配させるのもイヤだ。。。
そう思い気持ちを切り替える。
結衣に今日買って帰るものは無いか訊いてみる
我ながら頑張っている。
むしろ結衣の事を考えすぎていたのかもしれない。
もう買い物に行ったから大丈夫という事らしい。
返事をして電車に乗っている私は雨のせいに出来ない涙を堪えていた。
凄く焦点の合わない目だった事だろうなと最寄り駅に着いて思い返す。
疲れている。それだけで済ませたい。
そんな休日だった。いや、、、そんな休日になった。