朝を迎える
今日の朝も結衣が一人で先に起き、ご飯の支度をする。
ニュースを見ていると今年も梅雨の季節がやってきそうである。
気持ちももたれるこの時期、日本人の四季感に私達も生かされているのだと感じる始末である。
もっとも九瑠璃の方がそうだとするのは早計かも知れないが、、
この寝顔はいつも通り平和を魅せてくれる。
心中穏やかとはいかないのかもしれないから、今日ぐらいは寝かせてやりたいなとゆっくりと静かに朝ご飯をつくる。
週末に入る今日は土曜日であり。
授業の数も少なく、九瑠璃はこの調子だと、昼からまたお参りでもするだろう。
どういった方法をとるか読めないが、、
読めなさを寝顔から思い少し笑みが溢れる
私は週末に勉強する様にしている。
外に出ると沢山の人で溢れているし、タイムパフォーマンスらしいやつを気にするタイプである。
今日は鍋に水と中華スープの元、タマネギを入れ煮たたせた後、アイスと共に買った豆腐を切り投入、水で戻したワカメも入れて、卵を掻き入れる。
炊飯器がご飯ができた事を伝えてくる。
後ろを向くと、いつも通り無音で豪快な寝返りをうっていて、見る度に変わる九瑠璃の体制をみては笑みが溢れる。
メインは今日はシャケにしようかな
冷凍をレンジでチン
その間に九瑠璃を起こそうと彼女の方へと歩む。