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第184話 英雄生誕か死出の旅路の両極端!!皆さん!!私は英雄になりますよ!!

『1543番シャーサ機!起動しました!』

”シャーサ、こちらも起動接続した”

「おっ対面にいるのはネス機か?」

「視点はたぶんシャーサ機ですわね?」

「というか…本当に趣味に走ってるな開発班…」

「…そのまんま…あんまりにもまんま」


『軍曹!実機!イイ感じです!』

”シャーサは白兵戦適性があるからなぁ”

『ドワーフでは少数派なんですよね?』

「たしか足手まといになるのを嫌って前線にはいないんだよな…」

「そもそも適性がないからなんですね…」


”俺らドワーフは小柄だからなぁ”

『赤狐将軍も小柄ですよ!?』

”それを覆せる気概の持ち主に適性があるんだよ”

『んん?どういうことです?』

”普通はビビっちまうものなんだ、相手がデカいとな?”

「ふむ、そういうことか」「あ~なるほど~」


『えっ!?格闘6脚やタックラーもデカいですよ!?』

”だからこそってわけだ、格闘6脚にもビビらず戦えるって適性なわけだ”

『白兵戦適性ってそんな単純なモノだったんですか…』

”まっだからこそ厄介ってわけでな、元が小柄な俺らは適正ある奴が少ない”

『確かにビビりながら戦い続けるには…厳しい戦場ですね…』

「そうなんですね…」「確かに毎日あの激戦でビビってたら…」「当然病むな…」


(ぴぴっ)

”おっシャーサ、右担当コンビの接続申請だ”

『了解であります軍曹!こんにちは!右担当のお二方!』

”シャーサ伍長殿!ルアン上等兵であります!よろしくお願いします!”

”トール一等兵っす!宜しくお願いしまっす!”

「なんかいつもと違うと思えば…」

「ダント軍曹も含め全員が音声のみだな…」

「ルアンさんが女性でトールさんが男性ってことしかわからないですぅ」


『ルアンさんにトールさんですね!よろしくお願いします!』

”オレはダント軍曹だ、元整備兵ゆえの階級だから気にするな”

””はっ!!了解でありますダント軍曹殿!!””

『ルアンさんが元操縦手なんですね~』

”はい!MタンクCに半年ほど乗ってました!”

『トールさんが砲手なわけですね~』

”はっ!!今回もブームの操縦を私が、砲手をトールが務めます!”

『配属1年に満たないとはいえ半年もあの戦場にいたのですね~期待します!』

””はっ!頑張ります!!””

「ほぼ新兵とはいえ最前線に半年いたってのは大きいな…」

「精神的にかなり濃ゆい戦場ですからね…」


(ぴぴっ)

”シャーサ、左担当コンビの接続申請だ”

『了解であります軍曹!こんにちは!左担当のお二方!』

”シャーサ伍長殿!ニアン上等兵です!よろしくお願いします!”

”アーネ一等兵です!宜しくお願いします!”

『ニアンさんにアーネさんですね!よろしくお願いします!』

「こっちは男性に女性か」「そのようですね」

”オレはダント軍曹だ、元整備兵ゆえの階級だから気にするな”

””はっ!!了解でありますダント軍曹殿!!””

”右担当のルアン上等兵であります!よろしくお願いします!”

”同じくトール一等兵っす!宜しくお願いしまっす!”

””はっ!!よろしくお願いします!!””

『ニアン上等兵が元操縦手ですね?』

”はい!MタンクCに5か月ほど乗ってました!”

『アーネさんが砲手なわけですね~』

”はっ!!ブームを私が、砲手をアーネが務めます!”

『お二人もあの戦場に5か月いたのですね~期待します!』

””はっ!頑張ります!””

「こちらも5か月か…」「ほんとに戦場経験者のみの構成ですね」


『では左右揃ったことだし仕事の割り振りを決めましょう』

”俺は胸部砲手と情報分析と各種タグ付けでよいんだな?”

「タグ付け?」

「うむ、脅威度、優先度、各種慣性情報などを表示付けする機能だ、

基本は自動だが状況に応じて閾値等を変更もしくは手動でしてやる必要がある」


『はい!軍曹はソレで!ルアンさんとニアンさんはブーム操縦と索敵ですね!』

””了解であります!””

『トールさんとアーネさんはブーム砲手しつつ情報分析にタグ付けですね!!

難しい事はありません!操縦手と砲手の役割をそのまま3コンビでやる!』

「やること自体はさほど変えてないのか…」

「操縦手の負担軽減があまりできていないような…」

「とはいえ…操縦手本人が動かすモノばかりだしなぁ…」


”そうだ、以前通り全員で全周を警戒する、ただし其々の意識正面が違うだけだ”

『私達は前方を正面!ルアンさん達は右後方が正面!ニアンさん達は左後方です!』

””””はっ了解であります!!””””

『思考加速中は思考入力メッセを活用しましょう!』

””””はっ!!””””

『では出撃まで600秒ほどです!その間に各部チェックをお願いします!』

””””はっ!!””””

「とはいえ…ある程度は意識を前に集中できるのか…」

「機銃だらけの骨董爆撃機みたいな感じだなコレ…」

「どうなんだろなコレ…」


『ネスさん!こっちは自己紹介終わりました!』

”こっちも終わりましたシャーサさん!1番機お願いします!”

『了解しました!まずは4機小隊に付かず離れずの方向で!』

”え?いいんですかね?2機で行動しなくて?”

『難しく考えてはダメですよ~2機は心細い!だから4機に付いていく!!』

”そうだ、そんだけのことだぞ”

”お二人がそういうのなら”

「んん?なにやら怪しい動きを」「わりとギリギリでは?」


『では出撃前にできるチェックはしておきましょう!』

”了解です”

『軍曹?どのくらい生き残りますかね?』

”よくて1/3くらいじゃないか?”

「えっ?」「そんな厳しい任務だったか?」「普通に試験ですよね?」


『ですよね~』

”流石に実戦してないだけあってなぁ”

『南方で…なにより第2500層ですからね…』

”その意味を実感してないんだろうなぁ”

『その点、戦場組は達観してますよね』

”この程度で逡巡するやつは志願してないしなぁ”

『聞いてる左右組の皆さんも理解してるでしょうが…』

”あぁこの試験は実際は戦場耐久試験だ”

『辻斬りを知る敵は!全力で!私達40機を迎撃してきます!!』

「あっ…辻斬りが40機扱いって」「そうとうに過剰反応されるんじゃ…」

”検証公案件は相当にヤバいって話は真実だったわけだ”

『英雄生誕か死出の旅路の両極端!!皆さん!!私は英雄になりますよ!!』

””””はっ!!ご武運を祈ります!!新たな英雄殿!!””””

『このチャンス!!絶対にモノにしてみせます!!』

「当人は超ノリノリ…」「生還できるんでしょうか…シャーサさん…」

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