第171話 起きるんです!!寝てんじゃないです!!なんで誰もCICにいないんですか!!
『…水鏡緊急警報でました』
『思考加速!詳細は俺とマイで確認する!他は手筈どおりに!!』
「その時が…」「また来たんだな…」
『…1番艦?…思考加速はいれた?…そう…そのまま指示待ちで』
『おう!2番艦!!思考加速いれろ!!いれたな?指示を待ってろ!』
『3番艦!!3番艦!!応答しろ!!3番艦!!思考加速だ!!思考加速!!』
『4番艦!!起きるんです!!寝てんじゃないです!!
なんで誰もCICにいないんですか!!』
「4番艦…」「魔法陣好きの4番艦…」
『モモ…4番艦は最悪遠隔操作で頼むー』
『了解です!!起きた!?起きろ!!起こせ!!
起きたら!!全員CICにいくんです!!急げ!!』
「混乱どころか寝てた…」「そりゃ激おこですぅ」
『やはり…非参戦組の爆撃軌道完全に読まれてましたね』
『どうやらそのようだなーう~ん4隻とも帰投させるか?』
『爆撃艦と母艦は全艦一時帰投になりそうですね』
『この水鏡情報みるにゲートに砲弾通す気だよなー』
『そうですね、12隻が対象のようです』
『仕掛けられた網自体は40か所、的中率3割だ」
「ふむなるほど、進路前方を塞ぐように展開な訳だ」
「狙うわけじゃなく壁を置くという事ですわね」
『厳しいだろうなーそんな彼らに使われた札の中身を』
『やはりしっかり見ることが重要です』
「どうやって狙い撃たれたか?だな」
「それがわからない事にはということですね」
『うん、4隻とも爆撃中止と即時帰投を命令、
帰投軌道は事前に準備してる軌道を使用だー』
『ショウヤさん、4隻に命令文発信しました』
『…1番艦…爆撃は中止…そう…即時帰投も併せて…戦隊旗艦命令よ』
『2番艦!爆撃は中止!んで即時帰投だ!!いいな?戦隊旗艦命令だ!!』
『3番艦、爆撃は中止して即時帰投だ、戦隊旗艦命令だからな』
『承認おりました!4番艦の遠隔操作入ります!帰投軌道への遷移開始!』
『これでウチの戦隊はひとまず安泰だなーみんなおつかれー』
『…私はさほど』
『俺もだな…』
『俺も…まぁ…』
『4番艦め!!どうしてくれよう!!』
『まぁまぁ…モモちゃん…ほどほどにな…』
「怒ると怖いモモちゃん…」
「周囲が思考加速中に寝坊は戦力外になるんだな…」
『対象の12隻とその母艦3隻は…混乱してます』
『そうかー思考加速オフでー』
『…もう見守ることしか…できません』
『他戦隊のうえ、所属拠点艦も違います、遠隔操作はできないです』
「そりゃそうか…直属の上官班くらいだよな…」
「それも承認制だったみたいだし…」
『大半の戦列砲艦が小ゲート展開位置に指向を始めたな』
『この12隻…参ったな割とマシな爆撃軌道だった筈だぞ』
『今狙われてる面々より!!ダメダメだったのは36隻です!!』
「1撃じゃ終わらん可能性が…」
「遥か遠くから爆弾投下してただけなのに」
「ゲートで狙い撃たれる…」
『…この12隻を狙えるなら…隠密爆弾の最終軌道と突入速度は』
『そうだなタマキ、ほぼ正確に掴んでいる筈だ』
『だが…迎撃自体は一切できていなかった』
『そうなんです!!トウジくん!!つまり事後に算出です!!』
「方法は別として相手が何ができたかですわね」
「そして何ができなかったか…か」
『となるとだ…爆撃艦の爆撃軌道は頻度間隔から逆算されたか?』
『…となればそこから母艦の軌道も』
『まずいな…そこまでは見てなかったー』
『母艦の公転軌道履歴を出します』
「芋づる式に母艦まで…」
「…その時は突然やってくる」
『どうだー?俺には大丈夫そうに見える』
『…問題ない』『全く被らないな』『俺達は問題ないが…』
『ダメダメ組…母艦塊ってるです…』『気づきませんでした…』
「なんてこった…」
「母艦10Gしか出ないんですよ…」
『マナドライブで退避すれば躱せる…よな?』
『…たぶんそのまま前だと…ダメです』
『直進コース上にマナドライブ迎撃用のゲートが展開予定だな…』
「そんなとこにも生死分岐点が…」
「殺意高すぎる…」
『通達と警告はー?』
『12隻と3隻、36隻と9隻、どちらも出てますね』
『強襲独行艦と参戦組の拠点艦からです!!』
「行動に移せるかどうか…」
「これだけ怒涛かつ殺意しかない展開で…」
「自艦自班だけでなく麾下に4隻4班なんだぞ…」
『12隻…間に合うか?』
『いえ、ゲート展開の方が早いです』
『…いま展開…マナドライブチャージング中の艦は…いません』
『戦列砲艦一斉射だ』
『これは…無理だな…12隻とも網の中だ…』
『4隻が電磁波吸収を切って主砲で迎撃するようです』
『せめてもの抵抗か…』
『くっ…12隻とも被弾爆沈だ…』
「母艦組にはきっつい展開だな…」
「一瞬で部下を全艦ですぅ…」
『…水鏡緊急警報です』
『マナドライブに入ってる艦はいないのか?』
『…現時点では…まだいません』
『ゲート展開所要時間は30秒だったぞ…』
『確実に位置バレするからって踏み切れないのか…』
『たぶんパニックなんですよ…動けないんです!」
「こうなるかもと考えてた面々とは…」
「こうなるとは全く思ってなかった面々なんですよね…」
『…水鏡…ゲート展開位置でました…残念です…』
『3隻と36隻に9隻…全部できたか…』
『戦列砲艦が細かく射線調整してる…』
『おそらく!先の12隻の戦果確認結果を!反映してるんです…』
「そうかゲートであると同時に…」
「アンテナでもあるんですね…」
「元が同一ですものね…」
『いま…デッドラインを超えました…マナドライブは間に合いません』
『…全艦…絶望的です』
『48隻と12隻か…非参戦組の2割だな』
『ゲート開きました、戦列砲艦射撃開始です』
『非参戦組で現在爆撃任務中の半数にもなる…』
「タイムオーバー…」
「動けなかった…」
『どうだろうなーこれは全員とはいかないんじゃないか?』
『私達の時とはだいぶ違います…』
『真の意味で一網打尽だったからな…俺らは…』
『どうしても他人事になる班はでるだろうな』
「努力不足、自業自得と考える班はでるか…」
「実際にソコを狙い撃たれたわけですし…」
『全艦被弾…爆沈です』
『…母艦が鈍足で…4隻と1隻だということが…バレました』
『爆撃艦が突撃艦より小さい小型艦であることもだ』
『ひっくり返された伏せ札が致命的だな』
『おそらく!爆撃軌道使い捨てはもうできません!』
『全班でやれば似たり寄ったりになるだろー』
『どう足掻いても軌道を読まれ始めるな』
『全班で生贄くじ引き!するようなもんですね…」
『…おそらく…隠密爆弾…最終的に封じられます』
「哨戒艦に続いて爆撃艦も…」
「1撃で存在価値を破壊されたな…」
「またも本格量産に入れない…」




