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6;最終章

「僕は魔王か?」

「神王だと思います」


現ミゼット商会の執務室、前は連合軍司令官の執務室

「記事にはそう書いてありますがね。」

秘書がそう言った。



戦争が終わって、連合軍が持て余した宇宙要塞の殆どを、買い占めたミゼット商会。

そのまま、中央要塞を起点に50はある要塞を含めて独立した。


宇宙の起点を買い占めたようなもので、資源豊富な火星と、移住先の月を結ぶ航路にミゼット国が存在していた。

ミゼット国を通らないと宇宙に行けないのだ。


「こんなに通行料格安にして、ラスベガスに負けない娯楽施設を作って、宇宙航路の速度を10倍にして、物流をスムーズにしたのに、酷い言われようだよなぁ・・・」


「海賊を壊滅に追い込んだからでしょう?」

「・・・海賊なのになぁ・・・一般の僕んとこの航路使わない船を守ったのになぁ・・・僕、もういんた 「仕事しましょう」 い!・・・」

「まだ26でしょう?引退など、お子様もまだ小さいですし」

「プラモ部門に・・・」


さとるの言葉は聞こえなかったようにスル―された。


「すごーい!本物の”武蔵”だ」

「おにいちゃん凄いね、私たちが動かしてるんだよ」


中央要塞改め”ミシェル国”の衛星に体験型アミューズメントパークから

補助員付きの、簡易起動型”武蔵(改)”に小学生の兄弟が乗っていた。


「上手だね、二人とも」

「シュミレーションと同じだ~すごーい」


3日間のコースで最後、本物に乗れる体験型アミューズメントパークは大人気


宇宙遊泳オリエンテーリングも、学校の遠足に利用されている。


一代観光産業となっていた。


その中ひときわ証明がきらきらしている一角があった。


「リアルバトル大会の始まりだ!」

「ワー!!」


本物の人型軌道兵器を使ったバトル大会も、戦争が無くなった人々の闘争心を抑えるのに役立ったいた。


「自分で考えた大会でしょう?そんなつまらない顔しないでください」

秘書に言われても、むすっとしているさとる


貴賓席で国代表として大会の様子を見ているが、

「あそこで自分で、プラモ売りたい」

売店を見て言った。


『さぁ!決勝戦は火星から来た戦士!リリカド!そして対戦相手は、英雄ミカサだ!』

「ぶぅっー」

飲んでいたお茶を吹き出すさとる


「ミカサ?」

「聞いてなっかったんですか?」

「子供は?あずける話聞いてないぞ!」

「コックピットの映像流れます」


「・・・・・」


絶句するさとる


「美羽ちゃんですね後ろに乗っているの、

抱っこ紐で抱きかかえてるの、 悠馬くんですね・・・さすがミカサさん!」


「感心するとこか!?・・・美咲のあの3歳にはあるまじき闘志!目がぎらついてる・・・・」

「死者も出る大会で、幼児と参加できるのは奥方だけですね・・・」

「目が遠くを見てるぞ」


秘書が後始末の事(とくにマスコミ対応)に頭が痛くなるのだった。


「悠馬くんのご機嫌な声が聞こえます・・・私が抱いても泣き叫ぶのに・・・・」

「秘書・・・お前僕の子供らになぜか嫌われてるもんなぁ・・・・」




「きゃきゃきゃっ」

「ママ!射撃は任しとくでちゅ」

「たのんだわよ美羽!」


もちろん!ミカサの圧勝!美羽の射撃の正確さはミカサ以上だった・・・・


複雑な顔でトロフィを渡すさとるだった


「パパ!美羽凄い?ねぇ凄い?」

「ああ、凄い凄い!」

「今度パパと戦う!」

「後12年経ったらな・・・」

「え~」



「技術部呼んでくれ・・・・ミカサの機体にチャイルドシート付けといて・・・・さすがに抱っこ紐はまずいだろ」


「え~!?そこ?」






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