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橋の彼方  作者: 千里空
エピローグ

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後書き

どうも、『橋の彼方』の作者千里空です。

一応言っておきますが、中国人です。日本に一度も行ったことがありません。今はアパレル関連の仕事をやっています。

『橋の彼方』という物語は今から十年前、2014年に書き始めた物語です。ちょうど僕が大学に進学して、暇は持て余していなかったけれど、毎日二時間くらい作って、一年半程かけて書き上げた物です。

奇しくも小説の主人公と同じように、僕の最後の完成した作品になります。というのは、書いている当時、ほとんど物語への情熱と、心の中に僅かに残る愛や希望の欠片をかき集めて全部この作品に注ぎ込んだのです。その後は心の揺れ動く方法を忘れたので、新しい物語を生み出せませんでした。

振り返ってみれば、自分は何を言いたくて書いたんでしょう。

始めは些細なきっかけでした。ヨスガノソラというアニメを見て、双子の話を書いてみたいと強く思ったのが最初のきっかけでした。自分は高校の時から日本のアニメや小説など、色んな物語を心の養分としてなんとか生きながらえてきたんですから、好きな作品の要素を自分でも意識しないうちにこの作品にねじ込んだのかもしれません。

例えば主人公とヒロインの関係はヨスガノソラの双子の影響で、二つの世界の設定は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に触発されたと考えられます。章やエピソードのタイトルにも分かりやすく出ていますが、『輪るピングドラム』や『きみの知らないところで世界は動く』など、実に多種多様な物語に影響されて、それらを自分の作品の中に入れておいたのです。

この作品を日本語に書き直した後、次にと、高校の時に書いた小説を読み直してみたが、痛い文字と脳天な展開で恥かしくて書き直す途中我慢できなくなり、諦めました。その点において、この物語は今まで書き上げた物の中で一番完成度の高い作品だと思いますので、自分が一番納得している作品と言えます。書き上げて数年経っても、この物語はなお心の中に生きて、時々反芻するようにディテールを思い出して吟味してきました。

物語の構造的に、霧の世界のエピソード(主人公K)だけ抜き出して、現実世界の物語を読み終わってから霧の世界の物語を読み始めるのもありだと思います。本編通り視点を交差させて物語を進行するのも、ある種シンクロ効果があるから、違った楽しみもあると思います。とにかく、読み返っても何か新しい発見がある物語を目指して物で、伏線をそれなりに敷いてきました。それを読者に気付かれる事に期待しています。本編では伏線はほとんど回収しておりますが、一つだけ、最後まで明らかにしなかった物があります。それは懐中時計の示す数字の意味です。作者としては、読者の当てられれば嬉しいです。

最後まで読んでいる人はどれくらいいるかはわかりませんが、ここまで読み上げてきた皆さんに感謝します。よろしければ感想ください。何分日本人じゃない人が書いた物語なので、誤字とか、文法的に変だとかも構わないので、コメントして頂ければ幸いです。

以上です。これから気まぐれに書いていこうと思います。また縁があったら、会いましょう。

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