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第三百四十九章〜異変
お風呂上がりに書かせていただきます。突然の電話わ不吉なものであった。幸司の通う学校の担任からだ。幸司の身に何かが起きたという…。果たして……。
翔子は咄嗟に掌を口に当てた。
━━幸司の身に何かが起きたのだ。瞬間的にそれを悟った翔子は、思わず声を荒げた。
「もしもし、担任の先生でいらっしゃるのですか?幸司の身に何か起きたでしょうか?一体何が?」
担任の名は、楯岡といったさだろうか。その楯岡らしき女が、息を荒げているのに気づいた。きっとどこからか走ってきたのだ。
「幸司君が、体育の時間に……」
「ええ!」
翔子は思わずそれだけで驚いた。
「落ち着いて下さい。お母様。お気持ちはやかりますが」
「………」
『体育の時間にで跳び箱を跳ぶ練習をされてました折に……』
「ゆっくり話さないで早く教えてくださいよ!」
翔子は少し怒った。楯岡は、申し訳なさそうに続けた。
『はい。手の突きどころを間違われたようで、骨折をなさってしまったのです』
「骨折?何処を?」
心臓が高鳴っていた。声が怒っていた。自分でも八つ当たりだとはわかっていたが。
『そんなに大袈裟なものではありません。膝です膝』
「充分大袈裟なものですよ先生!」
お読みになっていただきました 誠にありがとうございました。




