第三百十九章〜長渕茜の入れ替わり
おはようございまふ。遅くなってしまいました 申し訳ございません。させていただきます。あなたの登場人物の登場です。もうどんな展開になっていくのでしょうか?乞うご期待!
「わたしは長渕茜と申します…。いえいえ、ですからあちらの人の名前も何も存じ上げませんわ」
茜は繰り返した。
「ですがね、今の貴方はどう見ても中年の頭の禿げ上がった男性の姿をしているのですがね」
警視庁代々木警察署所属の警部である米山徹が子供に教え諭すかのように言った。
「ですからそれは…」
茜は泣きそうになった。
「ええ。わかっていますとも。これは、入れ替わり現象なのでしょう?」
米山警部が微笑んだ。
「そうです!そうなんです!そうだと思います!そうとしか思えないんです」
茜は、ようやく安心したというように息をついた。
そして、デスク2つ分離れた席に座らされている自分自身の姿に目を遣った。
真っ白いロングスカートのキャミワンピは、彼女を清楚なお嬢様のように見せていた。長いスカートの、裾から、白く細い足首と、黒いピンヒールが覗いていた。
しかし、その体を赤の他人が占有しているというのが許せなかった。
「いやしかし、これは元に戻して差し上げなければなりませんな。今のところ長渕さんは一方的に被害者であられます。ですからご心配なさらずに。我々がきっとお姿を元に戻して差し上げますのでね」
それを聞いて、茜は漸く安心できた。
になっていただきまして誠にありがとうございました。




