第百九十五章〜再びキャンパスへ
書かせていただきます 少し時間がかかってしまいました。蘭馬はやっぱりキャンパスライフにも挑戦いたします。よろしくお読みになっていただけましたら幸いです。
周りにいる学生たちの目がどこか冷ややかなような気がしてならなかった。気のせいかもしれない。心なしかもしれない。
しかし、ともかくも彼の中に罪悪感というものがないわけではないのだった。お金のためと割り切ってもいる。でも、このままでは 本物の恋をすることができないのかもしれない。人を愛することはできないのかもしれない。
蘭馬の気持ちは複雑だった。だけどお金がなければ生きていけないのも事実なのであった。そこに葛藤があった。
そして、一度覚えた男遊びは 簡単に忘れられるようなものではない━━。
蘭馬は白鳥夏美として、1時限目の仏文学概論の講義に出た。
夏美の顔見知りが出席しているのかどうかは知らなかったのだが、親しい中だとしたら向こうから何か言ってくるだろう。そう思っていた。実際そうだったのだが。
「捕まったんだって?派手にやるなあ。え?」
と、チャラい男子学生が言い寄ってきた。蘭馬は無視するつもりでいた。
「2万でどお?」
「キスだけでちくら?」
「生でいきたいんだけどなあ」
男たちのの変態ぶりは、由々しきものだ。かと言って女学生なら理会があるかといえばそうでもない。まるで汚いものでも見るかのように 横目で見てそっと 通り抜けて行ってしまう。そんなものだ。
「いくら?」
図体のでかい男が言ってきた。蘭馬はそいつの頬を強く張ってやった。
まあ、理解者はきっといつから現れるわ……。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次も書かせていただきます。




