第百四十一章〜お化粧
用を足しながらの執筆でした。お時間かかってしまいました 申し訳ございません。ようやく 投稿できます。お湯になっていただけましたら幸いです。
前を急げ━━。刻一刻と事態は悪い方に向かっているとしか思えなかった。それでも、なんとしてでも、奴らを、マスコミどもも含めて、騙くらかさなければ、ならないのだった。奴らは平気な顔して人の家に土足で上がり込む。
このアパートだって 見つかりたくはない。いつまでも しかし、見切りをつけずにここに留まれば、いずれ 一網打尽にされてしまうだろう。
しかもここは、隣人にすでに見つかっている。だから、ここにいては、いずれ晒される━━。
夏美がお化粧の準備をしている。
お化粧水、乳液、保湿ジェル、トナー、UVカットクリーム、ヒアルロン酸ジェル、ホホバオイル、エマルジョン、コンシーラー、ベースメイクファンデーション、ファンデーション、ルースパウダー、パウダーチーク、リキッド・アイライナー、マスカラ、口紅、リップグロス……
おびただしい数と種類の美容用品とメイク用品がサイドテーブルの上に並べられていった。
蘭馬には自分独りでこれらのものを使い熟せる自信はなかった。
「いこっか。わたしの真似して。わたしの次にやってみてね」
夏美が言った。妙に声が明るかった。
まず、化粧水や 美容液 乳液でお肌のベースを作った。ジェルもUVケアもして、最後にオイルをこっとんで叩き込むと…、しっとりと潤んだ肌が出来上がった。
そこに順番にメイク用品を使って飾ってゆくのであった。
「使いやすいリキッドファンデーションよ。パウダリーよりは初心者にも扱い易い筈。」
「できる限りむらなく満遍なく、塗り残しなく、ね」
「あとはファンデは薄づきで。そうじゃないと塗りました、って感じになるからね」
「すべては薄づきで。これはかなり高級なブランドの物だから、薄くてもカバー力はあるのよ」
「アイライナーもマスカラも目に入ると痛いよを。気をつけて」
あれこれ言われながらも、次第に蘭馬の顔は変化していった。自分でも 見違えるほどのクオリティで。これなら行けるかもな。そう思った。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次の書きます 急ぎます 許しください。




