第百四十二章〜出発
書かせていただきました。早速 投稿 いたします。今日は用事が重なった上に体調が非常に良くないのでなかなかかけませんでした。頑張って書きますのでよろしくお願い、。
夏美直伝の変装メイクによって別人のように化けた蘭馬と夏美は、音を立てずにドアを閉め、外へと繰り出した。
夜明け直後である。この時間なら通行人も少ないだろうし、かと言って始発電車あやバスが走ってないような時間というわけではない。最も 隠密性と機動力を発揮できる時間帯だと2人で決めたのだ。
二人でそれぞれ決め合った相手の名前はといえば、蘭馬の見た目をした夏美が龍、夏美の姿をした蘭馬が、夏となった。
さっきから龍は、天に向けて立てた人差し指を鼻の頭に軽く触れさせて、静かに!のジェスチャーをし続けていた。
通りに出る前には必ず、 角にある壁や塀や生垣の影から頭だけ出して慎重に覗いた。
向かっているのは、平井の家であった。平井は1人暮らしと言っていたし、部屋は清潔に保っているらしいから、隠れ家としては適当だとおもわれたのだ。それに、入れ替わりの秘密を知っているという点でも都合はよかった。根拠はないが信頼できそうだし、何よりも蘭馬とは一度、お互い入れ替わっているから、何となく気持ちが通じるような気もするし。2人は、小走りで移動した。夏はピンヒールを蘭馬の部屋に置いてきた。
移動中にに明らかに 足音が目立つし、何より走るのに苦労するからだ。代わりに自分のナイキ製シューズを履いてきたのだ。
「急ごう。夜が明けるとやりにくくなる」
龍が呟くように。夏は頷いた。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




