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第百三十七章〜強く
書かせていただきます。宜しく御読みになって出かけましたら幸いです 眠いです。コーヒーでも飲みます。お楽しみいただけますように。
夏美はスマホのボリュウムをかなり小さい方にしていた。額と額をぶつけ合うようにしながら小さいディスプレイに見入った。
【ニュースの時間です。短くニュースをお伝えいたします。最初のニュースです…】
ふたりは顔を見詰め合った。
【本日、ドイツで行われたG7、主要7カ国首脳会議では、イタリア側が……】
━━トップニュースではないようだ。例の入れ替わり失踪事件はね…。
夏美が独り言のように言うと蘭馬はいやあ、と言う様に、両掌を使って顔を覆っていた。
夏美にとっては、怖い物見たさ的な好奇心が勝っているようであったけれど。
━━どうやったら夏美のように強くなれるのだろう彼はこっそり 考えた。それでもその答えは出なかったのだが。
お呼びになっていただきまして誠にありがとうございました。




