第百二十章〜初仕事
書かせていただきました。そこなりまして申し訳ございません。いよいよ 彼の初仕事です うまくいくのでしょうか?警察の捜査はどうなっているのでしょうかる楽しみくださいませ。
ホテル街を男のひとと一緒に歩くのは、とても優越感に浸れる行為だ━━。
蘭馬はそう思いながら歩いた。きらびやかなネオンサインが、2人を照らしているようだった。どのホテルに入るかは、彼が決めた。エントランスに入る直前に彼は自分の名を告げた。
「槍岡」
とだけ言った。どうせ偽名だろう。ヤリたいというだけの偽名だ。蘭馬は名乗らなかった。
壁に埋め込まれた電光 掲示板のような機械で部屋を選ばせてもらった。バスルームが豪華そうなお部屋を蘭馬は選んだ。無言のまま エレベーターに乗り、5階を目指した。槍岡には余裕が感じられた。どうやら女慣れしてるような気がする。ただの第一印象だけれど。
部屋に入るといきなりベッドに寝かせられた。その上から覆いかぶさるように抱いてきた。
「重い…」
と蘭馬は訴えるが、聞き入れてはもらえなかった。彼は紺色のスーツ姿だった。そのまま行為に至るとスーツが汚れてしまいそうだ。なので、
「ちょっと待って。お洋服はハンガーに掛けましょう」
と、制した。
「先にシャワーを…浴びたい」
懇願した。蘭馬は、長い距離を歩いてきたので自分が汗臭いと感じたのだ。ディオールの香りも、活きていない。それは悔しいことだった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




