第百七章〜まさか…
書かせていただきました。本日最後の投稿となると思います。お薬を飲んで眠りに就くだけです。1日 お付き合いくださいまして 誠にありがとうございました。ではまた明日。おやすみなさいませ。
蘭馬の心臓は止まりそうになった。
そこには、発信者【夏美】とあったのだ。
思わず 周りを見回した。尾行して来てどこかに隠れてこちらの様子を窺っているのではないかと思ったのだ。
しかし、夏美(今は蘭馬の形をしている筈だが)の姿は見当たらなかった。
━━では何処に?
すると、飯田が言った。
「出たら?出て良いよ」
その一言によって、着メロがまだ鳴り続けているのを知った。
彼は唾を飲んだ。応答ボタンをタップする。
「はろ」
嫌味かという程、普段通りの声が返って来た。
蘭馬は相手に第一声を発せさせない手を選んだ。
「何処かで見ているのか?何処だ?」意外に声が大きく出てしまったので、飯田も驚いたような顔をしていた。蘭馬は声を潜めた。
『今何処にいるの?っていうか、何言ってるの?あたしが見ている、ですって?さあ。それは知らないけど。でも、そう言うってことは何かやましいことでもしてるのね?』
「違うよ。後で電話する。今講義中なんだ。またな」
一方的に通話を切った。飯田はまだ 不思議そうな顔をしている。
蘭馬は、彼を安心させる為にその手を固く握った。
「何?誰だったの?」
彼が尋いてきた。が、蘭馬にはその場を誤魔化すいい訳は思いつかなかった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。また、明日よろしくお願い申し上げます…




