el mariachi -epilogue-
ただのエピローグです。
「うわ・・・ビショビショじゃないですか。」
円城が迎えに来た時、乙鬼は雨でずぶ濡れになっていた。此の方1時間半、乙鬼は傘も差さずに円城の迎えを待っていた。その結果、着ている衣服全てに雨水が吸い込み、歩くたびに大量の水滴を落としている。
「うるさいな、傘持って行き忘れたんだよ。」クラウンの後部座席に乗り込みながら、乙鬼は返した。
「傘持って来なかったんなら買えばよかったのに。」真っ先に頭に浮かんだ疑問をぶつけた。
乙鬼は一瞬う、と言った後、頬を赤らめて黙り込んでしまった。
「まさか・・考えなかったんですか?」
「ちがうよ!!」バツの悪そうな顔をしながら乙鬼は否定した。
「・・・・・・・・・・・・・財布家に忘れてきたんだ。」恥ずかしそうに、乙鬼は白状した。頬がますます赤くなり、林檎みたいになった。
「・・プッ!あははははははははははははははははっ!!」手を叩きながら大声で馬鹿笑いする円城を憎たらしそうに睨む乙鬼。顔全体が真っ赤に染まってしまった。
「あららぁ、自業自得ですね☆」乙鬼は何も言えなかった。
「とりあえず、防弾チョッキ脱いだらどうです?」乙鬼は雨水をたっぷり吸い込んだ防弾チョッキを外した。胴の辺りには3つの穴が開いていた。乙鬼はそれを足場に放り投げた。
「・・・ヘックシュン!!」乙鬼は大きなくしゃみをした。
「へ・・ヘックシュン!!!」寒気がし始めた。鼻が止まらなくなった。
「え・・・円城・・・僕熱・・ある・・・かも」
「あーあ、感染さないで下さいよぉ。」
雨の道をクラウンは巡航していった。
なんかつけてみた。つけなかったほうが良かったのかな。
エピローグとは言えども物語はまだ続くから安心してくらはい。




