121.水から、巡る物語① 〇★△
西の海を越えた先での仕事は、思ったより早く片づいた。
ウダウダやりあってた現地精霊どもと人間どもの話を聞いて、ちょびっと水を使って理解らせて、あとは現地の連中で何とか出来る形にして引き渡した。
いつものことだ。そもそも俺の海の管轄じゃないし、手を出しすぎれば、俺がいなくなった後に回らなくなる。やめよう、属神的な業務体制。
本来なら、帰り道はもう少し北へ回る予定だった。
前に「近くまで来たら寄る」と言っていたから、西北の海の黄緑五号――それがし野郎のところへ顔を出すつもりだった。
仕事でも用事でもなく、「最近どうよ」と話して、暇ならその辺をうろついて帰るだけだ。
外洋なら人目なんかほとんどないので、海中を突っ切れば陸路なんか比べものにならない速さで移動できる。
その寄り道プランは、無しになった。
(あーあー……)
隣を歩く男の手を握ったまま、心の声で盛大に溜息をついてやる。
(それがしの奴、あとで絶対面倒くせぇ感じになるぞぉ)
(落ち着いてから改めて訪ねればいい)
俺が精一杯ジメジメ感を出してやったのに、鼻歌でも歌いそうな軽やかさで答えてきやがった。
(お前が言うな、お前が。誰のせいだと思ってやがる)
街道を行く人間には、俺たちはただ手を繋いで歩いている夫婦にしか見えない。
今の俺は言葉の不自由な異国の女イズミで、隣のこいつは旅人のアルトリウス。
この設定も、もうすっかり板についた。
昔は「妻」設定を堂々と口にされるたび噛みついていた気がするが、今さらそこへ文句をつける気はない。
実際に夫婦なんだから、虫除けとしても説明としても手っ取り早い。
問題は、今回の寄り道を中止した理由だった。
腹の中に、俺ではない水がある。
そう、まただ。
ミュカレの時みたいな分かりやすい反応はないけれど、いい加減なんとなく分かるようになってきたので、自分会議を開いて確認してみたら、案の定、大当たりである。
(あいつに連絡したらさぁ、『……左様か。承知……』だぞ。あれ絶対、気にしてるぞ)
(そうだろうか)
(そういう奴だろうが。あいつ、自分からは『次いつ来る?』とか聞かねえじゃん。
聞かねえのに深海でずーっと待つタイプじゃん。だからこっちが察してやんなきゃ駄目なんだって)
(では、帰った後で次に訪ねる日を決めて伝えればよい)
(正論は分かってんだよ。俺はお気持ちの話してんの)
アイオリスは少し考えてから俺の手を握り直した。
(……君は、随分あの方のことを理解し、気にかけているのだな)
(お前までジメってんじゃねえ! そういうとこがお前と同じタイプだってんだよ!
無口だし、生真面目だし、湿度高いし……水深と性格の暗さって比例してんのか?)
(私に似ていることと、水の深さは関係ないだろう)
こいつは昔から、こういうところだけ妙に理屈っぽい。
相変わらずキラッキラのツラをしてやがるのに、中身はジメジメのズッシリだ。
こんな野郎に付き合えるのは俺くらいのもんだろう。
そんなやり取りをしている横を、細長い荷船がゆっくり追い越していった。
街道と並ぶ水路は小舟がすれ違えるくらいの幅があり、樽と麻袋を満載した船が、一定の速さでゴルディウム方面へ流れていく。
少し先には取水場があって、旅人が革袋を満たし、荷馬が首を伸ばして水を飲んでいた。
その脇から細い水路が農地へ分かれ、畑の間を何本も走っている。
本当はあの水路に飛び込んだ方が断然速いんだが、人目もあるし、船をひっくり返しかねない。
人間に化けて旅をしている以上、周りに合わせる必要があるし、こうして人間どもの暮らしを眺めながら歩くのも、旅の楽しみの一つではある。
しばらく進むと、今度は前方から重い車輪音が聞こえてきた。
道を歩いていた人間たちに倣って端へ寄ると、ガタゴトやかましい大型の陸上帆走車が見えてきた。
左右に並べた二台の四輪車を太い梁で繋ぎ、中央に板張りの広い甲板を載せている。そこへ積んだ樽や木箱の隙間に、旅人や行商人まで座っていた。
帆柱には何枚もの帆布が張られていて、風がほとんど吹いていないのに、帆はしっかりと膨らんでいる。
高い座席にいた魔術師が、帆柱の上を飛ぶ空の精霊へ両手で合図を送ると、精霊の方も短く手を動かして返し、くるりと身を翻した。
次の瞬間、帆がパンと張り詰める音がして、双胴の車体が速度を上げて俺たちとすれ違い、後方へ遠ざかっていった。
(なあ、今日、人多くね? 甲板ぎゅうぎゅうじゃん)
(ゴルディウムで荷を下ろしてきたのだろう)
(荷が少ないから人間積むって、客をバラスト扱いすんなよ)
(空荷に近いほど料金が安くなる。乗る側にも利はある)
(あれ、ゴルディウム行きのやつは、運賃が倍以上するんだっけか)
(祭りの時期は更にだ。今回は特に高騰しているらしい)
空荷に近いほど横風を食らったとき危ないから、二つの車体を横に繋いで踏ん張りを利かせ、それでも軽い時は人でも荷物でも積めるだけ積んで重しにする。
発想はまあまあ合理的だが、まず、陸上で帆船を走らせるという発想がおかしい。
初めて見た時は、どの界隈にも変人がいやがるんだなと感心した。
あれを走らせるには、空の精霊と契約した魔術師が必要なので、個人で持てるような代物じゃない。
付き合ってやる精霊も、大概物好きだが、まあ、この世界らしいっちゃこの世界らしい。
街道の向こうでは水車の大きな輪が回り、そのさらに上の丘には何基もの風車が見えた。
水車のところでだけ妙に流れが速いし、風車も周囲の木々より強い風を受けている。
その近くを、小さな精霊たちが行き来していた。
空の奴らの機嫌は知らんが、水の連中はまぁまぁ楽しそうだからヨシとしておく。
仕事の邪魔しちゃあ悪いから、イズミールはクールに去るぜ。
街道を行き交う荷車には、材木、樽、金属製品、布、紙束、果物なんかが積まれている。
精霊の力を借りて水路や帆走車が働き、人と物と金が巡って、町が大きくなる。
精霊同士で揉めたり、人間が契約を雑に扱ったりして、帆走車が道の真ん中で立ち往生なんてこともあるが、それでもなんやかんや回っているなら、まあ上出来だろう。
※※※※※
昼を少し過ぎた頃、俺たちは街道沿いの宿場へ入った。
宿場というか、もう街道に張り付いた町って感じだ。
街道側には旅籠や食堂、茶屋、酒場、厩、商館が並び、向こうの水路側には船着き場や荷揚げ場、礼拝所がある。
祭りへ向かう人間が多いせいか、どこも普段より混んでいる。
とくに礼拝所は花やら飾りで入り口が埋もれていて、営業妨害レベルだ。
誰かしら神官が詰めてるんだろうが、頑張ってくれと祈っておいた。
歩き疲れることのない身体だが、休まずに歩いてるのを誰かに見咎められると面倒だ。
旅人は意外と他の旅人の様子をよく見ているし、覚えているもんだ。
他の人間たちの真似をして、適当な酒場兼食堂で一休みしていくことにした。
中は人でいっぱいだった。
長い卓には荷運びの男たちが肩を並べ、椅子の下へ袋を押し込みながら皿を回している。
忙しく働く店員の手には、料理の皿か飲み物の器が必ず載っていた。
壁際の席へ落ち着いたところで、前掛けをつけた若い女が来た。
「□□□□□、□□□□□□□?」
たぶん「ハッピーセットはいかがですか?」とか、そんな感じだろう。
この辺ならたぶん通じるだろうと思い、片手を上げて指を動かす。
女は頷き、同じように手を動かして返してきた。
《飲み物と料理は何がいい?》
斜め向こうの卓へ運ばれた器が目に入った。
薄い褐色の液体の中を、細かい泡がひっきりなしに上っていく。
客の男は待ちきれないように受け取り、勢いよく喉へ流し込んだ。
ああ、しゅわしゅわ……俺のしゅわしゅわ……。
《飲み物だけでいい。おすすめの果実水、薄めで》
俺も指を動かして、店員の女に応える。
腹ん中にガキがいるんだから、しゅわしゅわはしばらく自粛だ。
生まれる前から、しゅわしゅわを覚えたら、雨が降ったくらいじゃ満足できないハイな水になりかねない。
「私も、妻と同じものを」
注文を受け取った女が奥へ向かったのを見て、アイオリスの手を掴む。
(畜生。飲めねえ時に限って、選り取り見取りで置いてやがる)
(我慢するのだな)
(当たり前だろ、するわ! ハッ、お前もしばらくはお預けだからな! ざまぁ!)
(君に愛を伝える方法は他にもある)
(こわ……)
相変わらず、俺に対するレスバの火力が高すぎる。
腰から下に余計な感覚が出てきそうになったので、即座に意識を逸らす。危ねえ。
それ以上やり合うと、また流されそうになるので無視。戦略的撤退ってやつだ。
手持ち無沙汰になったので周りの席を眺めることにした。
隣の卓には、ミディアムレアくらいに焼いて茶色いソースをかけた肉の塊があった。
何の肉かは知らんが、添えられたパンも白くて柔らかそうだ。
その向こうには、細く切った根菜らしきものが山盛りになっている。表面のザラッとした感じからして、たぶん揚げ物だ。そうそう、揚げ物にはしゅわしゅわだよな、分かってるじゃねえか。
(街道沿いの町だと、食用の油も結構行き渡ってんだなぁ)
(種から搾ったものだろう。前の町にも、同じ印のついた樽があった)
アイオリスが厨房の戸口に並んだ樽を示した。樽の印まで、よく覚えてんな。
奥の卓には、黒っぽい殻から何本も脚が出た何かがあった。
エビやカニというよりムカデ寄りで、だいぶキモい。
(……何あれ。虫?)
思わずアイオリスへ視線を送る。
(この辺りの川辺で獲れるものだ。殻の中を食べる)
(おい、虫なの? 虫なんだろ?)
(味は悪くない)
(食ったことあんのかよ!)
客は平気で殻を割り、中身にかぶりついている。
カニ的ポジションなんだな、たぶん……。隣の男も酒を飲みながら黙々と食っていた。
食える食えないは今さらどうでもいいが、あれだけはノーサンキューだ。
肉や食用油が普通の宿場まで行き渡っているんだから、人間どもの間で食い物がちゃんと回ってるんだろう。
そんなことを考えていたら、女店員が二つの器をテーブルに置いて、指を動かした。
《果実水は一杯六キーロね》
なるほど、その都度払いか。手間は増えるが分かりやすい。
それにしても、海の向こうなら宿代に届きそうな値段だ。
祭りに便乗した値上げまで乗ってるんだろうが、ゴルディウム周辺はだいぶ高い。
支払いを済ませて、薄黄色の果実水が入った器を手に、一口飲む。
当然、うまいもまずいもなく、水と一緒に糖分やら果汁やら細かい繊維やらが流れ込んできる。
はい、浄化、浄化。ごちそうさん。
人間のふりをするために金を払って不純物を混ぜ、即座に消す。
改めて考えると無駄な行為だが、水分は俺になるわけで、むしろ人間より有効活用になるか?
(だいたいさぁ、毎度毎度、旅がいい感じに乗ってきたところで仕込むなよ)
(君も望んでくれていたからこそだ)
(それを言うなぁ!)
机の下で足を蹴ってやろうかと思ったが、さすがに周囲の目があるのでやめた。
(帰ったら、また家族増えるって、お前から言えよ。
「ママ、どうして帰るたびに、きょうだいが増えるの?」って聞かれたら、俺は何て答えりゃいいんだよ)
(皆、喜ぶだろう)
(だから嫌なんだよ!)
(嫌なのか?)
(そういう意味じゃねえの分かってて言ってんだろ!)
こいつ、俺が本気で嫌がっているわけじゃないと知ってるから、平気で言葉尻を拾ってくる。
口元まで緩ませやがって、ねちっこいドS野郎め。
(おい、お前、笑ったな)
(笑っていない)
(嘘つけ!)
※※※※※
宿場町を発って、再び街道を進む。
ゴルディウムに近付くにつれ、人はますます増えていく。
水色のサッシュや、白と青の神官衣に似た服を着ているのは巡礼者だろう。
一人旅らしいのも家族連れもいるが、皆、飾り布や造花を携えている。
時々、護衛付きの馬車や、やたらと立派な馬車にも追い越されたりもする。
あの旗はどこの国だったか。遠出が多いのでご近所事情はよく分からん。
水路の幅はぐっと広くなったのに、行き交う舟が増えたせいで渋滞していて、船頭が隣の舟と何か言い合っていた。
岸に近い方をどっちが通るかで揉めているらしい。どうでもいいけど後ろが詰まってんぞ。
道が煉瓦敷きになる頃には、荷馬車や帆走車の通行も増え、俺たちは路肩へ寄って歩いた。
そこも人の足で踏み固められ、すっかり平らな道になっていた。
途中の宿場町では、旅籠がどこも満杯らしく、民泊で稼ごうとする一般人がしきりに客引きをしていた。
神殿が立てた掲示板を覗いてみると、何枚もの紙が貼り出されていた。
女神の啓示。
キーロの為替相場。
手話教室の生徒募集。
ゴルディウムの宿泊事情。
帆走車への密航禁止の呼び掛け。
祭礼期間中の水路と街道の交通規制。
営業許可証のない宿泊施設利用の注意喚起。
どの告知も同じ書体で、薄く緑がかった紙に刷られている。
葉脈の筋が残る、世界樹の葉を原料にした紙だ。
風にめくれた一枚を見て、俺は足を止めた。
(こりゃ完全にキャパオーバーだろ。宣伝過剰だったんじゃねえの?)
(今年は大祭だ。報せずとも遠方から押し寄せてくる)
(そりゃ知ってるけどさぁ……)
人の波へ紛れ、ゴルディウムへ向かう。
日が傾き始める頃、遠くに一際高い木々が見えてきた。
その下に広がる森が茂みか薮に見えるくらいサイズ感が違うが、本家本元の世界樹の森に聳える成木と比べれば、あれでもまだ若木の部類だ。
初めて見る人間なら口を開けて見上げる大きさで、今ではすっかりゴルディウムのランドマークになっている。
「森都」なんて呼ばれるようになったのも、あれのお陰だ。
(前よりまたデカくなってんな)
(枝ぶりが広がったように見える)
(ミツバのやつ、こっちに栄養全部送ってきてねえだろうな)
(あの子はその辺りの加減をよく知っている。心配しなくても大丈夫だろう)
(いーや、あいつは頼まれたら気軽に「いいね」を連打するやつだ。利用しようとする人間どもがいないか……)
(気になるなら、本人に直接聞けばいい)
(そうする。どうせ帰ったらそのうち会うだろうしな)
言いながら、俺はもう一度、世界樹の若木を見上げた。
あれが見えてくれば、ゴルディウムはもう近い。
巨木の下に広がる森の間から建物の屋根が覗き始める。
幾本もの街道が森の入り口へと向かい、並んでいた水路は森の中へ吸い込まれる。
そこから先は、森と街の境がだんだん曖昧になっていった。
太い根を避けるように道が曲がり、張り出した枝の下へ家が建っている。
石造りの古い建物の壁を、そのまま若木の根が抱え込んでいる場所まであった。
元々、森の中を切り拓いて出来た場所ではあるが、ここまで木と街が混ざり合ってはいなかった。
ミツバから分けてもらった世界樹の苗を植え始めてから、景色は随分変わった。
何しろここは俺の水域だ。水質の良さはSSS級と言っていいのでグングン育った。
(……あー)
「どうした」
(いや。帰ってきたなぁって)
それだけ伝えると、アイオリスは何も言わず、繋いだ手を少しだけ握ってきた。
そういうのは今いらねえんだよ。これから家で、恥ずかしい報告をしなきゃいけないんだから。
(先に言っとくけど、俺に振るなよ。お前が説明しろ)
(そのつもりだ)
(お前が原因の半分なんだからな)
(全部を背負わせてはくれないのだな)
(背負えるもんなら、お前が産んでみせやがれ、こん畜生が)
おかしそうに笑いやがって、腹立つ。
門前まで来ると、さすがに列が詰まって歩みが遅くなった。
祭り目当ての連中を捌くため、普段は閉じている脇の通路まで開けられている。
神殿の人間が何人も立ち、声だけでは足りないのか、両手まで使って行き先を示していた。
俺たちは身元を明かさずに、そのまま流れに混じって進むことにした。
主催する側じゃなく、たまにはただの参加者として見てみたかったからだ。
門柱には青と白の布が幾重にも巻かれ、その向こうには、街路を跨ぐほど大きな飾り板が掲げられていた。
遠くからでも読めるように馬鹿みたいにでかい白い文字は、日の光を浴びてキラキラと輝いている。
ああいうのは、真珠光沢のある貝殻をタイル状に加工して貼っているんだったか。
材料はどっかのババアがいくらでも送り付けてきそうだが、人間の職人が手間暇かけて仕上げたもんだろう。
(いい仕事するじゃねえの……相変わらず、こういう時は金かけんなぁ)
感心半分、呆れ半分でその文字を目で追った。
《――奉祝大祭 救世神ミューズ聖誕百周年――》
<TIPS>
「大型陸上帆走車」
空の精霊が起こす風を帆で受けて、陸上を走行する大型輸送車。
二台の多輪車を横方向に連結した双胴構造を持ち、その間に設けられた甲板へ貨物を積載する。
車体が軽すぎると横風による転倒の危険が高まるため、車幅を広く取り、帆の一部を畳む、乗客や積荷で重量を確保するといった方法で安定性を保っている。
運行には空の精霊と契約した魔術師が同乗し、走行中も精霊と意思疎通を行いながら、風量・風向・帆への当て方を継続的に調整する。
その設計思想は、水の時代に開発された《オプロンティスの球》を祖とする「精霊協働式駆動機関」の系譜に連なる。
機械のみで動力を完結させるのではなく、人間が機構を作り、精霊が力を与え、双方の意思疎通によって安定稼働させる方式である。
《オプロンティスの球》が示したこの思想は、後に各元素の性質に合わせて応用され、陸上帆走車もその一例として発達した。
大量の馬を必要としない長距離輸送手段として普及している一方、契約した精霊が協力しなければ当然動かない。
気まぐれで移り気な空の精霊は、人間側の「定時運行」という都合には頓着しないため、精霊との関係構築の巧みさこそが乗務魔術師の本領とされる。
『お嬢さん、空の術師にゃ気をつけな。風で回る口車、乗っけられて、乗っかられ、夜明けにゃ尻に帆をかけて、どこかの街へぴゅうと翔ぶ』(とある宿場町に伝わる民謡の一節)




