エピローグ
7月が終わりを告げる頃、学校も夏休みに入ろうとしている
今日は終業式
周りの登校している学生たちは明日から始まる夏休みを餌に学校へ吸い込まれていく
「私も去年の夏休みは楽しめなかったから今年はぱぁっと楽しむぞ!」
...終業式も終わり、各クラスがワクワクに包まれている
帰り際廊下を歩いていると前から誰か来ているよう
D組の一ノ瀬 廉だった
一ノ瀬君とは小学校も違うし、クラスも違かった
でも学年で5本の指に入る程のイケメンだと聞いてたけど
クラスとかでも話の話題で出てくることもあったから名前だけ認知してたけど顔は初めて見た
まあやっぱりトップクラスの顔だった
どうせ来年クラス一緒になっても仲良くなることもなさそうだし、関わらないだろう
そう考えながら待ち合わせてた幼なじみの長谷唯真と一緒に帰った
帰っている時、私は一ノ瀬君について知りたいことがあったたか唯真に聞いてみた
話を聞くとよく唯真のクラスに来るらしい
好きな人が唯真のクラスにいるとか仲良い男子がいるからなど様々の説があるという
「トップクラスのイケメンでもやっぱり好きな人いるのかな...」
つい口が滑ってしまった
「え、もしかして凪紗一ノ瀬のこと好きなの?」
「え?...ち、違うよ!!本人と全く話した事ないし!」
「それならいいけど...」
ん?
それならいいけど?
「あの、逆に唯真は一ノ瀬君のこと好きなの?」
「いや別に違うけど、やめといた方がいいよ一ノ瀬は」
「それってどうゆうこと?」
「まあ、とにかく一ノ瀬はダメ!凪紗のプライドが傷ついちゃう」
「あ、え?ん?」
「ほら!行くよ」
なんだったんだろう
なにか唯真は隠してるのではないか...
その後家に帰り、今日あったことを思い返す
とにかく今日から夏休みっていう実感がわかない
別にすることも無いし、夏期講習やら部活やら忙しくて楽しめないのに楽しもうなんて
『楽しむ』なんてないのにな...




