エンディング 変わって
□推理+
□【救助に失敗】
その日、日夜は夢を見ていた。
和に会う夢…それは、たとえそれがどんな形であっても、もう一度だけ、もう一度だけでいいから会いたいという願いからくる夢。
そして、和に告げる。
「お前はもういないんだな。」
「…」和は少し微笑んだ。
「お前がいないと幸せにはならないだろう。」
「…ごめんな。
それでも、お前には幸せになって欲しいんだ。
俺の分まで。」
和は困ったような顔をしている。
わかっている。どうしようもないんだ。だから、
「待っていろよ。
その依頼を完遂してみせる。」
日は行ってしまった。
「お前らしいよ…。あぁ、待っている。」
「日」
END依頼
□【避難所に行けなかった】
その日、日夜は夢を見ていた。
和に会う夢…それは、たとえそれがどんな形であっても、もう一度だけ、もう一度だけでいいから会いたいという願いからくる夢。
そして、和に告げる。
「お前はもういないんだな。」
「ご名答。」和は少し微笑んだ。
「お前がいないと幸せにはならないだろう。」
「それでもだよ。俺の分まで幸せに生きて欲しい。」
「一緒に生きていたいとは思わないのか?」
「思うよ…お前と生きていられたらどんなにいいだろうって。だけど、できないから…。」
「…」
少し黙ってから、日は言った。
「長くなるだろうけど、あっちで待っていろよ。次こそは一緒に生きるから。」
日は行ってしまった。
「ありがとう。お前らしいよ…。あぁ、待っているとも。」
「日」
END誓う
□【避難所に行けた】
その日、日夜は夢を見ていた。
和に会う夢…それは、たとえそれがどんな形であっても、もう一度だけ、もう一度だけでいいから会いたいという願いからくる夢。
そして、和に告げる。
「お前はもういないんだな。」
「…ごめんな。」和は少し微笑んだ。
「お前がいないと幸せにはならないだろう。」
「それでもだよ。俺の分まで幸せに生きて欲しい。」
「一緒に生きていたいとは思わないのか?」
「思うよ。お前と一緒に生きれたら、どんなに楽しいことかって。でも…叶うことはないから。」
和は悔しそうに言う。
和は日の手を握り、
「幸せになってから、こっちに来いよ。」
寂しそうな顔で笑ってそう言う。
「…ありがとう。」
和の顔が滲んでしまう。
思い出せるように笑っていたい。
もう忘れたくない。
だから、笑顔をつくり言う。
「お前がいてよかった。」
目を覚ますと、布団の中だった。
握っていた手の感触を、和との会話を、忘れることはないだろう。
END親友
□【泡沫】
その日、日夜は夢を見ていた。
和に会う夢…それは、たとえそれがどんな形であっても、もう一度だけ、もう一度だけでいいから会いたいという願いからくる夢。
「どうか、幸せに生きて…。」
和がそう言った。
「何言ってるんだ。一緒に生きていくだろ。」
「日、知っているだろ。お前は知らないふりをしているだけだ。」
「…」
「俺のことは忘れていい。」
「幸せに生きていってくれ。」
「な…ぎ…?」
目覚めると、ベットの上だった。
視界が滲んでいく。
思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ
夢と知りせば 覚めざらましを
小野小町
日夜は一つの歌を思い出した。
「嗚呼、こう言うことか…。」
END優しい痛さ




