表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/78

ステラさんからの頼まれ事(*´σー`)エヘヘ

いつもありがとうございます(*´▽`人)♪

「アンジェちゃん、居るかい?」


 食堂で片付けをしていたら、ステラさんがやってきた。

 ステラさんは、マクシムが通っている牧場の奥さんだ。乳製品や卵を届けてくれる時にいつもおまけをくれる優しいおばさんなのだ。


「ステラさん、こんにちは♪どうかなさったんですか?」


「あぁ、アンジェちゃん、昨日はクッキーありがとうねぇ。凄く美味しかったよ。で、相談なんだけど……。」


 今度牧場の視察に偉い人が来るので、何かお菓子を出したいが、牧場ならではの牛乳を使ったお菓子を作りたいので、何か良いアイディアはないか?と言うことだった。

 せっかくだから、喜んで貰いたいのもあるが、気に入ったら投資額を増やして貰えるとかで、それも狙いだと苦笑いする。


 だったら………。


「プリンはいかがですか?」


「プリン?」


「卵と牛乳と砂糖を使うんですけど、美味しいですよ。」


 ステラさんは首を傾げた。この世界にはプリンは無いのか。そうか。


「ここでおやつがてら試作してみます?」


 わたしが言うと、ステラさんは頼むよとばかりに手を合わせた。


 厨房に入って、卵と牛乳、砂糖を準備する。

 ステラさんは隣で見学している。


 まずはカラメルソースから。

 グラニュー糖じゃ無くて砂糖だけど大丈夫でしょう。

 砂糖を小鍋に入れて火にかける。熱で溶けて泡立ってきたら木のヘラで混ぜて均一に色を付ける。うんうん、キレイな茶色になってきた。そしたら火を止めてお湯を少し加える。じゅっと跳ねるので火傷に注意してっと。

 それからもう一度加熱したら、火を止めてカラメルソースは完成。


 お次はプリン液。

 まずは卵を割りほぐして、よく混ぜておく。

 牛乳、砂糖を鍋に入れて火にかけ、沸騰する直前に火を止める。

 そしたら卵が入ったボウルに注いでよく混ぜる。

 次にプリン液がなめらかになる様に、ザルを使ってプリン液を2度ほど漉したらプリン液は完成。


 後はカラメルソースを入れた型にプリン液を注ぎ入れてアルミ箔…はないので木の蓋を被せて、余熱したオーブンで1時間位湯煎焼きする。勿論蒸し器でもOK。


 まだこちらのオーブンは余り使ってないから上手くできると良いけど……。

 時々様子を見ながら焼き加減を調整して……。

 固まったから大丈夫かな?


 オーブンから取り出して、粗熱を取ったら完成だ。味見を1つ残して後は保冷庫で冷やす。


 スプーンを2つ用意してステラさんと味見だ。


 あ、フルフルしてる……♪スプーンで掬って一口。


 ん〜〜〜♪甘い。そしてとろける〜♪ちょうど良い感じに出来てた。

 わたしの嬉しそうな顔を見て、ステラさんも1さじ掬って口の中へ……。


「!!!」


 ステラさんビックリしてる。そしてヘニャリと表情を崩した。


「美味しい……。これ、凄く美味しいよ?!」


 驚きの余りか、わたしの背中をバンバン叩く。ステラさん痛い………。でも、それだけ美味しかったって事だよね。って、残りも全部食べちゃってるし……。気に入ってくれたみたい。


「後で、レシピ書いて渡しますね。」


 って言ったら、大喜びでわたしをむぎゅうっと抱きしめた。あはは。


 それからステラさんにもプリンをいくつかお裾分けして、レシピを書いて渡した。

 ステラさんはとっても喜んで、絶対作るね〜って言って帰っていった。


 視察の人、喜んでくれたら良いね?


 もちろん、おやつに食べた子供たちも大喜びで、また作って〜〜、と、せがまれちゃった。うん、また作ろうね♪



 その日の夕方、ステラさんからのお礼だとマクシムが鶏肉を沢山貰ってきた。


 鶏肉って言ったら、アレだよね♪


 マクシムにお礼を言って、ムフフとニヤケながらわたしは鶏肉を保冷庫に入れたのだった。







明日は人間ドック((( ;゜Д゜)))なので更新が遅れるか、お休みします。ゴメンナサイ(´。・д人)゛

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ