表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
194/253

タイトル未定2026/02/14 16:36

上位次元からの竜


「時間を遡ること、未来へ旅することは不可能である。不可能とされる時間移動は、実は別の次元でのみ可能なのである。現代科学では不可能とされること、仮説上存在するが現実には存在しないとされるものは、それらが別の次元に実在し、別の次元で説明されるからである。そして、もしそれらの別次元に生命体が存在するならば、それらを決して我々の次元に侵入させてはならない。たった一匹の異次元生命体でも、太陽系全体を破壊し得るのだ。」


ブルギドン=パティパット・ピンラット理論


これは、パティパット・ピンラットという名の科学者によって提唱された理論である。しかし、彼は昨年(2023年)、既に亡くなっている。


彼は自身の理論を、ウルトラマンシリーズに登場する怪獣の名前にちなんで「ブルギドン理論」と名付けた。


彼は、上位次元から来た怪獣が星々を「吸う」、つまり恒星や惑星といった星の全てを吸い取ってしまうだろうと、何度も強調していた。


ブルギドン理論が完全に発展してから十五日後、パティパット・ピンラット自身が科学者コミュニティに対し、「上位次元からの生命体が地球から全てを吸い取っていく」と告げ、そして地球が上位次元生命体に吸い取られるのを防ぐための方程式を提示した。


しかし、誰も関心を示さなかった。彼が死ぬまで。


それから半年後、数人の人々がパニックになり、皆に告げた。地球は上位次元生命体に全てを吸い取られ、破壊されるだろう、と。


そして、今年になって。


突如として、透明なプラスチックでできているかのような体を持つ竜が、宇宙から空を突き破って地球に現れた。その体たるや、非常に長く、そのあまりの長さのために、その巨大な頭だけが見えるのみで、胴体と尾は見えない。


もし胴体と尾が見えたなら、さらに長かったかもしれない。


戦闘機がミサイルを発射したが、全てのミサイルはまるで空気であるかのように、その体をすり抜けてしまった。


そして、竜は口を開け、自らを水の中に沈めた。


大洋の水は干上がり、海の水は干上がり、湖の水は干上がり、川の水は干上がった。地球上の全ての火山が同時に噴火した。地球の大気圏全体が、黒い煙と赤い光に覆われた。


そして、地球は爆発した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ