タイトル未定2026/02/14 16:31
マンモス・フラワー
「早くあれを燃やして! 早くあの宇宙植物の種を燃やしなさい! 花が咲いて街ごと爆破される前に!」一人の女性が騒いでいた。
数人の科学者たちが、とある物故科学者の研究資料を求め、その科学者の空き家となった家の中で捜索していた。彼らは、分厚いノートの山を発見した。
「その花が咲くと、街全体を爆破する」。これが、積み上げられたそれらのノートの内容の核心だった。
「あれはビルの下にいるのよ! ビルの下! 早く焼き払って! 花が街ごと爆破する前に!」別の女性が警察に取り押さえられながら、わめき散らしていた。
一人の女性自衛官が、三冊のノートを上官の元へ持ってきた。
上官がノートを開くと、「宇宙植物」「マンモス・フラワー」「爆発する花」「花が一瞬で街を爆破できる」という言葉が、ノートのページのあちこちに書かれているのを目にした。
「宇宙植物が、街全体を吹き飛ばすのか?」
「はい。彼も亡くなる前に、宇宙植物が街全体を吹き飛ばすことができると言っていました。」
「彼の同僚は何て?」宇宙植物の調査にあたっている下士官たちが、その物故科学者の共同研究者であった科学者たちに尋ねた。その科学者は宇宙植物に関する記録を残していたのだ。
「彼の同僚も、宇宙植物の花が街全体を吹き飛ばすことができると話していました。」
「で、今、その同僚はどこに?」
「失踪しました。」
「じゃあ、彼の恋人(あるいは「彼女」)は?」
「彼女も、宇宙植物の花が街全体を吹き飛ばすと言っていました。」
都心で、ピンク色のジニア(百日草)に似た姿をした、アユタヤ・パークをすっぽり覆うほどの大きさの花が、あるガラス張りの高層ビルを突き破って出現した。そして、その花は開いた。
花が開くと同時に、花は白い煙を噴き出し、爆発的な炎が徐々に商店街のビル、ガラス張りのビル、高層ビル、記念碑を飲み込み、爆発的な火災が発生した。テレビ局の建物も爆発的な火災に見舞われ、軒を連ねる住宅街も爆発的な火災に包まれた。街灯も爆風に飲み込まれ、高層ビルのガラスは衝撃で粉々に砕け散り、橋も粉々に破壊された。




