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第31話 ウマが合わない

高橋ひかりと柏木エマはケンカ仲間でエマが毒を吐いてはひかりが反応するというやりとりが最近増えてきている。


心配性なあかりと麻友美はその仲の悪さを心配し、リーダー気質の加奈子と結衣はこのままヒートアップしないかじっくり見守り、ノリがいい日菜子と麻里奈大丈夫だと言わんばかりに何もしなかった。


ところがあかりと麻友美はあまりの心配に秋山プロデューサーに報告をしてしまい新たな仕事が依頼された。


「え?オレたちがバラエティ番組に?」


「そうだよ。柏木エマと高橋ひかりの二人で協力系バラエティクイズ番組に出てほしい。君たちが喧嘩ばかりして仲が悪いんじゃないかと心配している子が何人かいてね。それで君たちにはコミュニケーションを取ってもらうことにした」


「クイズ番組って…エマたちが勉強苦手なの知ってマスよね?」


「そうだぜ。オレたちの学力は壊滅的だって…」


「エマはひかりよりはマシデスが…」


「こいつ…!」


「まぁまぁ…協力系だからただクイズに答えるだけじゃないからね。アトラクションメインでクイズはおまけみたいなものだからさ。頼んだよ」


こうしてひかりとエマは空気が悪い中で新たな仕事であるバラエティクイズに参加する。


お台場にある湾岸テレビのスタジオに向かいそこには大物芸能人が多くいた。


司会はいないもののメインキャストが男性アイドルグループである「HANABI」の櫻井淳太、大野友輔、松本駿、相葉誠、二宮和明の5人によるアトラクションバラエティになる。


ひかりとエマは早速灯の5人に挨拶をする。


「おはようございます!」


「おはようございます。二人は新人?元気がいいね」


「うす!」


「しかもこの子はハーフかな?」


「スコットランドから来マシタ」


「なるほどねぇ。今回のゲストは君たち以外にもいるから仲良くしてね」


「はい!」


「そろそろ本場いきますよー!」


「はーい!それじゃあ二人とも、いこう」


「はい!」


「5秒前!4!3!2!1…スタート!」


「HANABIにしやがれ!いざ開園!」


「いえーーーーーーい!」


「今日のHANABIにしやがれ!のゲストはねぇ…なんと新人アイドルが2人も出るそうです!」


「そうなんだ!どこのアイドルかな?」


「わかりませんが早速呼んでみましょう!ゲストチームの5人です!」


「刻め!オレのダンスは!ひかりのごとく!高橋ひかりです!」


「ハーイ!今日のギターソロは誰かなー?ずっとエマのターン!柏木エマデース!」


「ドラマ・高校歌劇(ハイスクールオペラ)レヴュースター学園の矢倉紗友紀を演じます金城彩菜です」


「同じく東条夏凛を演じます上原真奈です」


「そして同じく久留崎まひるを演じます山中亜由美です」


「今回は女の子ばかりですね」


「さぁ今日のゲストは我々HANABIに勝てるのでしょうか?」


「最初のアトラクションは…ランニングかご取りです!」


「ルールは一人がかごを背負ってみんなの指示を受けながら落ちてくるボールを拾うだけです」


「では最初はゲストチームから!走るのは高橋ひかりちゃんです!」


「おっしゃー!」


「ではよーい…スタート!」


「もう少しペース落として!」


「おう!」


「No!ペースを上げてくだサーイ!」


「どっちだよ!?」


「Oh no!そっちじゃないデース!」


「あーもう!どれだよ!」


「エマちゃん少し落ち着いて!2番に3倍ボールが落ちてくるかも!」


「了解!よっしゃ取った!」


「うう…!」


「次は4番に3倍ボールありよ!」


「おっしゃー!取ったぜ!」


「終了ー!」


エマは周りがあまり見えるような子ではなく、つい注意力や集中力が散漫してしまうクセがあり授業も上手くいかなかった。


その代わりにエマは集中力を犠牲に視野が広く普通は見えないところを広範囲で見えるのだが、今回はあちこちに落ちてくるボールに対処しきれなかったようだ。


ひかりは一度に多くの指示で混乱してしまい前半はボロボロだったけど今回は冷静に指示を出した女優たちに助けられた。


エマとひかりは休憩中に互いを責める事はなくただ無言で落ち込んでいた。


~お台場駅周辺~


「さぁて…人間共なら誰でもいいからダークネスパワーを多く集められそうな奴らは…あいつらにするか…。ダークネスパワーよ…くだらない幻想を捨て、この世界を未来なき世界に変えよ!」


「うっ…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


~湾岸テレビスタジオ~


「そういえば大道具補助のバイトがもうすぐ来るはずだけど…どうしたんだろう?」


「はぁ…はぁ…!」


「あの人は確かそのバイトのリーダーの人だな…。何を慌てているんだい?」


「今日ここで仕事するバイトたちが…突然檻の中に閉じ込められて…気を失ったら胸から化け物が現れて…!」


「何だって…?スタッフのみんなは安全が確認されるまで待機してください!」


「エマ…聞いたか?」


「Yes…これはきっとアクムーン帝国デス!」


「じゃあさっさといくぞ!」


「OK!」


「高橋さん!柏木さん!今すぐ避難を…どうしていきなり飛び出すんだい!?」


「皆さんは安全な場所へ避難してクダサイ!」


「オレたちは原因を知ってますんで!」


「……?」


ひかりとエマはこれまでにない息の合った連携で人々を安全な場所へ避難させサイリウムに反応があるお台場駅に向かう。


するとゆりかもめを襲っている一体の大きな魔物がひかりとエマを見ると一目散に逃げていった。


ひかりとエマはすかさずサイリウムを出して変身する。


「いくぞエマ!」


「オーライ!」


「ミューズナイツ!レッツミュージック!」


「HEY!HEY!HEY!」


「刻みしは心のリズム!高橋ひかり!」


「煌めくは心のコード!柏木エマ!」


「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


「グオォォォォォォォッ!」


「うがぁっ…!」


「ひかり!こうなったら…ファイヤー!」


「ヌオォンッ!」


「Oops…!」


「ヌオォォォォォォォォォォッ!」


「ウワアァッ…!」


「エマ!ちくしょう…なんて馬鹿力なんだ…!」


「彼らの心の声を聞くデース!」


「よし…!」


「イツマデ…バイトシナケレバナラナイ…?」


「テンサイダトイワレテモ…オカネナイカラ…オンガクデイキテイケナイ…!」


「セイユウトシテカツヤクシタイノニ…オファーガコナイ…!」


「バンド…ケッセイシテハカイサン…イツアンテイスル…?」


「イモウトノビョウキ…カセガナイト…!」


「なるほどな…長いバイト生活に嫌気がさしたのと、天才ミュージシャンなのにお金がなく活動出来ないのと、声優として駆け出しでオファーがないのと、バンドを結成しては解散を繰り返して安定しないのと、最後に妹の病気を治すお金が必要って事はわかった」


「だったら今すぐに助けるデース!」


「そうはいくかよ!オラアァッ!」


「うわあっ!?」


「いきなり何するんだよ!?」


「来マシタネ…ディストラ!」


「覚えてくれたのならちょうどいい…。お前らみたいな最悪コンビならザコも同然だな!さぁダークネスパワーよ!こいつらにいつまでも叶わない夢なんか持つよりも敵わなかった事への怒りをこいつらにぶちかませ!」


「グオォォォォォォォォォォッ!」


「うわあぁっ!」


「どうだ?こいつのパワーは」


「ちくしょう…どうやってこいつを倒し…あいつをギャフンといわせられるんだ…!」


「ディストラを倒すことよりも…檻の中の人々を助ける事に集中するデス…!自分の都合ばかり考えたら…あいつの思うツボデース…!」


「だったら…だったらどうすればいいんだよ!?」


「何だ?ついに仲間割れか?いいぞ…お前らの理想や夢は仲間同士で潰し合えばいいのだ!そのまま潰し合ってお互いの夢を否定し合うがいい!」


ひかりはエマの言ってることが理解できずについに八つ当たりしてしまう。


ひかりは力自慢で目の前のディストラの圧倒的パワーに負けて悔しさが込み上げて倒す事に集中してしまう。


一方の視野が広いエマは倒すことだけでなく閉じ込められた人々を助けてから倒しても遅くないと踏んだ。


ところが価値観の違いでひかりとエマは言い合いになり、このままいけば殴り合いになる雰囲気になる。


二人は本当に仲が悪く嫌い合っているのだろうか…?


つづく!

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