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Dreaming Maker+  作者: 菖蒲P(あやめぴー)
一章
17/35

十六話 この四人で

いよいよレコーディング当日となった。しかしきぃは風邪気味で鼻声。百花繚乱のメンバーは心配する。みかんがふと眺めたブログには初ライブの感想が書き連ねてあって...

その日、Dreaming Maker+と百花繚乱のメンバーはレコーディングスタジオに集まった。いよいよ新曲のレコーディング当日となったのだ。

「いよいよだな!う〜楽しみだ〜!」裕一たちは初レコーディングに一喜一憂していた。

「ていうかお前、大丈夫?」そんな中千尋はふと後ろを振り返った。そこには百花繚乱の四人。千尋が心配そうに見つめていたのはきぃだった。

「あのね〜私風邪引いちゃったの〜くしゅん!」時折くしゃみをしていた。明らかに鼻声だしレコーディング参加にメンバーも心配していた。そこに世奈と大地、関係者諸々が現れた。

「さぁ、アップを始めますよ!」世奈の呼びかけで各々アップを始めた。


「きぃちゃん、大丈夫ですか?...いや、大丈夫じゃないよな」大地はこれまた心配そうにきぃを見つめる。

「大地さん、レコーディングの日にち、ずらせないんですか?」みかんの質問に首を振る。

「発売日も考えて今頃レコーディングしていないようだともう遅い。残念ながらずらせない」その答えにメンバーは顔を曇らせる。

「でも、大丈夫だよ!加工?すればよく聞こえるよ!」そんな中きぃだけは平気そうな顔をしていた。


それから長い時間をかけてレコーディングが終了した。

「ここからCDになるまではしばらくの期間かかりますが、その間にもレッスンを怠らないように!以上で解散です!」メンバーはそれから解散した。

「きぃちゃんは迎えに来てくれるの?」「うん!お母さんが迎えにくるって!」百花繚乱の三人は最後まできぃの具合とか、諸々を心配した様子だった。きぃはそんな三人の心配をよそに早足で帰っていった。


「それじゃ、私たちはレストランでも行きましょうか?」残された百花繚乱の三人はレストランに行くことにした。


食事が運ばれるのを待ちながら、三人はそれぞれ携帯を見ていた。みかんはふと頭に浮かんだ百花繚乱のことを調べることにした。

「...」携帯画面を下にスクロールしていくうちに、気になる記事を見つけた。

「Dreaming Maker+、百花繚乱のライブ感想」。ブログだ。この間のライブ感想が述べられていた。まずはDreaming Maker+について。賞賛の嵐だった。メンバー一人一人について長々と語られていて、熱意の入り方が違った。あの御影天の弟とか、Dreaming Makerの後続ユニットとか、持ち上げられた事ばかり書いてあった。続いて書いてあったのが百花繚乱の記事。みかんはその記事に目を疑った。劣化版〇〇、前座、仲良しこよし、Dreaming Makerの名に便乗したひよっこ。つらつらと書き連ねられた批判の文章の数々。しかしどれも言いたいことは分かる。ただ有耶無耶に批評しているわけではなく、ライブをしっかり見た上での批評文だった。声も出なくなったみかんの元に注文した料理が運ばれる。みかんは慌てて携帯の電源を切り食事に向かった。


夜も更けた頃、みかんは自宅に着いた。ベットに寝転がり、先ほどの記事の続きを読んだ。最後まで読むと、Dreaming Maker+は期待大とだけ書かれていた。自分たちについてはもはや文章すらなかった。みかんは自分たちの未熟さ、そしてDreaming Makerというブランドの偉大さを痛感した。心が折れそうになったが、自分は最年長。その自覚を持ち胸に手を当て誓った。

「百花繚乱を、一流のブランドにしてみせる。この四人で」一人の部屋、みかんはそう呟いた。

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