第3話 動き出める運命とお父様の胃薬⑦
ゆっくり更新していたので、お待たせいたしました。
「へ⁉┄拾った!┄男の方をですか?」
うん? なんだろう┄ハルクさんが驚きの表情して固まってない?
どうしたのかいな?
私は首を傾げたまま、ハルクさんを見つめ疑問に思っていたとき
ハルクさんはハッと我に返り、しゃがみ込み私の両肩を掴み、真っ直ぐに視線を合わせてきました
「事情に関して小一時間ほど説教したい気持ちはございますが、ここは我慢します」
「ある意味、お嬢様のお陰であると判断し、改めてあの方に、ご協力願えるように頼んでくれますでしょうか?」
「┄え⁉ 私が頼むの、なじぇ?」
突如の提案に、お説教よりかはいいかと、胸中で不謹慎にも考えたが、何故に私が頼むのかが、わからずに聞き返した
「私めは彼とは初対面です、きっと知らない人物に頼まれても、下手をすると警戒されることもございます」
「ですがお嬢様を信頼している場合は別と思うのです」
おお! なるほど、アリエルお兄さんは警戒している大型犬なのか!
それに信頼を寄せてくれるなんて、萌えます!
「┄┄┄信頼してるって、なんか良い響き!┄┄そうよね犬も主人以外の敵を警戒したりするものよね 」
「え?┄え、ええ┄そうです。ですので頼みに行ってくれますか?」
あら┄この言い方は某バラエティーの○○ともにて司会者がお客様に呼びかける、掛け声に似てるわね
ふふ、一度言ってみたかったのよね
気持ちが高ぶるわ~!
「┄良いとも~! 私にドンと任せなさい‼」
と私は良い返事をし、ハルクさんに親指を立てた後に、アリエルお兄さんの所に走って行った。
◇◆◇◆
ユリアナが走っていく姿をジルク殿下とレオルドがボソボソと呟く
「┄あのアリエルのこと犬って┄ユリアナは┄本当に変わってるよな」
「僕も┄そう思うよ。所でハルクさんはユリアナの扱いも上手いですね?」
「┄長いこと仕えてますから┄」
「「┄なるほど┄」」
と妙にハルクさんの言葉に納得していた二人だった
◆◇◆◇◆
私は己れの使命を実行するために、アリエルお兄さんの所へ、トテトテと走ってたどり着けば、半分ぐらいの食事がなくっていた
凄い┄あれだけあったのに┄
つくづくよく食べる人だと感心しつつ、アリエルお兄さんの方を向いたら
お肉を美味しそうに食べている姿は、犬っぽくて可愛いと思い笑ってしまった
「┄おや? ユリアナ┄話は終わったのかい?」
私の嗤い声に気づいたアリエルお兄さんは、コテンと首を傾げて優しく尋ねてきました
く! 大の大人のコテン攻撃┄萌えますぜ┄旦那!
と心の中でサムズアップをした後に、わざとらしく咳払いをして、私なりに真剣な表情をした
「エ~ゴホン! アリエルお兄さんに、話したいことがあるので聞いて下さい!」
「うん? なんだい?┄言ってごらん┄」
おぉ、私の話を真面目に聞く体勢をとってくれるため、一度深呼吸をする
いざ頼みごとをするのは、緊張するものなのね
まだ会って2回目で信頼してもらえるかは不安が過る
くそ~! ハルクさんに上手く乗せられた気分だわ
じ~っとアリエルお兄さんを見つめ、頼みごとをしようと口をパクパク開閉していれば、何故か笑われ
「┄いいから┄ゆっくり言ってユリアナ」
と妙に優しくポンポンと撫でて、艶っぽい口調で先を願われ┄ドキッとする
小さい子供には、アリエルお兄さんの色気攻撃は、本気で照れてしまう、けれど勇気をもって話すことにした
◆◇◆◇
お父様が倒れて胃潰瘍を治すためには、グリアーナ平原に生えている『リオルジャ』の薬草が必要なこと
それを探索するためには、冒険者にしか頼めず、ギルドに依頼しても、いつ受理され手元に来るまでの間に、お父様の胃潰瘍が悪化する不安などや
執事のハルクから頼んで来て欲しい事を話せば
最初のうちは妙に納得しているようだった、アリエルお兄さんの機嫌が悪くなっていく┄最後のハルクから頼まれた部分から┄┄何で急に?
「ふ~ん、┄で┄俺に、どうして欲しいのかな?」
口元は優しいのに、目元が全然、笑ってなくて┄ちょっとビクッとなりつつも、ここで怯んでは女が廃ると、己れを叱咤し
妙にアリエルお兄さんに試されている気分と、怒られてる思いをあじわいながらも、自分の正直な気持ちを話そうと決意する、変に誤解されたくないから
「私もアリエルお兄さんだったら頼めると思ったもの、信頼できる格好いい冒険者だから。それに┄お兄ちゃん┄みたいで┄頼りがいもあって、強くて、優しくて、暖かい人は大好きです!」
あれ? 何か┄いま変な告白紛いの事を言ったような気がするのですが┄┄あれ?
私は腕組みをして首を傾げていたとき、アリエルお兄さんが、プッハハハハ! と爆笑されて、腹を抱えて笑われた
うむ┄何か私はアリエルお兄さんの笑いのツボを押したようですな┄
何故だろうか?
と再び首を傾げて悩んでしまう私とは裏腹に、アリエルお兄さんの機嫌が良くなり、私の頭を優しく撫でながら、笑い過ぎて涙が出たのを拭って、片目を瞑り、楽しげに視線を真っ直ぐに向け
「┄いいよ。君の願いを引き受けるよ┄」
と言ってくれた




