第3話 動き始めた運命とお父様の胃薬⑤
ブックマークありがとうございます
今回の話はジルク殿下やレオルド、アリエルからのユリアナのじゃれあいがあります
食事の場所に行くとアリエルお兄さんは私の横に来て貰っている。
別に他意はないので誤解しないように、冒険者の事を色々と聞くためだからね! ビシッ!(何となくカメラ目線)
途方もない方向を向いて指を示してポーズをとっていたとき、レオルドとジルク殿下はクスッと笑っているのが見えた
おぉ~! やっと機嫌が┄おさまったようやねぇ~、ウムウム
顎に手を当てて一人で納得している中で、チラッと横を見れば、アリエルお兄さんが黙ってもくもくと食事をしている姿を見ていると
やっぱり犬に餌をあげてるみたいで、ちょっと可愛いかもと思い
じ~っと視線を送っていたら、アリエルお兄さんは私の視線に気づくなり、優しい笑みを浮かべて
手に持っていたサンドウィッチを私の方向に向けてきた
「┄な┄なに?」
「うん? 食べたいのかなぁ~って思ってね、はい、お食べ┄」
「ふぇ⁉」
なに┄その攻撃!┄年上のお兄さんの優しい笑顔付き&手渡しお食べ攻撃は分かんない┄┄うっ、ニコニコしてるし、食べるまで手を引っ込めないよ!┄てきな⁉
なんか恥ずかしいぞ┄
でも┄せっかくだ美味しい物には福があるとも言うし、うん、食うぞ‼
私は口を寄せてパクッと食べると、ほどよいトマトとレタスに玉葱が美味しいハーモニーを奏で、口いっぱいに広がり、ホワ~っと幸せになり
そのあと自分でアリエルお兄さんから受け取り、もくもくと両手をつかんで食べ、幸せの中にいれば
妙に何か既視感を覚える視線を感じて、前を向くと何でか┄近くにいた人達が身悶えていた
あれ? この光景┄昨日も同じ事なかったかいな?
突っ込みを入れたい気持ちを我慢していれば┄
よしよしと横から頭を撫でられてしまう感触に、横を見ればアリエルお兄さんが私を凄く優しい表情を向けてくるため┄少しドキッとする
なんて綺麗に笑うんだよ
と思い目を逸らして前に視線を戻すと、レオルドとジルク殿下が私を見ていて
こちらはこちらで、えらく良い笑顔を向けてくると手元に左右から渡され、受け取ろうとしたら首を振られてしまい。
私は首を傾げて疑問に感じていれば
「「┄は~い、あ~んして?」」
「ほぇ⁉」
レオルドとジルク殿下が声を合わせて、イケメンどものセカンド攻撃が私に襲いかかった。
私の前には選択肢のテロップが現れた気分だ
それも2つしかない
❬食べる・食べない❭だ!
おい! まて~い! ここで食べなかった場合のほうが怖いではないか!
くそ~、なんでこうなった
もういい、食べてやろうじゃん、チクショーめ
パクパクッと二人のサンドウィッチを食べてやったぜ!
フフフ、後はちゃんと食べたら二つのサンドウィッチはゲットだじぇ
もう返してやらんぞ、フッフッフだ!
私はそれぞれ二つを奪った戦利品を┄両手でモグモグと食べていたら、不意に気づく
あれ? いっぱいあるんだから、奪わなくても良かったのではないだろうか?
┄┄┄まあいっか! 食べ物には罪はなし!┄だよね(一人で納得してみる)
さて、サンドウィッチを吟味しながら、食べるのを再開しようか!
レオルドから奪ったサンドウィッチは、サカナのフライサンドで、レタスとソースがベストマッチだ、モグモグ┄
次にジルク殿下から奪ったサンドウィッチは、タマゴサンドの一つで、甘いのに少しの辛みがあるが、これはこれで、また美味しい、モグモグ
うん┄さすが料理長とヴォルグね!
賞賛を送りたい出来だわ┄モグモグ、ごっくん
「┄あ~、美味しかった。あれ? レオルドとジルク殿下どうしたの?」
食べ終わった頃に満足しながら┄顔を上げたとき、お互いの肩を抱き口元をおさえ、赤くなりながら身悶えていた
よく見ると近く立っているサラまで木に手をあて
「お嬢様が、お嬢様が┄可愛い」
と呟きレオルド達と同じように身悶える
横を見ればアリエルお兄さんは「うん、わかる」とサラの言葉に同意し口元をおさえ笑っていた
おい! こら! なにを人の食べ姿で笑うんじゃい! 誰か説明しやがれ‼
胸中で突っ込みながら、ムス~と頬を膨らせると、四人が一斉に
「「「「あ~もうダメ!!」」」」
とか言って┄項垂れたのだった
その光景を見た私は
なんだろう┄敵を全滅させた気分だじぇ、一応勝ち誇っておこう
と胸をはり勝利のポーズをとっていた




