第7話 全員集合
珍しく予約投稿しております。
凄いわ!ネオンテトラちゃんやればできる子なのよ!
「わたしのクッキーがない!!ないの!!」
てってってー!てててー!と火曜サスペンスの効果音が付きそうなほど先輩の勢いが凄い。かわいい。
「桜子先輩チョコですよー」
「わーい!!」
夏海がチョコで先輩を手懐けている。黙っていれば夏海も絵になるのに……黙っていれば……ふ(笑)
「なによ」
ひえぇ怒っていらっしゃる……触らぬ神に祟りなしだ。
ここは見なかったことにして、明後日の方を見ている真冬に声をかけよう。
「冬華はなんでそんなところ見てるんだ?」
「わわわわわわわたしですか!?クッキーなんて知りませんよ!!」
いやクッキーの事なんか一ミリも聞いてねえよ。緊張しすぎて壊れたラジカセみたいになってんじゃねえかよ。
「いや、なんでそん「わわわわわわたしは割ってませんよ!置いてあったクッキーに気が付かず踏んで粉々にとかしてませんよ!!」
吉本劇場開演かよ!おもいっきり喋ってるじゃねえかよ……こいつ素直なんだかアホなんだか……
「チョコを食べてて、穏やかなうちに言っとけって!クッキー粉々にしちゃいましたって」
「ななななななんで!ななななぜ!せせせせんぱいが知ってるんですか!?」
読みにくいな!
ポンコツなのは冬華じゃなくて作者の変換能力のなさじゃねえ?この小説の未来とか大丈夫?
などと思っているとコ○ンの犯人みたく開き直り始めた。
「そうですよ!!私がクッキーを持っていますよ!先輩!」
「え!冬華ちゃんがはんにんだったの?」
「そうとも!クッキーを踏んで粉々にしちゃったので隠してたんです!!悪いとは思ってますよ!!」
「他の人に食べられないように机の足のとこにおいてた私がわるいのー!ごめんね!」
いや。どこにおいてるんだよ。確かにそんなところ見ないけど。
「先輩……」
「冬華ちゃん……」
お互いにヒシッと抱き合っている。キマシタワー!タワーめちゃくちゃ建設できちゃうね!建設ラッシュだね!幸せ幸せ!
などと思っていると右肩にポンと手を置かれた。
いや、今タワー建設中だから。じゃまじゃま。
「ねぇ……」
いやぁー美しい……桃源郷はここにあり……え?この声は?
錆び付いたロボットのように右をみるとニッコリ笑う夏海がいた。
「さっきの変な笑いはなんだったのかしら?」
「えっ……その……えーっと……HAHAHA!!!飲みに行こうぜ!」
「なんなのよ急に!!意味わからないわよ!!!聞いてるの!!!」
今日も部室は騒がしい。
作者がポンコツなのでやっと7話にして全員の名前が分かりましたね。
全員の名前を当てた方には惜しみ無い拍手をスマートフォンの前からお送りします。