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第1章 転生

初めまして、この作品を見つけて下さりありがとうございます。

この作品は幸せや恋を知らない少女が運命を変える物語です。

初めて書いた長編作品のため誤字脱字や表現を修正しながら更新していきます。

最後までエミーリアたちの物語を楽しんで頂けたら嬉しいです。

目覚まし時計が部屋中に鳴り響く。そして音は止まりある女性が立ち上がる。その女性の名は安藤蓮である。蓮は黒髪ロングで茶色の目をしている。まさにどこにでもいるような女性である。だが蓮は世間に隠している秘密がある。蓮は身支度をし髪をツインテールに縛るとドアを開け「行ってきます」といい外に出る。そして電車で一時間ほどかけて豪邸の近くの森へ向かった。森へ着くとショートくらいの黒髪の女性が立っている。彼女の名は松井欄で蓮の友人である。ふたりが揃い顔を見合せる。すると蓮が「そろそろ行こうか」と言い豪邸へと向かった。そして豪邸内に銃声が響く。そう、蓮と欄は殺し屋なのだ。「蓮また殺さないの?生かしておいたらあなたが組織から殺されるかもしれないのに…」と不安そうに欄は言う。たしかに殺さないって言うことは殺し屋として三流以下なのかもしれない。でも私はできる限り殺したくないの。「たしかにそうなんだろうけどもう殺しはしたくないんだ、付き合わせちゃってごめんね。…殺し屋なのに殺したくないなんて変だよね?」と苦笑いをしながら言う。ただの綺麗事だと思われても仕方ないよね…欄は少し考えた様子で「そんなの今に始まったことじゃないでしょ慣れてるから大丈夫!」と言う。蓮は豪邸を出ようとする。すると後ろから銃声が聞こえ蓮は吐血する。混乱しながらも後ろを見ると笑顔の欄が銃をこちらに構えている。不意に理解する。私は裏切られたのか。初めてできた親友、信じてたんだけどな。蓮はふらつき倒れる。欄は近づき言う「こんなに甘いから私に殺されるんだよまともに信じちゃってバカみたい。これで殺し屋最強はこの私、おじい様も私を見てくれるさよなら蓮。」と。蓮は涙を流しながら思う。こんな家業やってるものまともに死ねないのはわかってたけどこれはあんまりだよ。上に手を伸ばしながらもし次の人生があるなら恋愛とかもして自由に暮らしたい。普通の幸せがほしい…と思うと静かに息を引き取る。欄の笑い声が響く。そしてうっすらと涙をうかべると去っていった。意識がないはずなのになにか聞こえる。人の話し声?女の人がずっとお嬢様って呼んでる。私死んだよね?「お嬢様!エミーリアお嬢様!!」とメイドが言う。それと同時に目覚める。見慣れない天井。ここって病院?でもさっきエミーリアお嬢様って聞こえたような…「お嬢様!良かったお目覚めになられたのですね?皆さんにお伝えしてきます。」と言うと部屋から出ていく。蓮は混乱している。そして鏡を見ると驚くことにそこに映ったのは蓮ではなかった。長いストレートの淡い黄色の髪、赤い瞳、そして幼い顔つきに体型。おそらくまだ6歳くらいだ。すると気づくここは私が前世でプレーしてた乙女ゲームの『恋と魔法のセイント・オブ・ライト』略して恋ライの世界だと。そして自分は悪役令嬢エミーリア・フローゼン。なんでヒロインじゃなくて悪役令嬢なの?たしかエミーリアってヒロインがハッピーエンドだと国外追放。バッドエンドだと処刑だったはず。それにルートによってはハッピーエンドでもバッドエンドでも処刑だったはず。私また死ぬの。流石に嫌なんだけど。青ざめた顔をしてそう思った。でもちょっと待ってまずヒロインを虐めなきゃいい。そもそも私ヒロインと攻略対象が幸せになるのが好きだからいじめないし。だから大丈夫。そう思った次の瞬間何かを思い出したような顔をする。この世界恋ライならもしかして前世の私の推しルーク様もいるってこと?でもルーク様って確かエミーリアの義弟だったよね?とりあえずこの世界がほんとに恋ライの世界か調べないと。そう決心したエミーリアは書庫で調べたり侍女や両親に聞いて回った。やっぱりここは恋ライの世界だ。と調べて確信した。恋ライとは平民の光の魔法が使えるヒロインリリーが魔法学園で攻略対象と恋をするゲーム。本来魔法は4大魔法で構成されている。火、水、風、土の4大魔法だ。ただまれに光魔法と闇魔法も存在する。光魔法を使えるものは聖女として崇められ、闇魔法を使うものは邪悪な悪魔の力とされ蔑まれてきた。4大魔法を使えるものでも4大魔法全てを使えるものはあまり存在しない。1つ使えたら十分とされるほど魔法を使えるものは少ない。まして平民で使えるものは片手で数える程しかいなかった。たしかエミーリアって水と風の魔法を使えるのよね。ゲームをプレーしてた頃は気にしてなかったけど意外とすごいのね。じゃあ私は国外追放を目指す。死刑は絶対回避でも王妃とかになったら面倒だし国外追放されてどこかの平凡な村で普通の暮らしがしたい。そのために戦術の鍛錬は欠かさないようにしよう。と決心する。そういえばルーク様っていつここに来るんだっけ?今私が6歳でしょ。だから私が7歳の時に来るってゲームで言ってたからあと1年じゃん。で学園に入学するのは私が13歳の時だから恋ライが始まるまであと7年後か。それまでにできる限り鍛錬を続けよう。みんなをそして自分を守るために。そう決意し侍女に呼ばれると食卓に招かれた。しばらくの間部屋に食事を運んでもらっていたが今日は大事な話があるらしい。でも私テーブルマナーとかできないんだけど。大丈夫かな?と不安そうな表情をして緊張している。すると料理が出てきて父親が「もう体は大丈夫なのか?」と優しい表情で聞いてきた。そのおかげで少し緊張がほぐれた。そして驚くことにテーブルマナーを知らないのに体が覚えているのかなんとなくどうしたらいいかわかった。そう思っていると返事をしていないことに気づき急いでこう答える「お父様大丈夫ですよ。もう元気です。大事なお話ってなんですか?」父親は安心して「そうか。なら良かった。大事な話だがあと1年後にお前に義弟ができる。と言っても養子を取るという意味だ。」と言われるが知っていたことなので内心あまり驚かない。だが驚いたフリをする。その後詳しく話を聞く。義弟のルークは父親の親戚の子で今年5歳だ。エミーリアとは1歳差でここに養子に来る理由はあまり聞かされなかった。というより詳しい理由は聞いていないらしい。エミーリアはほんとの理由を知っていた。そして1年後、義弟のルークがこの屋敷へ迎えられた。

ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。

少しでも面白い、続きが気になると思って頂けましたらブックマークや感想、評価をしていただけると今後の励みになりますので良ければお願いします。

次回は「第2章 義弟」です。

ぜひ続きをお楽しみください。

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