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浪漫旅道CANVAS  作者: 永羽野桜羅
物語の核(テーマ)に関する事
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キャラクター造形〜どんな呪いも打ち砕け!

 私のキャラクターが正統なヒーロー、ヒロインでないのは、女に媚びたヒーローや男に媚びたヒロインが嫌いだからだ。あんなものは正直、嘘っぽい。しかも、アニメやドラマで見ていても、本で読んでいても、作り手の思惑が透けて見える。明らかに “ウケ狙い” だ。そんな嘘でもいいから、夢を見たい人もいるだろうが、私には面白くないし、他の人たちが書いているから、充分だろう。

 だから、どんなに見た目が良い登場人物でも、必ず欠点を加える。例えば、


ローゼン…優男で『通りすがりの商人』の正体は『武闘派商人』だが、道化のようなヒーロー。


サク…『小さな妖精』のような容姿だが、ほとんど役に立たない最弱ヒロイン。


レイ…『美貌の剣士』だが、その中身はヒーローとは程遠い堅物な田舎者。


 このように、プライドもへったくれもない道化のようであったり、誰よりも鈍臭くて非力であったり、田舎臭くて堅物だったり……。描きたいのは人間であって、神様ではないのだから。それに、人間如きが神様の話を書いたってしょうがない。そういう事は神話の語り部たちにお任せすれば いいだけの事だ。


 そもそも、主人公が美形である必要はあるのか? はっきり言って、そんな必要は無い。

 『浪漫旅道ロマンロード』に関して言えば、私の只の願望。自分が美男だったら、美女だったら、こんな感じに憧れるなぁ…的な。(もちろん、個人の好みなので、一般的な世間の美醜の基準とはズレている。)ただし、主人公の彼らは誰一人として、自分の事を美形だとは思っていない。その辺のところも物語が進むうちに分かってくるだろう。

 美形と言えば、他にも登場しているが、レイとサクの姉妹・華夜、美夜、輝夜もそう。彼女たちはレイやサクとは異なったタイプの美人として描いている。今のところ、描写は服装や仕草に限定しているが、イメージが固まり次第、書き加えるかも知れない。

 しかし、美形の基準とは主観的で曖昧だ。国や地域によって異なるし、細かく見ていくと個々人のレベルでも異なる。はたまた時代によっても違ってくる。美形の数も本当のところは、星の数ほどあるようなものだ。

 どのような種類の美形にせよ、一番、肝心な事は、自惚れて人を見下しているか、いないか。その一点だけである。


 先程の美形に関する話で、別角度からの考察を。

 「美人」「ブサイク」というのは他者から決められる評価である。これは一種の呪いのようでもある。つい、「ブサイク」と蔑まれる側にとってのマイナスとかネガティブな洗脳に近いものではと思いがちだが、よくよく考えると、「美人」とレッテルを貼られた方も損だ。「美」をキープする為に しんどい努力をしたり、調子に乗って優越感から人を見下して性格が悪くなる場合もあるからだ。また、ブサイクのレッテルを貼られた方は容姿の事で落ち込んだり、場合によってはヒガミ根性で性格が悪くなる場合もある。ふーん……、どちらのレッテルでも、性格悪くなる人は悪くなるなぁ。問題はどうやって自分の心を正しく維持したり、悪くなっても修正したり出来るかという所が肝心か。

 人から美人と言われようが、ブサイクと言われようが、そんな呪いを打ち砕く「強い心」があれば、みんなが幸せになれるのに……。


 さて、これを書いている2025年7月現在、第16章を執筆中だが、第15章での路線変更もあって、前の章の加筆修正もおこなっており、遅い進行状況だが、次に どのキャラクターを出そうか、それとも急に思い付くのか……、鬼が出るか、じゃが出るか、(もちろん、良い意味の鬼や蛇が出て来る事を願って)楽しみながら書きたいものだ。


(2025/07/20-07/23記述)

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