その世界はきっと僕のものだから
「満開の桜を見に行こう」
その言葉を最後に、信彦は祐一の前から姿を消した。あれから二年、突然祐一の前に現れた美しい女が、信彦の名を口にする。彼女に誘われて飛び込んだその場所には、手すりのない螺旋階段がどこまでも続いていた。それと同じ頃、冬馬は睡眠薬の助けを借りて眠りについていた。どこまでも続く螺旋階段の夢にうなされながら。
祐一、信彦、冬馬。それぞれの世界は、複雑に絡み合っていく。
その言葉を最後に、信彦は祐一の前から姿を消した。あれから二年、突然祐一の前に現れた美しい女が、信彦の名を口にする。彼女に誘われて飛び込んだその場所には、手すりのない螺旋階段がどこまでも続いていた。それと同じ頃、冬馬は睡眠薬の助けを借りて眠りについていた。どこまでも続く螺旋階段の夢にうなされながら。
祐一、信彦、冬馬。それぞれの世界は、複雑に絡み合っていく。
冬馬の桜
2015/08/03 15:30
第二話 重い鍵
2015/08/10 10:50
第三話 西へ
2015/08/14 18:23
(改)
第四話 風の向こう側
2015/08/15 16:53
第五話 夜の彼方へ
2015/08/20 22:43
第六話 懐かしい部屋
2015/08/25 22:48
第七話 光から闇へ 闇から光へ
2015/08/30 00:22
第八話 でも、これからだよ
2015/09/04 21:47
第九話 罠にかける
2015/09/14 14:16
第十話 甘い香り
2015/09/24 14:29
第十一話 偽物
2015/10/01 17:33
(改)
第十二話 秒針で船を漕ぐ
2015/10/19 15:20
第十三話 裏切り
2015/10/28 15:15
第十四話 逃走
2015/11/13 16:20
(改)
第十五話 僕のおひさま
2015/12/04 15:27
第十六話 全部終わりにしよう
2015/12/15 17:41
第十七話 君が帰る場所
2016/01/14 17:56