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君はあるがままに なるように  作者: 風神RED
第五章 妖しい瞳に ご注意
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束の間

第5章というか、今回の話をどうするか。んん・・、いろいろ考えたのですが、今回はちょっと長くなるかもしれません。

といいながら、さわりだけの投下になります。ちょっとプロット考えすぎて、時間なくなっちゃった。



身体はだいぶ戻って来た。


サムニウム族との戦いで、スキル『魔力分解』と『魔力吸収』を『ゴルツの鏡』に封印されたバンドーは今まで抑えられていた魔力を解放されて初めて本来のゼノ式で戦う事が出来た。とは言え慣れぬ魔力の行使と極度の魔力酔いで、結局最後まで自我を保つことはできなかった。バンドーのスキルを封印していた『ゴルツの鏡』が割れた事でスキルは元通り。結果的には、あれが無かったらバンドーの身体がどうなっていたのか、今となっては判らない。そして、『魔力分解』が戻った事で、せっかく戻った彼の魔力も消えてしまった・・。


「バンドー様! 私の部屋を頂き、ありがとうございます! 」


サムニウム族蜂起が敗走に終わり、レイに諭された? サムニウム族の姫、イルミダは嬉々としてバンドーに従った。それもこれも全てレイの仕業である。


(くっ、・・あのジジイいつか見てろ・・。)


まあでも、今まで全てにおいてレイが骨を折らなければお前は詰んでたけどな。


そんな天の声はさておき、日をおいてデスパレス冒険者ギルドから、今回のサムニウム族、蜂起に関する報奨金が配られた。経緯はどうあれ、カンタナ高原にサムニウム族を押しとどめた功績を認められ、バンドー家の面々の内、実際に戦ったバンドーとフィーネ、そして後方支援貢献としてユメにも結構な額の報奨金が出ている。


今回の功績で本来あるべきバンドーの今月分のギルドへの魔石納入ノルマもチャラになっており、特段急いでデスパレス50階層まで遠征する必要もない。まあ、それでも得た時間は一週間ほどだろうが。


「えい! えい! えい! 」


昼間、魔法習熟度を上げるべくカスミがバンドーに第2位階の魔法である『サンダー』をぶち当てているさなか、空いた時間をどう使うか、バンドーは考えていた。


「カスミー、そろそろお前の冒険者ランクを上げないとな? 」


「えっ? 」


カスミの呪文詠唱が止まる。


実のところ、カスミにとっては結構どうでもよい事であった。彼女の望みはバンドーの役に立つ事。しかし、バンドーが強さを求めるのなら、従うしかない。 ないのだ。


「行くぞ、4階層? 」


カスミにとってはトラウマである。だが、イルミタニア、いや、ここ迷宮都市デスパレスで冒険者として生きていく限りは、必ず乗り越えなければならない壁でもある。


「明日な。お前とフィーネとユメ、アメリアさんでいいだろ? あー、でもそれだとイルミダが一人になるな。」


イルミダはまだ第1位階しか覚えていない。それも覚えたてなので魔法習熟度を上げないと第2位階を覚える事が出来ない。


「あー、そういやイルミダの登録もまだだっけ・・。フィーネ?! 」


「はい、バンドー様? 」


アメリアさんと模擬戦闘をやっていたフィーネが中断して駆け寄ってくる。


「イルミダ連れて、ギルドで冒険者登録して来てくれないかな? 」


「お安い御用です! 」


フィーネは、ぱたぱたと納屋に立てかけてあったアラカンに駆け寄り、宙に浮かせて引っ張ってくると、イルミダの手を掴む。


「ひゃっ?! 」


イルミダの顔が恐怖に歪んでいるが、フィーネに躊躇は無い。


「行きますよ? 」


「いやーっ?! 」


イルミダを背後に乗せて、フィーネが操るアラカンはあっという間に飛んでいく。魔法自体にまだ恐怖心があるサムニウム族のイルミダにはひどい仕打ち、・・だろうな。


「カスミ、お前の実力は普通にブロンズ以上はある。明日行くぞ? 」


無言で、ぶんぶんうなずくカスミであった。













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