エピソード26
投稿遅れてすいませんでした
バイトの時間までに上がらなかったため、休憩時間にて上げさせていただきました
『うぉぉおおおおおおおおおおお』
闘技場が歓声に包まれる
アコが元勇者だということを知るものは一人もいなくとも、そのアコの圧倒的な強さは知っている者が多い
そのアコといい勝負どころか打ち負かしてしまった真央の強さを認めないものはこの戦いを見ていた者の中にはいないだろう
少なくとも目の前で戦っていた真央相手に勝つことができるなどと自惚れるやつは一人もいない
こうして真央とレイはA級冒険者となった
「まさか本当にアコを倒すとは・・・・」
ギルドマスターの目から見ても今回のアコは全力で戦っていたと思った
少なくとも真央を殺してしまうのではないかと危惧して試合を止めようと考えてしまうくらいには
それなのに真央はそのアコを逆に返り討ちにしてしまった
「はぁ、もう私はあなたが本当は魔王なんだと言っても信じるわ」
「そうか」
その言葉は普通に真実であるため、俺はその一言で片付けた
断じてめんどくさかった訳ではない
「それで・・・魔族がギルドマスターをやっているという街はどこにあるんだ?」
俺としてはさっさとアゲハの奴に会いたかったのだ
奴は戦闘力でこそ四天王最弱だが、その軍略と星占いや使い魔を利用した情報収集力は、是利とも味方に引き入れたい
逆に敵に回してしまったときの方が怖いくらいだ
アゲハは「どんな作戦を立てようとも単身で兵や罠を軽々越えて王まで取れる君こそ敵には回したくないね」と言っていたが大勢を守ることに関してはいくら俺の力があってもアゲハの軍略が必要になってくる
「ふむ、彼はナイトシティと呼ばれる街でギルドマスターをしている。ただ2日前にも言ったかもしれないがナイトシティはアゲハがギルドマスターになってから冒険者が減っている。彼が魔族だからと言って従うことが出来ないといった連中だな」
「中立のはずの冒険者ギルドにもそんな奴がいるんだな」
「ルールと心は違うからね。どうしても魔族を憎く思ってしまう奴というのはいるものだからねぇ」
それはそうだろう
「なら俺たちはナイトシティに行けばいいんだな?しかし、俺はそのナイトシティというのがどこにあるのか知らないんだが・・・・」
少なくとも俺が魔王をしていた頃はそんな名前の町なんて無かったし
「あぁ、そういえば君は召喚された勇者の一人なんだっけ?それなら同郷のアコをつけよう。彼女に道案内をしてもらうといい。ついでにアコも彼らを手伝ってナイトシティの依頼を片付けてきてくれ」
「ちょっ!ギルマス!?どうして私も?」
アコが慌てている
「ん?あぁ、実はこの前アゲハと会話した時にアコとも一度あってみたいと言われていて、どのみち近々アコには何らかの依頼でナイトシティに行ってもらうつもりだったんだ」
なるほど・・・・しかしアゲハがわざわざアコに会う理由っていうのがわからんな
それも会ったときに問いただしてみるか
「そういうことなら・・・・」
アコ自体も元アゲハの主君であった俺を殺した負い目からあんまり会いたくないといった感じだ
しかしアゲハはそんなに根に持つ奴じゃないからなぁ
そこまで気にする必要もないと思うんだが・・・
まぁ、アコはそれを知らないからしょうがないか
こうして俺たちは今まで過ごしてきた家から荷物を取ってナイトシティへと向かうことになった




