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 撮影枚数が五十を越えたところでそれを止める。右から、左から、ひとつは顔を捉え、ひとつは手足を収めた様々なそれに満足したわけではない。むしろその逆で、写真で終わらせたくない、触りたいという欲求が胸中を支配した。

 乱暴に遺棄されていたせいか、髪の毛はごわごわと手触りの悪いもので、それはウィッグやエクステのように無機質に思えた。

 運ぶ最中は周囲に視線を巡らせることに忙しなく彼女の体の質感を記憶させるには至らなかったが、改めて触れた彼女の腕、頬、乳房、太腿は硬直により弾力こそ余りなかったが、どこか艶かしく、ここで初めて僕は、この遺体とひとつになりたいと切に願った。

 性欲が、憚るものもなく、彼女へ向かう。

 深々とした納屋の中で、僕の息遣いだけが響いた。

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