第21話 ローズマリア
ようやくヒロインを登場させることができました。
えっ?ヒロインは猫じゃないのかって?
ちなみに主人公が飼っている(というより主人公が眷属化されている)猫はオスです。
んっ ここは?
あぁ、そうだ。
確かダンジョンで倒れている人を見つけて....
「気付いたかね、坊や?」
「あぁ、彼女は?」
「何言ってんだい、隣のベッドにいるだろう?」
良かった、無事助かったようだ。
「状態は?」
「坊やが連れてきた時は瀕死の重態だったがね、
ここは魔道具店、死人でも蘇らすさ。」
「死人でも蘇らせるのか?」
「ハッハ、冗談さね。」
.......冗談なら言わないで欲しかったのだが。
「その....治療費はどれぐらいになるんだ?」
「そんなものいいさ。
お代はもう払ってもらったからねぇ。」
「?」
「いくつかの試作品の実験台にさせてもらった
からねぇ。勿論、坊やの方の話さね。」
なっ! このエルフなんてことするんだ!
「ちなみに、試したのって?」
「.......世の中知らないほうが良いこともあるのさ。」
「そんなこと言われるとさらに気になるのだが。」
そんな事を言い合っていると....
「えっと、あの....」
「「起きたのか!」」
どうやら言い合っている途中で彼女は目覚めたらしい
「その...助けていただいてありがとうございました、
えっと....アルフレッドさん?」
「えっ? なんで僕の名前を...まさか起きていて...」
「あんたアルフレッドっていう名前だったのかい。」
「いえっ、その....誰かとお話しされていた時、
耳だけは聴こえていまして.....その....」
このままでは話が進まないと思っていると、
「瀕死だったさね、仕方ないよ。ねぇ坊や。」
「ん、ああ、そうだな。では改めて。
守護者のアルフレッド=ヴァン=スミスだ。
出来れば人前ではフレッドと呼んで欲しい。」
「あんた姓持ちだったんだねぇ。」
......いちいち言わなくてもいいだろう。
「私は....ローズマリア=フォン=ハイムマン。
職業は魔法使い。
その....ローズって呼んでもらいたいかな?」
こちらがフルネームで言ったのに応えてくれたか....
このイカれたエルフよりは信用出来そうだ。




