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新米艦長奮闘記(仮)  作者: ストームガンナー
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第一話

遅くなって大変申し訳ありません。しかも、かなり短いです。それでは、本文をどうぞ。



士官学校 大講堂



「やぁやぁやぁ、我こそはー!!」

「なんのこっちこそー!!」

「我が嫁キボン!」

「絶対婿ゲット!」

「誰か〜副官に〜…」

「や ら な い か」

「死ねぇ!変態!」

「あふん!」



ワーワーギャーギャー


「…組み合わせの為の顔合わせだよなぁ?」

「ショータ…仲間がいてよかったな」

「俺は、あそこまで露骨でもなきゃ変態でもないッ!!」

「…さて、顔合わせをしてくるかな」

「無視するなー!」



大講堂の、あんまりにもあんまりなカオスっぷりに言葉をなくす二人。その時、ユートは視界の隅に顔見知りの姿を見つけた



「あ、教官おつか…」

「毎度毎度こいつらは…だいたい『産めよ増やせよ』を軍人の権利・義務・任務って言い張る連中が…、…あたしだって…」

「…れさまでしたぁ」



自分の指導教官であるアキモト・エリ(29歳・独身)教官に気付き、あいさつのために近付いたユート。が、その教官の口から洩れる愚痴にそそくさと退散するのだった



「教官も美人なんだけどなぁ…。男運が悪すぎるからなぁ…。…さて、そんな事より勧誘に行くかな」



そう呟くと、会場の真ん中にある打ち合わせ席に腰かけるユート



「ま、うまくいけばトントン…か」



顔合わせ用の資料を並べつつ、自ら率いる艦隊の旗艦となる大型航空母艦の資料に目をやる



「こいつも…運のない艦だよな…」



講義で、時代を遡ったかのような戦艦によるケンカファイトが現在の主流と説明された。が、それにより煽りを受けたのが航空母艦であった。第三次世界大戦の引き金となった西洋海(大西洋)における、ユーロピア4ヶ国の艦隊による狭い海域での砲乱打戦により、4ヶ国の艦隊に属していた航空母艦は敵味方問わず飛来した砲弾・対艦ミサイル・魚雷にことごとく轟沈した。これを受け各国は航空母艦の建造よりも戦艦・巡洋艦などの建造へとシフトしていった



「艦も8割か9割完成してたのになぁ。あとは、武装載せるだけだったのに…」



とりあえず、ユートは整備班に武装の取り付けを依頼していた



「…少しいいかしら?」

「ん?あぁ、交渉か?どうぞ」

「失礼するわね」


横からかけられた声にそう返しつつ、視線を向ける。と…とても大きな双子山が…


「え〜…あ〜…。んんっ!…ユート・ヴォルフだ。よろしく」

「スズキ・サトミよ。副官希望なんだけど…編成見ても?」

「あぁ、構わない」

「あ、あたしももらうな」



右から聞こえた声に、振り返ると先ほど以上の大きさの双子山が目に入る



「…(ゴクリッ)」

「へ〜…面白そうだな。あたしは、タガミ・サナエ。艦橋総合職だ」

「総合職…?オールオペレーター!?」



オールオペレーター…昨今の、軍の人員不足を解消する為に、簡略化されたブリッジでの作業を一人で行うための役職。とはいっても、ブリッジ作業を一人でこなすなど並の人間には不可能。結局、一部の者が習得する特殊技能となった。



「ま、珍しいかもな」

「珍しいかもな…どころか同期で取得してるとは思わなかった」

「ま、昔から器用だったからな」



ケラケラ笑うサナエ。


「そう軽く言われてもな…まぁ、これからよろしく、二人とも」

「よろしくね」

「よろしくな!」



こうして、ユートは副官達と出会った





…あは、どーせ俺なんて…。次は、長文を目指す!

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