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只今、普通の人生を浪費中。  作者: 成瀬朔久


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3/3

階段を上がって

門をくぐり、私はそのまま靴箱に向かった。

急ぐ必要はないため、ゆっくりと。


授業中だから誰もいない。


その事実のおかげで、私は特に緊張もせずに学校に来ることができた。

靴を履き替え、クラスではなく、別室がある階、四階に向かって階段を登っていく。


階段は苦手だ。

いつ登っても、いくら体力をつけても疲れる。


階段を上がっていると、休めばよかったな、行きたくないな、逃げ出したくないな、と思ってしまう。

思うこと自体は悪い事ではないが、行動に移したらまた話が変わってくる。


そもそも私にそんな度胸はない。

だから今日も学校に行っている。



四階に上がると、稀に授業中の教室を横切ることになる。

私はそれが一番苦手で、嫌なことだ。


どうしても自意識過剰に考えてしまい、どこかで噂されたらどうしよう、馬鹿にされてたらどうしよう、と考えてしまう。

ネガティブな思考になってしまう。



早歩きで教室を横切り、すぐ隣にある登校支援の教室に入った。


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