表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君と私と魔法のアトリエ  作者: 黒桜 海夜
すべての始まり
14/59

覚悟を決めて


「それではいこう」

「はい」


私達は朝早くからダンジョンに行くことにした

焚き火の火を消し私達は進むこと数分

何かが見える


「あそこだ」

「本当に近いですね あれは……扉…ですか?」

「そうだあそこから先はダンジョンだ」

扉の周りを見てみるが何もない本当に扉がそこにたってるだけ

とてもここがダンジョンとは思えない


「開けてみればわかる」

そういい開けようした瞬間思い出したように

「あ そうだ 昨日一緒に攻略すると言ったが正確には君が死にかけたら手を貸そう」

は?…なにを言ってんだ

死にかける前に助けて欲しいんだが!?

そんな感じで唖然としてるといきなり首根っこを捕まれ

扉の先にぶん投げられる

最近この人の私に対しての扱いが果てしなく荒い……

「いったぁぁぁい!!!?ねぇ!!!顔面から行ったんですけど!!??」

「君があんなとこで止まってたから親切に入れてやったんだろう」

この人は自分が悪いとは一切思ってないからすごく質が悪い


「ほら 行け後ろからついてくるから」

「はいはい!!!行きますよ!」

「で ここが不死のダンジョンですかさっきまで外だったのにあそこを通ると洞窟にいるなんて何でもありですね」

そう言いながら進んでいると目の前から何かが現れる

「ひっ!? なんですか?」

よく目を凝らすとそれはゴブリンであった

見た目はよくゲームで見かける緑色で耳がとんがっていて

身長は大体私より少し位だ

「ゴブリン一体か…まぁ今私達が入ったからなまだ生成が間に合ってないのだろう」

そう言っているとゴブリンが襲いかかり

手に持っている棍棒を思いっきり振る

突然の事に対応できず右腕で思いっきり受けてしまった

……が正直痛くはない少し何かにぶつけた程度の衝撃だった

「いったぁ…くない???」

「最初はそんなもんだまぁだがゴブリンだからってあまり舐めない方が良いこいつらは本来繁殖の仕方がおかしくて数ももっといるそんな者に囲まれて滅多うちにされた後産み袋として使われるんだそうはなりたくなかったら見つけ次第殺しとけ」

そういいながらクリスティーさんは手に持っていた剣を使い

ゴブリンを押さえつける


「やってみろ」

「え?これをですか…」

正直先程の話を聞いても抵抗はある魔物とはいえ生き物だし

それに私は殺生なんてほど遠い世界で生きていたのだ

「なんだ?だったらここで産み袋として使われるか?ここはダンジョンだからな永遠にゴブリンは増え続けるだろうな」

そういいながらクリスティーさんはゴブリンを離しゴブリンは一直線に私を襲いかかってくる

仕方なく腰に携えてる剣でなんとか抑える

「なっ!!?なんで…」

「なんだ?殺せないんだろ?なら私も抑えてるのは面倒でなここで逃げるか?それとも産み袋にでもなるか?」

「だからって……」

「なに 私は別にどちらでも構わん

ここで半年間攻略せずにあちらに帰るか

このまま産み袋として使われるか

だがこれが君が半年後に一緒に旅する2人が襲われてたらどうする?見捨てるのか?」

「そんなこと!!!」

「ならば躊躇うな 躊躇った者から死んでいく」

「クソが……やればいいんだろ…クソ」

そういいながら先程までゴブリンを抑えてた剣を構え思いっきり首を斬る



手にはゴブリンの身体から吹きでる血に染められ

斬った瞬間の肉を切り骨に当たった感覚が続き

さらにはさっき斬った瞬間の映像が頭を過ぎる

「どうしたそんなとこで惚けていいのか?奥からどんどん来るぞ?ダンジョンにいる間は気を引き締めとけ」

奥の方をみる薄暗いが目がいくつも光って見えるのがわかる

クソが…私はそう思いながら覚悟を決め歩を進めここら一帯の魔物を殺す

その度に吐きそうになるが我慢する

こんな所で一生産み袋として使われるなんて真っ平ごめんだ

そう思いながら殺していく

何分いや何時間進んだ?そんな事さえも分からず進む

気づいたら目の前には大きな扉が現れる

「ここがボスの部屋だ」

「…………そうですか」


扉を開け 中を見渡すが何もいないそう油断していると

するとそれは突然とやってくる

ガキィィィィィン

上からの奇襲だ咄嗟に気づき回避し剣を構え相手を見る

それは先程突き刺そうとした剣を構え笑っている

ゴブリンだだが先程まで相手をしてたヤツらとはちがう

身長も大きく両手には剣を腰には手斧が2本

極めつけは頭につけてる赤いキャップ

「それはレッドキャップだ普通より早く力強い気をつけて掛かれ」

レッドキャップが動き出す…

「はや…」

レッドキャップは狙いを定めにくいように素早く動き翻弄し攻撃をしてくるが

反応できない程の速さではない

ゴブリンの攻撃を防ぎ間合いをとる

(次で殺す…)

狐々奈は剣を構えチャンスを待つ

危険を察知したのか先程より慎重になるレッドキャップ

先程と同じように翻弄するが中々攻撃を仕掛けない

仮にしようとしても途中でやめ動き回る



そんなのが続くと痺れを切らしたのかレッドキャップがいきなり突進し始めた

先ほどまでに翻弄してた時より速く一瞬で懐まで到達し剣を突き刺そうとする

狐々奈はそれをわかってたのだろうそれに合わせ剣を突き刺すが

レッドキャップは身を捩り剣をかわし突き刺そうとした剣で狐々奈の腹を突き刺す

「がぁ!!くそが!!!」

お腹に激痛が走る

「くそが笑いやがって…」

狐々奈はさきほど刺そうとした剣を離しレッドキャップの首を掴み地面に叩きつけ

先ほど刺された剣を抜きレッドキャップの手に突き刺し動けないようにする

レッドキャップが叫び剣を抜こうとするが狐々奈は無意識に魔法を使い刺したため深々と刺さっている

狐々奈は叫ぶレッドキャップをしり目に自分の剣を取りに行きレッドキャップの喉元に剣を合わせる

「うるせぇな…いい加減黙れよ……」

剣を勢いよく刺し捩じる

レッドキャップは最後の断末魔を叫び息絶える

狐々奈は死んだのを確認するようにレッドキャップが持っていたもう一本の剣を取り胸に突き刺すと

先ほどまでのダンジョンの中ではなく入口に移動していた

「おめでとうよく頑張ったな」

気づいたらクリスティーさんが横に立っていた


私はそれで先ほどまでの緊張が途切れ座りこみ先ほど刺された腹を抑える

「…めっちゃ痛いです」

「だろうなほら手を貸そう歩けるか」

「すいませんちょっと無理です腰が抜けて……」

「仕方ないおぶって帰るか」

クリスティーさんはそういい私を背負いキャンプ地まで歩き始めた

「すまない君に酷いことをしてしまった君の覚悟を見たかったんだ」

「いえ…だいじょうぶです気にしてません」

「そうか…ありがとう」

「それと…あんまり揺らさないでもらえると……」

動く度お腹に激痛が走る

「早く戻って治療するためだ我慢しろそれといい加減魔法を切れ死ぬぞ」

「え?はつd…あ 本当だいつのまに……」

言われるまで気づきもしなかったいつ発動したんだろうそんなことを思っているとキャンプ地に戻り

傷口を治療する

「ほら 見せてみろ」

「はい…いったぁ!!!」

布が擦れ激痛が走る

「少し触れるぞ」

そういい私の傷口を押さえつける

「いたい!痛い!!!!まって少しじゃないめっちゃ押さえるじゃないですが待ってまって!!あぁぁクソが!!!!」

「もう少し我慢しろ」

そこで初めて魔力が流されてることに気づく

先ほどまでの激痛と打って変わりそれはすごく温かく痛みが和らいでくる

「ほら これで大丈夫だろう」

「え あ…あれ治ってる?」

「魔力を傷口に直接流し治癒力を極限まで高めたんだ」

立ち上がり動こうとすると立ち眩みを起こす

「あれれ?」

「君はバカかあれだけ血が抜けたんだ飯を食って寝ろ」

「は…はい」

そうして私達はご飯を食い横になると私はすぐさま睡魔に襲われ眠ってしまった


そうして時間は流れ三か月の月日がたった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ