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『可憐』らしいエンディング ~『可憐だ』なんて言わせない!!~

最終章 『可憐』らしいエンディング ~『可憐だ』なんて言わせない!!~


 さて、それでは仕切り直しだ。

 いうなればTake.2というやつだ。

「えー、コホン。皆さんに私から重大な発表があるんです!!」

「どんなどんな!?」

「ごめんね、詩織。無理にそんな事言わせて……」

「ん?」

「あ、本気で期待してるのね……」

「「「「「あははははははははははっ!!」」」」」

 こういう時、栞に救われているとつくづく思う。

 しかし、これだけの大失態だったのに、会場の温度は何とか下がらずに行けそうだ。

 後は俺の持って行き方次第だろう。

 うまくすれば盛り上がるし、下手をすればドン引きだ。

 その辺のギリギリのところで行く辺りが実に俺らしいと思う。

 しかし、もうこれ以上引っ張っても仕方がないので、ここはどーんと言ってしまおう。

「それで? 重大な発表とやらは何な訳?」

「あ、瑛ちゃんも気になります?」

「そりゃ、こんな風に引っ張られたらねぇ……」

 そんな風に食いついた風を装ってはいるが、その目が俺の方を心配そうに見ているのが分かる。流石というか、まぁそうだよな。

 段取りとかは知らないだろうけど、ステージ上のスタッフや、舞台袖のスタッフの慌て様を見れば、俺が下手を打ったのはバレバレだ。

 瑛の心配は当然なんだ。

 でも、大丈夫だ、問題ない。

 こんな逆境こそ、俺の真骨頂なのだ。

「ほいじゃあ、変に伸ばしてもあれだし、言っちゃうとね。重大発表と言うか、むしろ大問題と言うか……まぁ、やっぱりある意味重大発表なのですよ」

「『問題』?」

「そそ、ねぇ、詩織。私達の次の仕事って何だか知ってる?」

「えーと、音楽番組の出演があった気がするよ?」

「正解!!」

「お、もしかして『Hi Hi Hi!!』?」

「あ、そか、今度は番組で共演だな!」

「可憐ちゃん、瑛さんにその言葉遣いはダメだよぅ……」

 なんだかほんわか座談会チックになっているが、これでいい。

 ここからの温度差と言うかで、何とか盛り上げたいところである。

 まぁ、そんな段取り通りに事が運ぶこと、俺に限ってなかなかない訳だが……

「で、その次のお仕事が重大発表?」

「ううん。だってもう情報誌には載ってるじゃん、それ」

「うん……うん?」

「だから、それ以外のお仕事は?」

「………私は知らないよ?」

「うん、それも正解!」

「ふぇ?」

 だんだんと会場がどよめきだした。

 それは、さっきまで会場を包んでいた戸惑いとは別の、心配に近い戸惑いだった。

 そうだ、会場も心配し始めたのだ。

 俺たちの、『この先』に。


「なるほどな」

「会長?」

「『白紙』の予定表を、こうも上手く演出するとは……宮姫には演出家、もしくはペテン師の才能があるな」

「どういう事ですか?」

「まぁ、見ていればいいさ。ふむ、これは確かに『重大発表』だな」

 色々俺の頭の中でもシミュレートとしていたが、この発想はなかった。

 重大発表と言えば基本的に『ポジティブ』な内容を考えがちだが、まさかの発想だな。

 本当に脱帽だ。

 ことサプライズに関しては、もしかしたら宮姫の方が俺よりも得意なのかも知れない。

 まぁ、宮姫の場合、その存在自体が『サプライズ』みたいなものだから、当たり目なのかも知れないが、いやはや。大したものだ。

 後は、これを『どう利用するか』だな。

「ふむ、今後もこのユニットには楽しませて貰えそうだ……」

「はぁ……」

 三枝は良く分からないといった顔をしているが、まぁすぐに分かる。

 さて、それでは俺も、この宮姫の一世一代のペテンの顛末を、最後まで見届けるとするか……


 会場のざわつきが少しだけおさまったのを見計らって、

「いやぁ……重大発表と言うのはですね、あれですよ。どちらかと言うと、残念な発表なんですよ」

「残念?」

「そう。詩織、俺達のマネージャーの今月以降の予定表って、どうなってるか知ってる?」

「えーと?」

「俺達の来月の予定って、現状レッスンしか無いんだよ?」

「へぇ~……じゃあ、レッスン一生懸命頑張らないとだねぇ……」

「そうだねぇ……」

 本題を切り出した。

 それはもうゆるゆるな感じで。

 ……もちろん、もう一人ステージ上にいる人物の『ツッコミ待ち』と言うやつだ。

「『そうだねぇ……』じゃないでしょ!! 何? あんた達この仕事以降仕事ない訳!?」

「いやいやいや、ない訳じゃねぇよ? 新曲だって出したいし、アルバムだって出るし。でも、現状それ以外のお仕事が、『今のところは』ないなぁってだけで」

「それを世間では『仕事がない』っていうんでしょうが!!」

「あははははーっ!!」

「「「「「『あはは』じゃないよ、可憐ちゃん!!」」」」」

 流石は瑛。しっかり期待通りのツッコミを入れてくれる。

 いや、もう、本当にありがたい。

 おかげで会場からもツッコミが飛んできてくれた。

 俺の重大発表。

 それは『これから先、仕事がない』と言う現実だった。

 先程も言ったが、俺達は『駆け出し』だ。

 全国ネットの番組で放送されたオーディションだったから、知名度はそれなりだけど、あくまでもそれだけなのだ。

 話題になりそうだからと、最初こそメディアもこちらを向いてくれていたが、それで食いついて来てくれるのは、ここまでだ。

 ここから先は、本当に実力がある奴だけが生き残るのだ。

 小劇場に数名からスタートしたAKB49だって、瑛だって、実力があったから国民的アイドルになれたのだ。

 じゃあ、俺達はどうだろうか?

 それは俺には分からない。

 俺は男だし、偽物だから。

 でも、栞の歌は本物だと思う。

 だから俺は、詩織の為にも頑張らなくてはならないのだ。

 頑張るのだ。

 つまりこれは、『営業』だ。

 重大発表にかこつけて、全力全快の『営業活動』なのだ。

「と、言う訳で、この場を借りて、まずは会場にいらっしゃっている『他校の生徒会の皆さんにお願い』です!!」

 まだまだ、ライブツアーなんて本来なら難しい。

 そんな話、とてもじゃないが、貰えない。

 だったら、

「『是非、我が校の学園祭でKALENのライブを!』と言う方は、名乗りを上げて下さい!! 俺達、暇なんです!! でも、こうして歌いたいんです!! だから、ちょっと勝手かも知れないけど、『学園祭ライブツアー』とか出来たら、楽しいんじゃないかって思ったんです!!」

「それが、重大発表?」

「ううん、俺達の『重大発表』は『これからの仕事がない』っていう困った状況の話だ」

「あはは……確かに笑えないけど、『重大』だね」

「でしょ?」

「そっか、だから……」

「そう、だから……」

「「皆さんの『協力』が必要なんです!!」」

 自分達の手で、『仕事』を『話題』を作ればいいんだ。

 受け身でいるのはダメだから。

 そして、みんながいるから、俺はこうしていられるのだから。

 俺達の歌を、踊りを、待っている人がいるんなら、待ってないで、俺の方から、俺達の方から行けばいいんだ。


「いいんですか? 大波さん」

「何がです?」

「アイドルが勝手に、ステージ上で出演依頼を募るなんて……全国放送はされてないですけど、このイベントの映像、地方局では後日流れるんですよ?」

 声に振り返ると、KALENのマネージャーの大波さんと、うちのお父様が話をしているのが見えた。

「いいんですよ。彼女達はあれで」

「ほう」

「社長もそうですけど、私も同じ考えです。彼女達……いえ、可憐はあれでいいんです」

 まるで、眩しいものでも見るかのように目を細めて、大波さんは嬉しそうに言う。

「彼女のやる事に、間違いはない。そう思います。彼女は天性のアイドルなんです」

「大波さんがそこまで入れ込みますが……超えますかね? お宅の稼ぎ頭を」

「超えますよ、瑛だって、他のどのアイドルだって……可憐なら、いえ『KALEN』なら!!」

「では、私も先行投資をしておきましょうかね……」

「高町さん……それじゃあ……」

「ええ、例のプロジェクト、一緒にやりましょう」

「本当ですか!? ありがとうございます!!」

 ステージ上の盛り上がりと呼応するかの様に、ステージ以外でも、どうやら盛り上がっている様だ。

 私も少しだけ、『彼女達の白紙の未来』を埋める手伝いをしてみよう。

「お父様、それでしたら、私も一つご相談が……」

「おお、貴子。どうしたのかな?」


 こうして、俺達『KALEN』の学園祭ライブは、幕を下ろしたのだった。


『うわぁっ! みんな本当にありがとう! 絶対全部の学校を回るからね! 絶対だから!!』

『頑張ろうね、可憐ちゃん!』

 画面に映るのは、俺と栞のアップだ。

 時間は昼休み。ワイドショーの芸能トピックのコーナーで、俺達の学園祭ライブの映像が取り上げられていた。

 流石にライブ全てを紹介してくれる訳ではないけれど、その中でも特に、どの番組でも、最後の俺の発表が取り上げられることが多かった。

 自覚もあるが、それだけぶっ飛んだ発表だったということなのだろう。

『この様に『KALEN』の二人はライブの舞台上で次の仕事を募集するという前代未聞の営業活動を行なった訳ですが……』

『本当に彼女達には驚かされますね。特に可憐さんはいつも……』

 番組のコメンテーターも呆れているというか、驚いている様だ。そりゃそうか。

 自分で積極的に仕事を探すアイドルはいるだろうが、ライブ会場で探そうなんて馬鹿なこと、きっと俺しかしないだろう。そりゃ驚くってもんだ。俺があのお兄さんでもきっと驚いただろうさ。

『でも、本当、面白いですよね。彼女』

『ああ、瑛ちゃんはその場にいたんだよね?』

 番組にはゲストとして瑛もいる。なんでも新番組の番宣らしい。俺達と違って、忙しいスケジュールをこなしておいでの様だ。羨ましいやら、羨ましくないやら、複雑な心境である。

 まぁ、アイドルとしては嬉しい事だが、忙しいとその分学生としての時間は失われていくので悲しい訳だ。

 故の複雑な心境だ。

『ええ、もう、うちの店長鬼畜なんで……』

『いや、彼女は彼女で何者なの?』

『え? レストランの店長ですけど?』

 いつのまにか俺達の話題から、店長の、皐月さんの話題に変わってしまっている辺り、皐月さんの凄さを感じずには居られないが、文化祭から約一週間。こうして週末のワイドショーの特集にのぼる程度には、俺達の学園祭ライブは知名度を得た様だった。

「俺達、鈴原の秘密、守れたのかな?」

「きっと守れたさ!」

「へへへ……」

 クラスメイト達の心配してくれている、俺の秘密。

 つまりは俺=可憐と言う疑惑も、あの舞台上でのやり取りが効いたのか、あれ以降急速に聞かなくなり、今では『可憐のそっくりさん』として見物人が来るものの、『可憐なのでは?』と言う疑惑の目を向けられることは無くなった事を考えれば、無事守られたという事になるのではないだろうか?

 その点は、本当に感謝したいのだが……

「宮姫! これからも俺達が、君の秘密を守るからね!!」

「任せておいてくれ!!」

 どうにも、俺に対するお姫様扱いに拍車がかかった気がしてならないのは、俺の思い過ごしじゃない筈だ。

 正直な話、本当に少しだけ、鬱陶しい。本当に感謝はしてるんだぞ?

「俺達、絶対次のライブも見に行くから!」

「もうチケットだって買ったんだぜ!!」

 次のライブ。

 確か次は由芽崎高校でのライブだったか? 行ってくれれば、チケットくらいあげるのに、それを頑なに断って、しっかりチケットを購入してくれているクラスメイトに申し訳なさを感じつつ、

「バッチリ最前列だぜ! 流石は貴子さんだよな!!」

「また俺達で全力で盛り上げるからな!!」

 流行りはそろそろ下火になりつつあるんじゃないかって言う、『オタゲー』なる謎のダンスで盛り上げた気になっている連中には、イマイチ申し訳なさを感じきれない俺でもある訳だが、この気持ち皆さんには通じるだろうか? 通じないだろうなぁ……

 とにかく、今回の一件で、なんだかクラスが物凄く団結しているのは間違いがないみたいだ。

 そして、あのライブで募った学園祭ライブツアーへの申し込みも、本当に殺到しているらしい。マネージャーの話だと、基本的にこれから3ヶ月は週末はどこかの学校でライブをする事になる様だ。物凄く忙しくなった。これは嬉しい悲鳴だ。

 以下、ちょっとした回想です。どうぞ。

「全く、可憐の行動にはいつも振り回されるよ……」

「ごめんって、大波さん。 確かに俺がやっちまった失態を誤魔化す為に無茶苦茶を言ったのは認めるけどさ……でも、いいじゃん? 大盛況だったし、仕事も山ほど入ったし!」

「私は結果至上主義じゃないから、終わりよければ全て良しとは出来ないからね?」

「……うぅ……すみませんでした……」

「まぁ、でも、君の言うとおり、確かに君達の仕事が爆発的に増えたのは事実だし、とんでもない宣伝効果も得られたし、君達の新しい企画も動き出したしね」

「新しい企画?」

「それはおいおい話していくよ、今はまず、君が君の失敗を、ちゃんと『失敗』として反省することが第一だね」

「うぐ……はい、はんせいしています」

「とりあえず、当分は大人しくしてもらうよ? サプライズもなし。いいね?」

「はーい……」

「でも」

「ん?」

「色々お疲れ様でした」

「え? あ、うん」

「さて、まとめると、高校や大学でのライブ要請が25件、地方のイベントでのライブ要請が8件、ラジオへの出演依頼が7件、その他トークイベント何かの出演依頼が数件……これをほぼ3ヵ月の間にこなさないとだから、相当に忙しくなるからね? 覚悟はいい?」

「おう、俺が自分で募集したんだ、投げ出したりとかいい加減なことはしないさ」

「よろしい。では、これからもよろしくお願いします」

「よろしくおねがいします」

 という訳で、回想終了。

 自分で巻いた種でもあるし、歌いたかったのも嘘じゃない。でも、結果この忙しい毎日に、目が回りそうになっているのも、また事実。

 なんだかんだで、俺の、鈴原 健介の日常は、否応なしに珠洲宮 可憐に侵食されていると言わざるを得ない。

「なぁ、健介」

「なんだよ、和真?」

「……お疲れ様」

「っっっ!? な、なんだよいきなり?」

「いや、何となくさ。 本当に色々、大変だったんだろうなって思ってな」

「と、突然変な事言い出すなよ! や、やりにくいだろうが!!」

 隣で、黙ってTVを見ていた和真が不意打ちで変なことを言うもんだから、思わず取り乱してしまう。

 何と言うか、こいつのこういう時の声は、ドキリとするのだ。

「健介」

「なんだよ!!」

「俺は、お前が可憐でも、健介でも、それ以外の何かでも、お前はお前だって思ってる。だから、これからもよろしくな!」

「ふぇっ!?」

 和真の顔が真正面から見れなくて、思わずそっぽを向いてしまう。

 あの日以来、どうにも和真のイケメン指数が上がっている気がしてならない。

 男の俺でも赤面しそうな位のイケメンに進化しているのではないだろうか? その辺は俺よりも多分詳しい栞辺りに聞いてみようと思う。

 そんな訳で、俺と和真の関係も、何だかほんの少しだけ、変化した様にも感じるし、

パァンッ!

「和真っ!?」

「『蚊』だ……」

 全く変わっていない様にも感じるし……

 つまり結局よく分からないのだけれど。

「おい、あの子、『KALEN』の可憐じゃね?」

「いや、あの子は違うよ……」

 廊下から聞こえた生徒の声に、俺は堂々とこう答える事にしたのだ。

「俺は、『可憐』じゃねぇ! 鈴原 健介だ!」

 これは、嘘。 俺は鈴原 健介であると同時に、珠洲宮 可憐でもあるのだ。

 でも、クラスのみんなが、栞が、貴子さんが、バ会長達が、そして、和真が全力で守ってくれたこの嘘を、バレるまで、貫き通すのだ。

 だから、


「お前ら、俺を『可憐だなんて言わせない!!』からな!!」


 俺はいつだって、そう言って、高らかに叫ぶのだ。

「いや、それは難しいだろ……お前と可憐は似すぎてるんだし……」

「うっさい、和真」

 俺のこの、ドタバタした生活は、きっとこれからもずっと、長々とダラダラと続いて行くのだろうとは思うけど。

「おーい、宮姫ぇ?っ!」

「宮姫言うなバ会長!!」

「いいじゃん、宮姫」

「だーかーらーっ!!」

 俺を取り巻く日常が、一つ前の段階に進んだことは、多分間違いなくて。それが良い変化なのか、悪い変化なのか、それは俺には分からないけれど、


「俺は、おーとーこーだーぁーーーーーっ!!」


 変わった事、変わらなかった事、全部合わせて俺なのだから、変わっても変わらなくても、おもしろおかしいこの日々が、やっぱりずっと続いて行くんだってことだけは、間違いないって思うんだ。

 なんて、まとめみたいに行ってみたけど、これで俺の人生が終わるわけでもないんだし、かと言って、ダラダラ続くのもやっぱり綺麗じゃないと思うので、俺の今回のお話は、どうやらこの辺でお開きという運びになりそうだ。

 それでは皆さん、またいつか。

 お会いする日がございましたら、その時はどうか、よろしくお願いしますって事で。

 めでたくなし、めでたくなし。


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