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反転世界の正解〜この世界の真実〜  作者: Innovate


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第二十八転調「鏡」

「クソ、体が言うことをきかねぇ!!」

恐らく眠り姫の影に潜んでた奴自身の力か??

「このまま言われてた通りにされちまったら!!アイツらを俺が殺す事になっちまう!!」


ーーその一方で、カイザー達は......

「団長!どうする〜?再生しきれてないから切っちゃう?」

ミケは能天気に団長に尋ねる

「いや、コレは切ってはマズい気がする......」

そのカイザーの発言に反応するかのように

鑑定師団、団長のリザードがカイザーに話しかけた。

「流石の勘だ。腕は落ちてないようで何よりだよ、カイザー君」

ミケは首を傾げる

「ミケは知らなかったっけな?カイザー団長とリザード団長は、非常に仲が悪いんだよ」


「おい!リザード!!ボーッと見てないで手を貸せよ!??」

カイザーの文句は止まらない

「お前、何か情報掴んでるんだろ?情報共有しろ!!」


リザードも言い返してしまった。

「カイザー、お前が乱入して来たから

割り込みずらかったんだが??情報の中には極秘情報も含まれるので、教えれませ〜ん!」


そんな低知能みたいな会話をしているのを見て、ミケを始めとする幹部も、鑑定師団の副団長のネスクも呆れた表情を浮かべる。


「そんな子供喧嘩してる余裕があるのか??」


「聖邪黒夜《セイジャクノヨル》」!!

団長二人に向かって放たれた秘技はバリスの力を持って反射させる事が出来たが、反射技や耐えれる程の装備品を持たない彼らに防げる術はないと思われた。


が、しかし

「大事な話の途中なんだよ??邪魔すんな!!!!!」

そういって二人の団長は剣を振った?ただそれだけ、それだけだった。

「オレの秘技をそのを一度振っただけで打ち消したのか?」

そして、話を邪魔された二人の苛立ちの矛先は完全に、放った張本人《ナニカ》に向いてしまった。


ーーそして、バリスはヴェル達がいる避難所の付近まで来てしまっていた。

「創力で壁を生成して、自分自身を囲めば時間は稼げるが......あぁ!考えてる時間はねぇのかよ!!!」


『製作者《メイクルド》』......

「創造ノ壁画《だんざい》」!!!

バリスは自分自身を囲むように鋼よりも強固な壁を生成し、自分を閉じ込めた。

「時間はほんの数秒しか稼げない......時間稼ぎしていてもいつかはアイツらを......」


ーー(僕は、もう一つの僕には劣るし、

弱気で、制御も出来ない)

二つの意識が飛び交う。

その一つの意識は、今にも消えそうな程

呑まれていた。

((チッ、完全には抑えきれてねぇか......))

それに、こんな奴に構ってる時間はない。

時間がいくらあっても足りない程の危機だからな。


(なら僕がどうにかする!!君の実力は嫌味かと思う程わかった......今度は実力では測れない絆をキミに見せる番だ!)

俺でさえ、かなり苦戦してるんだぞ?

((なら、お前が主導権を取り戻したとして、今のお前に何が出来る??))


(何が出来るなんて、わからないよ、だけどわかるんだ。この矛盾が僕らの絆なんだと僕は知ったんだ)

不確定な希望に縋って、期待を裏切られるかもしれないというのに、コイツの眼には、眩しいほどの灯火が見える......

((お前、現状がわかっている筈だが。この状況でもまだ言うか?))

俺はコイツに正気か?と確認した......が、コイツは譲る気はなさげだ

((もう、好きにしろよ、お前一人でどうなっても知らないからな?)】

なんでだよ、なんでこんな状況なのに笑えるんだよ......

(ありがとね、それに僕一人で解決できるなんて思ってないよ、僕には矛盾すらひっくり返せる仲間がいるんだ!!)

あぁ、そうかコレがコイツの不確定な確信だったんだ。

この矛盾を俺は知らない......

((お前と俺は同じバリスだとしても、違うんだな))

絶望と怒りの存在として生み出された俺と

お前の大きな違いだ。


ーー「キミもバリスだよ......だって、僕が限界な時に助けてくれた、次は僕の番!」

((無茶しやがって......あとは頼んだぜ、バリス!!))


「あぁ、キミの分まで頑張るよ、任せてくれてありがとう」


ーーその頃、避難所では......

「うぅ、ここは?ヴェル?私、もしかして、気を失っていたの?」

目を覚ましたピックにヴェルトンは、安堵した。

「ピック、ここは避難所だよ、話せば長くなるから、簡潔にいうと、バリスが私たちを逃がしてくれたんだ」


「そうなんだ......アイツは大丈夫なの?

私も気を失う時になってようやく姿が

見えたけど、少女の姿をした爆弾なのかと思ったの」

私も同じ事を考えていた。

バリスの事だ、乗り越えてくれると信じているが、あの雰囲気のバリスは知らなかった。

「でも、バリスはバリスなのは変わりがない......か」


すると、避難所の入り口にバリスが姿を現した。

「あ、アレ?バリス?もう倒したのかい?」

しかし、ピックのライズの勘は逃げろと警戒を促していた。

「ヴェル、待って。アイツ私たちを狙ってるかも......あの動きは狩る側の動きだ。私たちを殺す気か?」

バリスが私とヴェルを殺そうとしてる?

バリスならそんな事を望まないし、する筈もない。

しかし、あの時に見たバリスの事は全く知らない。

もしかしたら、本当に殺す気なのかもしれない。

「でも、アイツの眼からは殺気を感じないぞ?むしろ何かを訴えているような......」

ライズの勘は、絶対に当たるわけではない、あの族長でも、当てれても五割程だ。ピックはライズの勘も会得済みだ。

その勘が当たっているなら?訴えているとしたら?

「何があったからわからないけど、助ければいいんだね!」

ピックは予想通りと言わんばかりに同時にバリスに向かって走りだした。


((何やってるんだ?!アイツら!引き返せ!!死にたいのか?!))

そんな事考えていても、彼らは向かってくる。

(やっぱり、そうするよね)

僕は彼らが向かってきてくれてことが、何よりも嬉しかった。

((おい?マズイぞ?このままだと本当にコイツらを殺してしまうぞ!!?))


「バリス!!キミを待っていたよ!!」

ヴェルを殺そうと体が動き出したが

僕の体は聞く耳すらない様だ。

なら、口で言えばいい。

「ヴェル、僕がバリスなのは確かだよ!

でも、眠り姫に潜んでいる何者かの力かわからないけど、そいつが言ったことは絶対らしいんだ!」

あった事をそのまま、率直に伝えた。

「で?なんて言われたわけ?変な事言われてないでしょうね?」

信じてるから伝える事ができる。


「二人を殺せって言われた!!!」


ーーその瞬間、僕の体はヴェルとピックに向かって一撃を入れようとした......が、

「バリス、わかったよ。教えてくれてありがとね」

ヴェル......こちらこそありがとう!

「ヴェル、一応他の避難者を安全な所に逃がしておいたよ!」

ピックもありがとう!

「ヴェル!ピック!助けてくれ!!」

僕が選んだ選択は助けを求めるという選択だ。

信頼できる仲間だからこそ、僕を委ねれる


「不謹慎だけど、私は嬉しかったんだよ。

また知らないバリスを知れたんだから!」

ヴェルがいなきゃ僕はここまで来れなかったと思う。

「アンタが始めたんでしょ!!こんなとこで終わらしちゃダメだと思う!!」

ピックも出会ってばっかりでも、共に戦っ

たあの日は変わらない始まりだと思う。

「僕は本当にいい仲間に恵まれた......あの日の僕に教えてあげたいよ......」

視界がぼんやりと沁みていくのを感じた。

僕の涙だ。

でも、この涙は僕だけの涙ではないよね

((お前ら......俺は信頼を忘れていたのか、

ごめんな、ごめんな。そして、ありがとう))


「やはり、バリスの創力は底がないな......このレベルになると少し乱暴に抑えることになるけど、バリス!痛いけど我慢してね!」


『奏想《ピアニスト》』!!!!

「降臨せよッ!!!鍵盤の悪魔......サタン!!」

あの時、ヴェルが使っていた新しい技か

「この技は悪魔の様な演奏で相手と自分に同じダメージを与える事が出来る」

痛み分けって事だろう、ヴェルが身を張ってくれてるんだ!僕だって出来る事をしないと!!

「恐らくバリスを抑えれる程のダメージを与えれば私はその前にダメージであの世行きだろう」

ヴェルの予想は当たっていた。

ヴェルの体力は今のバリスの半分程。

そして、サタンの弱点はその技すら防がれる事。

「少し代償あるけど、やむを得ないか......」


ピックはバリスの感情を自身の創力『感属蝶《エモーション》』を使用し、彼の事を止めれないかどうか、調べたが、

「感情的な束縛や邪念はないみたい......

どうやら、身体的なほうみたいね??」

それにバリスの中にもう一つの感情を見つけた。

「絶望感と、怒りの声??」

バリスは二重人格を持っている?

バリスは滅多に不満を表に出さない。

それが溜まっていたのかな?

「でも、何処か納得してしまうのは何故?

バリスらしくないのに、バリスなんだなと納得しているの私??」

ピックもヴェル同様、バリスの心奥深くに潜む謎に触れて思った。

「「バリスはバリス」」なんだと、

当たり前な事な筈なのに......

「もしかして、二重人格ではなくて......同じバリスの一部??」


その頃、ヴェルは体の自由が奪われたバリスを止める為に戦っていた。

「『バイオリニスト』では傷すら与えれない......代償がつくけど仕方ないよね」

すると、ヴェルに纏っていた悪魔のオーラとはまた違うオーラが彼を包み込んだ。

やがて、彼を白き炎が彼を包み込む。

そのオーラは悪魔のオーラと混ざり合って

初めて調和される。

「不協和音を司り、鍵盤の悪魔と恐れらし悪魔の王、サタン」

そして、

「協和音を司り、鍵盤の天使と崇められた天使の王、ルシファー!!」

その二つのオーラは共鳴の音を重ねて初めて意味を成した。

「サタンが破壊なら、ルシファーは再生だ。

ダメージはルシファーでカバー出来る!

この一撃を耐えてね、バリス!!!!」


ヴェルが放った一撃はバリスに手を伸ばした。

「救済の堕天使《ア・ハンド・リーチト・アウト!!》』......


ーー「「フロムヘヴン!!!!!」」

第二十八転調をここまで読んでくださってありがとうございます!!


「何が起きているんだ?!」


「この謎が気になる!」


「続きが気になる!」

と思って頂けたらブックマーク!!

もしよろしければ、評価ボタンお願いします!!

正直な感想もお待ちしております!


つまらないと感じたら⭐︎1つ

続きが読みたいと思って頂けたら⭐︎5つ

参考になりますので!是非お願いします!


Xでも《Innovate》として活動しております!

この謎が解けるかもしれないと思った方は是非Xで

【 #反転世界の考察 】でポストしてくださったら嬉しく思います!


では、次の転調で会いましょう!!!

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