↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
反転世界の正解〜この世界の真実〜  作者: Innovate


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/27

第一転調『希望の鼓動』

【お知らせ】本日!初投稿なので第一転調〜第三転調(3話)まで

同時公開します!

明日からは毎日一転調(1話)ずつ投稿します!

―――この世界は理不尽だ。


まるで、世界そのものに呪いをかけられているようだ。


この世界には、『僕』のような弱い奴は必要ないのか?


「これは、僕が正しき答えを導く物語だ」


僕の名は、

『バリス・ド・フラット』

平民……と言っても、平民と胸を張って名乗れるほどの暮らしはしていない。

何故なら、僕はこの街で一番の貧乏人と呼ばれているからだ。


そんな僕は、今日で十七歳になる。

これで、晴れて大人の仲間入りだ。


この世界には二つの大陸がある。

それぞれの大陸は非常に仲が悪い。

そんな両国が、唯一結んでいる条約がある。

……【成人した者は、創力を授かる義務がある】

という条約に従い、僕は教会で神様に創力を授かる!


教会には、眩しいほど神聖な光が差し込んでいる。

「今日、僕はこの教会で創力を授かるんだ」


そんな僕の前に、如何にも大柄で目つきの悪い男が二人もやって来た。

「えぇと、僕に用があるのでしょうか」

男たちはニヤけながら、こう言った。

「お前みたいな一番の貧乏人は、一番弱い創力を授かるんだろうなァ」

散々言われているのに、慣れてしまっている自分がいる。

それが、ひどく虚しかった。

「そりゃ、どうも。心配いりませんので」

男たちは、またもや口を開いてこう言った。

「貧乏人君が可哀想だから、前もって心配してあげたんだけどなァ?」

世の中の人間は、僕のことを下に見ているような扱いをする。

だけど、何もできない自分は、歯向かうこともできない。

「僕は何を言われようが傷つきませんので、僕に構わず授かって来たらどうです?」

男たちは面倒臭そうに、神父様のところへ向かって行った。


「大丈夫?」

……と、心配の声をかけてくれた人がいた。

その人は、美しく気品のある女の子だった。

「君は……」

その女の子は、小さな口を開いた。

「私? 失礼、名乗ってはいませんでしたね」

『クノエ・ファ・ナチュ』

彼女は、そう名乗った。

聞き間違いかと思って聞き返したが、答えは同じだった。

「もしかして、王族の?」

彼女はキョトンとした表情をして、

「王族だなんて、気にしないでいいのですよ」

そう軽々と答え、しなやかな金色の髪を靡かせた。

「あなたが、あの二人の大柄な男性に絡まれているのを見てしまったので」


教会にシスターの声が響く。

「バリス・ド・フラットさん、どうぞ」

ようやく、僕の番が来たようだ。

「では、失礼します」

すると、クノエ様は、

「また機会があれば、お会い出来ることを祈ります!」

と、言って列に並びに行った。

僕と関わっても、大して何も得られないというのに。

とても不思議な人だった。


神父様の前に立つと、神父様は祈りの詠唱を始めた。

「我が世界の守り神よ、我らに祝福と力を授け給うて」

その瞬間、突如として僕の体に光が差した。

「祝福は幸福に転じ、力は己の物と成り変わる」


――『ブリンギング』


遂に、僕にも神様の加護と創力が与えられたのか。

しかし、大事なのはここからだ。

一体、何の能力が与えられたのか。

石板に刻まれた三文字に、僕は絶望した。

『製作者』

という創力を与えられたのだ。

先ほど大柄な男たちが言っていた通りになってしまった……。


『製作者』は、この世界で一番弱いとされる創力であり、歴史上一人だけしか与えられていなかった創力である。

つまり、かなりの低確率なのに、外れ創力である。

今度は、神にも見放されたのか。

「もう、身も心も冷めて来たことだし、帰るか」


僕が住んでいるのは、今にも壊れそうな柱だけで建っているような、ボロボロの家だ。

むしろ、家があるだけマシだと思うぐらい貧乏だ。

病気で寝たきりの母さんと、二人で暮らしている。

「母さん、ただい……」

明らかに様子がおかしい。

「母さん……! しっかりして、母さん!」

僕は慌てて、母さんを抱えた。

「あ……のね。母さんは、もう……口も、回らないかもしれないけど……」

「あなたが……生きてくれる。それだけでも、私は……幸せだったのよ……」

僕は、涙が頬を伝うのを感じた。

「母さん、ごめんね。あの時、僕を庇って……こんな苦しい病にまで罹ってしまって……」

母さんは、苦しさを感じさせぬような笑顔で、

「次は、あなたが幸せになる番……。だから……私の分まで、生きて……ね……」


僕は、この絶望という悪夢を二度も見てしまった。

一度目の絶望は、教会で起きた創力での絶望。

二度目は今だ。


母さんが息をしていない。


今が、二度目だ。

「あぁ……母さん……? 母さん……アアアアアアアアアァァああああぁッ!!!」

僕は絶望しながら、自分を恨んだ。


(もしも、自分が強かったら、母さんを守ってあげられたのだろう……。僕が強ければ……!!!!!)


――「ドクゥ……ン……ッ」


心臓の鼓動のような大きな音が、世界に鳴り響いた。

その瞬間、世界の理は大きく変わり始めてしまった。

。


第一転調をここまで読んでくださってありがとうございます!!

私自身、初投稿なので至らぬところがあると思いますが、一生懸命続けていこうと思います!!


最後まで見てくださった...

“あなた”に、お願いがあります!!!


「何が起きているんだ?!」


「この謎が気になる!」


「続きが気になる!」

と思って頂けたらブックマーク!!

もしよろしければ、評価ボタンお願いします!!

正直な感想もお待ちしております!


つまらないと感じたら⭐︎1つ

続きが読みたいと思って頂けたら⭐︎5つ

参考になりますので!是非お願いします!


Xでも《Innovate》として活動しております!

この謎が解けるかもしれないと思った方は是非Xで

【 #反転世界の考察 】でポストしてくださったら嬉しく思います!


では、次の転調で会いましょう!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。