第4話 王都への道
レインハルト率いるパーティーは王都アストリアへと向かっていた。しかし、その道中も安全とは言えなかった。
「グレイモンド!前方にスライムの集団がいる!恐らく数は10以上!グレイモンドは前衛で通常のスライムを蹴散らしてくれ。レイヴァンはスライム【紅】を召喚してくれ。フェルナーは万が一のために副作用の少ない強化ポーションを作ってくれ。俺は援護する。」
「「「「了解!」」」」
こうしてパーティーはスライムの大集団とぶつかり合うことになった。敵のスライムは通常種,【紅】に加えて不明の未確認種も含まれていた。
「俺は未確認種と【紅】を相手する!グレイモンドは通常種を頼む!」
「了解!」
グレイモンドの聖剣の一閃によって、通常種のスライムが吹き飛んだ。
「レイヴァン!未確認種の前にスライム【紅】を召喚してくれ!敵の能力を知りたい!」
「了解!"召魔・スライム【紅】"」
レイヴァンが召喚したスライム【紅】が不明種の前に立ち塞がる。そして、未確認種がスライム【紅】に攻撃したところ...
「何!?スライム【紅】が一撃だと!?我々も一撃でも喰らえば危ない!"炎球"」
不明種の攻撃力の高さに驚愕したレインハルトは遠距離魔法である"炎球"を放った。不明種は"炎球"の一撃で倒された。
「攻撃力特化型か。恐らく【紅】の逆だろう。これなら脅威ではない。不明種には近づくな!遠距離攻撃を仕掛ければ簡単に倒せる!」
こうして呆気なくスライムの大集団を倒したパーティーだったが、【紅】以外の異常種の存在は衝撃を与えた。
「レイヴァン。不明種のステータスは分かるか?」
「多分分かるよ。ちょっと待ってて。」
《スライム【撃】(Lv15)》
通常スライムの突然変異体で、非常に攻撃力が高いスライム。Lv20相当の冒険者でも一撃で倒すことができる。しかし【紅】とは対照的に防御力は低く、遠距離魔法で簡単に倒すことができる。魔法攻撃は行わず、物理攻撃のみである。
「えっと。レインハルトの言ってた通り【紅】の逆バージョン。で、レベルは15。【紅】と同じだね。」
「なるほど。しかしここでも新たな異常種が出たということは、今後も出る可能性がある。警戒して進もう。フェルナーはどう思う?」
「うん。【紅】と【撃】がいるなら、防御特化と攻撃特化だけで終わるとは思えない。もっと厄介なのが出てもおかしくないね。」
「了解!」
「おー!」
「了解!」
「了解!」
こうしてスライムを蹴散らし、先へと進むパーティー一行。しかしスライムの集団は戦いの始まりに過ぎなかった。果たしてパーティーは無事に王都アストリアへと辿り着くことができるのか。また、なぜこのように多数の異常種が発生しているのか。
定期テストの勉強で追われているため暫く連載作品の更新が行えません。
活動再開は7月上旬を見込んでいます。
誠に更新を期待している方には申し訳ないのですが、今後も私の応援をよろしくお願いいたします。




