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ぺったんぺったん

おじいさんのありがた~い おはなし。

 ど〇きつねたちの稲荷アジトに始めて入った又八、さくら、金さんはその建物と中身の差に驚いていた。月世界の近代科学が垣間見える江戸の町では見かけない部屋のつくり、大きなスクリーン、壁の素材も見たことがない物が使われていた。

「不思議なもんばっかりだ。」

「こりゃ、たまげたぜ。江戸の町にこんなもの造りやがって」

 金さんは、我を忘れて奉行モードになりそうだった。しかし、又八は何か見覚えがあるものが置いてある部屋を見つけた。

「おお、これはうちにもあるぞ。おらが()く餅はうめえって、みんな言うだ。」

「さくらも又八さんのお餅好き。」

 又八が杵を手に持って、周りを見ると、蒸したもち米も用意してある。

「よし、せっかくだから、おらが搗いてやるだ。」

「待って、それに触らないで」

慌てて、ムーンが止めに入る。

「それは、通信機なの。」

「通信機って何だ?餅搗く機械か?」

 すると、いきなり通信機が動き出した。


 ぺったん ぺったん ぺったん


「あ、通信が入ったわ。『転送を許可するって』」


 ぺったん ぺぺぺったん ぺったんたん


「『転送目標地点と人数を知らせろ』って言ってるよ。」

「なんか、今日はちゃんと仕事しているみたいね。」

「お昼寝終わったのかな。」

「じゃあ、わかる所で、柳生の里、人数は8人で」


 ぱん ぱん ぱぱぱん ぱぱぱん

 ぺったん ぺったん ぺぺぺ?


「『なんか人数増えてないか?』って言ってるよ。」

「3人連れて行く人がいる。」


ぱん、ぱん、ぱぱぱ、ぱん 

ぺったん、ぺったたん、ぺたたん?


「『まさか 地球人をつれていくのか。』って」

「今回は特別よ。事件解決に必要なの、」


 ぱん、ぱぱん、ぱぱん。

 ぺったん、ぺったん、ぺたたんたん。


「『規則は変えられない』って」

「タキシードうさぎさんに、お昼寝のことチクるわよ。」


 ぱん、ぱぱん、ぱぱん、ぱんんんぱん。

 ぺ、ぺぺぺ、ぺったんたたん。


「『え、もう、今回だけですよ。』ですって」

「ありがとう、お土産に『雪ウサギ』『因幡の白うさぎ』『うさぎさん』買っていくわ。」


ぱん、ぱん、ぱぱぱんぱん、ぱぱんぱんぱん、ぱぱぱんぱぱん、ぱん。

 ぺたんぺたん ぺぺぺ!


「『みんなウサギの形、ケンカ売ってんの!』ですって」

「雪ウサギなら、各県いろいろあるからまとめて送るよ。」

「ムーン、煽ってどうすんのよ。それは今度でいいでしょ。」


 ぱんぱんぱん。

 ぺったんぺったん。


「『準備しろって』さ。」

「雪ウサギを?」

「転送の準備!」


 そんなわけで、稲荷アジトの奥にある古い井戸に、ど〇きつね達と、又八、さくら、金さんは入っていった。


月はうさぎがいるんだよ

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