奴隷時代末期
言葉遣いとか奴隷的云々の調教系すっ飛ばして書いちゃいました。。。
あと、口調変わります。
地下の牢から連れ出されて二週間ほどが経ちました。
二週間の間で、いろんなことが起きましたが変わった大きなことは二つあります。一つ目は、首に金属の首輪をつけられてしまったこと。二つ目は、地下牢から移動して個人用の小さめの牢に移ったこと。
牢のことはともかく、首輪には不思議な効果があるようで、頭の中で考える言葉とか口調とかも勝手に変換されてしまったり、首輪をつけた奴の命令に逆らえなくなってしまったりする。
ただ、どちらにしろ、首輪がついてないとしても命令に逆らうことはない、と思う。
地下牢にいる人たちは地上の牢にいる人たちよりも生活環境は悪いし食事もほとんど残飯みたいなものだったけど、地上の個人牢は毎日清掃が入るし、貴族が食べるようなものではないけど食事と言えるようなものも食べることができる。実際、地下牢にいた数日では死者こそ出なかったものの栄養失調っぽい子も多くいたし。
個人牢にいるような人たちは地下の状況を知ってるから、地下に落とされないように命令に従うことも多いし、調教する側からしても地下に落とすぞという脅しとしても使えるので手間が小さくなるようにできてると気づいた時はすごいとは思わされた。
それに……最初、ここにきた時は「俺」だった一人称も「ぼく」として考えるようになってしまった。女の子が使うには「ぼく」はややおかしいかもだけど、調教師は「俺」ではないなら「ぼく」でもよかったらしい。最初に「俺は男だー!」って言ってたのを矯正させる目的だったんだろうけど。
ともかく、少し、いや結構罪悪感はあるけれど、地下牢から個人牢になってよかったと思う。ただ、ぼくみたいな「男」と言い張ってたやつをそのままお客に渡すのは難しいんだろなあと思う。
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カランコロンと、金属音がして扉を開けながら人が入ってくる。奴隷商には、あまり多くの人は来ることはない。そもそも奴隷自体(非犯罪の場合)がある程度高級品だし、珍しい奴隷は基本的にオークションにかけられることが多いためである。店先にわざわざ来るのは、オークションで買えないような金銭(それでも結構なお金持ちだけど)しか持ってないような人か、安く買える奴隷を探してる人のどっちかだ。
と、思って一瞬気になって目を向け、買われないよう目を外そうとしたのに。
まるで初恋のように驚いてその人から目を離せなくなってしまった。
この世界で、ほとんど見たこともない黒髪だったのだ。
調教シーンとかはノクターンで書くかも!書けたら!
ご主人様との出会いも書けた〜!
あとPV100くらいいきました!ありがとうございます!