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40歳だが気付いたら異世界転生してアデール・トゥルーマン将軍になった件  作者: アフリカ霊長類進化研究所 ンゴ・イクァンノカ職員
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正体不明の大男編その7

匙は投げられた

正義と巨悪の決戦が今幕を開けたのだ

「「「お疲れしたー」」」


「大人の自覚がないねアイツはいつまでも子供のままだ、みっともない」


「あんのサボり野郎、明日来たらとっちめてやるぞ」

「ハハッぜひお願いするッス!」


「フーッ・・和田さんが来ないから悪口で大盛り上がり、楽しかったッス」


仕事を終え帰路につく桜井であった

道中コンビニに寄り牛丼を3点購入し一服、ありったけの揚げ鳥も買い足した


「もう9時か、俺が働いている間も反日工作員がうごめいているのは許さないッス」


「ハーハーもう限界ッス、早く寝たいッス・・・」


ドアが開き現れたのは疲れた顔をした桜井、ヘトヘトに座り込む

力を抜きドサッと荷物を置き一息を吐く


「良い匂いではないか!鳥は大好物だぞ!」


「さすが将軍、フッーフッー・・・でも俺疲れたんでもう寝るッス」


「残りは冷蔵庫に入れれば良いんだな?明日も気前入れて頑張るんだぞ」


「了解ッス、総理も頑張って工作員と戦っているから弱音は吐いちゃ駄目ッス」


「それにしてもサクライまた太っているではないか、食い過ぎだろう」


「これでも前より減らしてるッス!コーラも一日3本まで我慢したッス」


「確かにジュースとやらは美味だがな、まあいいワダは相変わらずだぞ」


和田は最近は新たに愛国者が集うサイトを発見しのめり込んでいた


仕事を休んでまで入り込む事にアデールは詐欺師に騙されているのでは疑い

心配をしてる裏腹、仕事で忙しい桜井に言い出せずにいた


「なんだかカンテイだのベンゴシをチョウカイだの、知っているか?」


「俺は愛国女性国会議員、真田虫金脈さなだむしきんみゃくをサポする一員なんで知らないッスね」

「そうかワダから毎日サイトを読めって言われてるんだ、少しおかしくないか」


「主張によるッス、愛国ビジネスに擬態する反日もいるから吟味しなきゃッス」


「内容は、ザイニチを帰すハンニチベンゴシを追い詰めるといっていたぞ」


「普通の日本人として当たり前の主張じゃないッスか、まっとうな保守派ッス」

それを聞いたアデールは安心して寝室に向かう


「ワダよお前のやってる事は日本人として誇らしいんだな!応援しているぞ!」


いきなり言われてキョトンとした顔をする和田

おもむろにスマホを置いて起きがった


固い表情から次第にニタニタ笑い、気持ち悪い笑顔へと変わってゆく


「将軍アンタ良い奴だな、なんか嬉しいど恥ずかしいぜ」

「褒められたのは小学校以来か、でもなこれは反日勢力との最後の戦いなんだ」


「戦いか・・・我も同じ戦士として貴様の勇士を見届ける義務があるな!」


「でもなまだ戦いは始まったばかり、勝つまで祝福は取って置いてくれ」


「分かった称えるのはハンニチセイリョク?に勝利した時だな」


誰かが顔だけ出して様子を伺っていた

それは桜井だ、将軍の血気盛んな顔を久しぶりに見て感動している


アデール将軍と初めて遇ったあの日以来であった、

鬼の様な形相で追いかけられた記憶が頭の中で走馬灯の如く、焼きついていた


「なんか凄いッス、・・・和田さん見直したッス!サボりの事は忘れるッス」


「なんだお前もいたのか、立派な戦士だ少し足りない所があるが」


「ワダよ体は小柄だが、その熱い思いは伝わったぞ充分に」


その日の夜2人は将軍の武勇伝を聞かされて自分達を奮い立たせた


「我は兵隊を引き連れて勝利するが、この星のネットとやらは不思議だな」

「お互いの顔が分からぬまま、ハンニチに対して素晴らしい結束力だな!」


「匿名空間だからこそ反日の見分けも難しい、味方も反日って事もある」


「なるほど、我の世界もいずれそんな時代が来るのか」


「そうッスよ、和田さんのサイトを見て来たるべき未来に向けて勉強ッスね」

「ニホンの伝統も分からない事だらけで世話になっている身」


「我もこれから知識を付けるか、まずはまとめサイトを見ればいいんだな?」


「勉学は年齢関係無いッスからね、将軍は体だけじゃなく頭を鍛えなきゃッス」

「まとめも良いッスが、反日勢力と戦っている政治家のサイトも良いッスよ」


夜も更けてもトークは止まらない

3人が初めて一つになれた特別な日になった


「流石に眠んで将軍、もうここでお開きでいいんじゃない?」


「なんか夜中起きていると腹減るッスね、あー豚丼食いたいッス」

「サクライよお前は豚になりたいのか?」


「ブハハハハハ、もう半分豚に成りかけてるだろハハハッ」

「ちょっと和田さん止めてくださいッス、それは言わない約束ッス!」


「わりいわりい、さ寝るか」


男達の宴も終わりを迎える

静かに特別な一日が去って行った



・・・・・

・・・・

・・・翌日


寮の郵便受けに桜井が一人立ち尽くしていた、一体何があったのだろうか


「手紙が50通いや100通も届くなんて有りえないッス!」


「題名がそそ・・・訴状!!!???あっああ新手のいたずらッスよね!!?」


「送り主が弁護士・・・・なにかの間違いに決まってるッス!」



「何やら外が騒がしいな、我はまだ眠いのだ」

夜中まで語りあった為、夜更かしに慣れない将軍は体調を崩している


「うおい!?まてまて、あれは桜井の声だぞ、何があったんだ」


寮周辺に絶叫する声がとどろ

まるでその鳴き声は屠畜場とちくじょうに響く豚の断末魔と同じであった




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