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40歳だが気付いたら異世界転生してアデール・トゥルーマン将軍になった件  作者: アフリカ霊長類進化研究所 ンゴ・イクァンノカ職員
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アデール将軍、座を守る者

見せかけの結束力は砂上の楼閣如く

紛い物は足掻く

アデール将軍元最側近の男が席につく、口を開き大きく息を吸う

もう一人もケワダの息がかかった人間、村長宅で椿を怒鳴り散らした男だ


責任者が確認をし会議が始まった


アデール派の古参村人が先に主張する

「早速アデールの件、将軍は生きている村長も認めた、それだけだ」

「貴様ら継承派の意見は却下し現状維持、我々の主張を終える」


「随分簡潔な主張だな、もっと白熱した議論とかそういう感じ想像してたが」


「ツバキなにいってるど、あいつらとまともに張り合う必要ないど」

「そうだよツバキくん、君の生きている証言を村長が認めてくれたからね」


継承派が椿に付いて難癖を付ける、奴らにとってこれが精々の抵抗であった

怒鳴り散らし威圧し意見を封殺する目論もくろ


「村出身でもない奴の証言なんて信じられんわ!!!貴様らこそ正気か?」

「左様、将軍はもうこの村にはいない、よって直ぐにでも座を渡すべきだ」


「お前らは焦り過ぎだ、アデール様は生きていると村長お墨付きの声明も」

「それに将軍が帰ってきたら貴様ら継承派まとめて処刑してくれるわい」


「しょっ・・処刑だと!?帰ってこない者にしがみ付いて何を言うか!!!」

「アデールはいない!存在もしないもはや虚構なる人物に頼るなど滑稽!」


「もはやアデールの求心力は無力に近い、落ちぶれた者は去るべきだ!」


バ ン ッ !


テーブルを叩きつける、

呆れて聞いたものの会議を終わらすべく、椿も口を開いた


「黙っちゃいられねえな、おいアデール将軍を侮辱する野郎共よくきけ!」

「将軍は生きているんだよ!地位欲しさに生き急ぐのもいい加減にしろ」


「大体なあ、兵士を味方に付けて乗っ取り工作する反アデール共はな」

「考えが単純で甘過ぎるんだよ、兵に裏切り返されるのがオチだ」


「身元も分からない様な人間もどきがッ!ごちゃごちゃうるさいわ!」


「お前こそ だ ま れ !地位しか目にない畜生以下の分際で!!!」


「日本にもな工作員が基地に入って破壊工作したり同じ事だ!」

「兵士は大人しくしてアデール将軍の言う事だけ聞いてればいいんだ!」


「帰ってこないなら、帰って来るまで待てよ!」

「だから忠実を誓う半数が残っているんだろうが!!!!」


「・・・・・・・」

椿の口撃で継承派はあっという間に黙り込んでしまった


「ツバキは面白いのお、見た目は普通でもいざ口を開けば暴君じゃな」

「村に来たばかりで、アデール派兵士の気持ちを代弁しているようじゃ」


「勝ったど!!!継承派の反論はないから責任者はお開きにするど!」


「ルメージュみたなこの光景、我々アデール派が勝った、補佐に報告を」

「分かったおい継承派、俺に付いて村長宅に来い」


「うるさいッ!指図するな!」


ルメージュにうながされ、渋々肩を落とし村長へ報告に行った

会議は引き続きケワダ一味の兵士をどうするか、悩みに悩んでいる


「しっかしなー、観たかよあのしょぼくれた元側近だっせーよな」

「彼らは反アデールの名の元結束しているからね、中身は何もないんだ」


「裏切り者に相応しい最後ど、将軍が帰ってきからが楽しみど!」


「ララキお前この状況楽しんでいるのかよ、また喉が痛くなっちゃった」


「お疲れツバキくん、この結果を引き出してくれてありがとう、感謝する」

「それより村長からもおで達に褒美が貰えるかもしれないど!」


「前は倒れた大木を片付けた時、切れ味のいい短剣をくれたっけか」

「そうなん?まあとりあえずケワダの下っ端共は蹴散らせたからよし!」


「残るはケワダに寝返った兵をどうするかじゃな」

「う~ん・・・・」


集まっている男達全員の顔がうつむ

目の上のたんこぶとも言える最大の問題は抱えたままである


「ツバキくんいい案浮かんだかい?」


「少しは休ませてくれよ、流石に疲れてきちゃった」

「まあツバキだけに押し付けるの酷な話だな、この問題は俺達で考えよう」


「お腹空いたから食べてから話すど~」

ララキのお腹が騒いで止まない


「どうしますルメージュさん?」


「うむ、もう解散でいいだろう村長に良い褒美が貰えそうだなコイツ」

ルメージュが椿の頭をがっしり掴みわしわしと揉む

「ハハッ痛いですよ~マジで、いたたたたっ」


「各自今日は村の未来を語り合ってくれて大変有難い、素晴らしい結果だよ」


「自信を持ってケワダシンパに対抗すべく我々も身を引き締めて行動せよ!」


会議は終わりを迎える

一歩一歩確実に前進し対抗勢力を追い詰める椿一行であった


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