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2

 


「後はホイヤーさん」


「ボクはもちろん行くよ。ミーちゃんだけを危険にさらすわけには行かないからね」

「危険? こっちの世界は危険はないんじゃない?」

 魔物も友好的だし。トラップ仕掛けたりもないだろうし。


「いや、野蛮人からミーちゃんを守らねば」

 レモンを睨むホイヤーさん。


「あら、おもしろそうだぇ。私も行くことにするぇ」

 ホイヤーさんのやりとりにサキュバスが爆弾発言。


「いい男を小娘に独占させるなんて勿体ないぇ」

 いつの間にかいたリーン、ユータさんの腕の中で何言うかな?


「んふ、おいしそうな男は私のモノだぇ」

 むっ、レモンは渡さないんだから。


「それに道案内がいた方がいいぇ?」

 ぐ、妖艶な唇がまっとうな理由を紡ぎ出す。


「これでメンバーは決まったな。オレ、ミカン、ドリアン、えせ占い師にガキ二人、サキュバスか」


 レモンがメンバーの確認をする。

「明日、日の出とともに出発だ」

 レモンの一言で話は打ち切られた。


 そしてそれぞれが旅の準備に取りかかった。


チュンチュン


 翌日、女同士の戦いは火蓋を切った。

「ちょっと何であんたがレモンの布団に潜っているのよ!」

 朝食事の準備が終わって起こしにいってびっくり。

 レモンの腕に羨ましい山二つを押しつけてレモンを困らせていた。


「まて、不可抗力だミカン」

「レモン、何言い訳してるのにゃ。鼻の下のばしてるんじゃないかにゃ!」


ビタン


 レモンの左頬に私の手形がついた。

「あんたもよ!」


パシ


「はは~ん。体に自信がないからって暴力に訴えるなんてお子様ぇ」

 くぅ、私の平手を受け止められた。


「とにかくレモンには近づかないでにゃ! ほらレモンも食事にゃ」

 レモンを引きずって焚き火の前に連れて行った。

 全く油断も隙もないんだから。


「み、ミカン。着替えがまだなんだが……」


 え?


 振り返れば下着姿のレモンが……。


カァァ


 私ったら……。


「ごごごごめんにゃ。着替えてきてにゃ」

 両手で顔を覆うけどついつい指の隙間からレモンの下着姿を……。

 やっぱり一六歳のレモンは体格いいな。


 あの太い腕に抱かれて……。


「あの~ミカン、ヨダレ垂れてるぞ」


 え?


ジュル


 慌てて口を拭った。

「心配するな。オレはミカン一筋だ」

 レモンの唇が近づいてくる。


ドキンドキン


「はぁ~いそこまでぇ。人のこと言えないわねぇ」

 ぐっ、言い返せない。


「とにかくオレは着替えてくる」

「うん、行ってらっしゃいにゃ」


 レモンを見送った。


 次はドリアンさんだね。

「リーン、あんたはホイヤーさんたち起こしてきてにゃ」

 ホイヤーさんとマイヤー、アイヤーだから大丈夫でしょ。

 私はドリアンさんを起こしにいこう。


「ふふん、王子様は熱いキスで目が覚めるわねぇ」

 リーンは腰をフリフリホイヤーさんたちの部屋にあるいて行った。


 だ、大丈夫だよね?

 ちびっ子もいるから大丈夫だよね。

 早くドリアンさん起こしに行かなきゃ。


 ドリアンさんの部屋へと急いだ。



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