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エンドコンテンツ裏ボスである主人公の親友に転生した俺、最強だがいずれ敗北が確定しているため、ハッピーエンドを目指して学園生活を謳歌する  作者: 椿紅颯
第一章

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第1話『主人公の親友に転生してしまった件』

連載スタートです!


続きが読みたいな!と思えたら、ブックマーク並びに★~★★★★★評価いただけると幸いです。

ぜひお楽しみください!


「――もう朝か」


 異世界ファンタジー恋愛バトルシミュレーションRPG【ファルファロ・クロニクル】をプレイしたまま寝落ちして。

 そんな生活を続けていたから、寝落ちして朝を迎えても焦らなくなってしまった。

 おかげで、睡眠不足で学校の授業中に居眠りしてしまったり休み時間は仮眠時間になっている。

 度々先生に怒られたり補習しなくちゃいけないけど……でもまあ、各テストで赤点は回避しているし大丈夫。


 最近は疲れが抜けきれなかったり、意識が朦朧(もうろう)とするときがあるけど――そんなこと、【ファルファロ・クロニクル】をプレイができるのなら何も問題ではない!


 もしも命を落とすことがあったとしても【(かしわ)(みなと)】の人生に一片の悔いなし!!!!


「あれ?」


 違和感違和感違和感。


 俺の部屋に設置してあるベッドって、こんなに柔らかい感触だったっけ? 枕も? 掛け布団も?

 いやいやいや、そもそも俺は布団で寝る派だ。

 というか、こんな天井だったか? いいや。凝視したことは数少なくとも、木目調の模様ではなかった。


 これはもう違和感のオンパレードなどではなく、完全に別室。


「どういうことだ」


 掛け布団の端を掴んで、バッと体を起こすと――感覚通りに完全な見知らぬ……見知らぬ?


「見覚えがある」


 部屋のサイズは俺の部屋より2畳ぐらい大きく……たぶん10畳ぐらいだとは思う。

 それだけでも違うわけだけど、見渡せばある、お高そうなクローゼットに小タンス、大きい鏡に机と椅子、さっきまで寝ていたふかふかのベッド。そんでもって勉強机と椅子。


 部屋の中に2つの空間があるみたいで――そうじゃないそうじゃない。


 こんな高級ホテルみたいな場所に驚いてはいるものの、どうしてこんなに初見じゃない感覚なんだって話。

 少なくとも家族旅行での記憶にはないし、懸賞に当選して訪れた記憶もない。誰かに奢られた線もなし。

 であれば、幼稚園の――はないとして、小学校や中学校の修学旅行とかで止まった記憶も……ないな。


 いいや待てよ。


「ある、あるぞ」


 待て待て待て。


 高級寝具で寝たからか、自分の体とは思えないほど軽快な動きで鏡の前まで小走りする。


「この顔、ゲーム内の――主人公の親友キャラじゃないか」


 まさか俺はゲームを遊びすぎて、夢にまで出てくるようになってしまったのか。


 ここまで鮮明に容姿を確認できるなんて、夢じゃないようにしか思えない。

 だって俺、こんな自惚れしてしまいそうなほどかっこよくはないし。

 なんて言ったらいいんだろう、爽やか系クールイケメン――みたいな感じ。


「あ」


 鏡越しに壁掛け時計を確認すると、既に投稿開始時間になっていた。

 一人称視点では初めてな部屋でも、なぜかわかる一の制服を着用して部屋を飛び出す。


 外は至って普通。

 ファンタジー世界ではあるけど、正直現実世界との差はそれほどない。

 車は走っているし、自転車だって乗っている人も居る。

 犬を散歩している人も居る平和な風景の中に、線路を走る電車の音だけが耳に届く。


 そうそう、ファンタジーな世界だというのに現実離れしすぎていないからこそ、ゲーム初心者だった俺でも困惑することなく楽しむことができたんだ。


「おはよ~」

「おはー」


 たぶん、後ろの方から聞こえてくる若干気怠そうな挨拶を交わすのは同じ学園の女子生徒だろう。

 ああいう感じに生活する人たちも綺麗すぎないところが、このゲームの魅力の1つだと思っている。


 さて、この見聞きしている現状は本当に夢なのか……?


 匂いまで感じ、制服を着ている感触も靴で踏み締める歩道の感触も、そのどれもが鮮明に体験できてしまっている。

 まるで夢じゃないような、太陽の光でさえ心地良く肌を撫でる風も心地良い。耳に入ってくる音だってそうだ。


『ワンッ』

「かわいい~」


 可愛がられるワンちゃんと撫でる女子高生。

 なんとも頬が緩みそうな幸せ空間が広がっている光景を横目に、夢の中でもゲームの中であれば当然起きるイベントを思い出す。


 現在を物語開始地点とするなら、これから1人の少女を助けることになる……が、問題点がある。

 なぜなら、それが発生するのは物語の主人公だからだ。


 正確に思い出すなら、メインヒロインを助けることになるわけだが、助けに入るタイミングが少し遅れてしまいトラウマを抱えてしまう。

 それを一緒に克服していく過程で距離感が縮まったり、恋愛をしていくわけだけど……親友キャラでイベントを攻略していいものかわからない。

 ゲーム的には好ましくないとは思うけど、後に苦しむ姿を知っているからこそ、イベントの展開通りに助けが遅れてしまうのは心苦しいと思ってしまう。


 はぁ……俺の親友キャラって、物語を10周したら攻略できるエンドコンテンツであり神のラスボスキャラだから、ゲーム内だと最恐なのになぁ……。


「きゃああああああああああああああああああああっ!」

「え」


 おいおいおい、この悲鳴ってまさか!?

 夢の中だったとしても、イベント通りだと物語の主人公が到着するには時間がかかる。

 流れ通りであれば、助かるのは確実だとしても……やっぱり、このまま嫌な思いをする女の子を見過ごしたら目覚めが悪いよな。


 これから訪れる悲劇を回避するため、僕は声の方へと走り出した。

ここまで読み進めていただき、本当にありがとうございます!


もしよろしければ、


1、ブックマーク

2、★~★★★★★評価


この2点を、ポチポチっとしていただけると幸いです。


読者の皆様から応援していただけるだけで、モチベーション維持や執筆の励みとなります!

より多くの皆様へこの作品が届いてほしいと思っていますので、どうかお力添えいただけないでしょうか!


まだまだ更新していきますので、どうかよろしくお願い致します!!!!

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