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第79話 Ωの神器の能力

「しばらく潜めていた予知能力が久々に浮かんできたわ。この予感はまだΩの神器の本体がいる」


「本体ってどこに?」


「うーん、私が見ていたのははるか上空?」


 俺たちは上を見上げた。


「くらえ!」


 上空から瘴気をΩは飛ばしてきた。


「うわっ」


 その衝撃は俺たちの地面を砕き、更に地下は空洞になっていて、俺たちはみんな地面に落ちていった。


「え? そんなのあり?」


 俺たちはみんな自宅に飛ばされていた。








「これはあれだ、神八聖が言っていた自宅への強制退避能力だ」


「うーん、これはどうしようもないわ」


「これからどうすればいいの?」


「というか麗美さんはどこに行ったの?」


「あれ、もしかして麗美だけ生き残ったのか」





「なんだ、お前は」


「ふふふ、私は超強いわよ」


「貴様、からかっているのか」


「いいこと、私の人格消失まであと30秒ある。その間に貴方に伝えておきたいことがあるの」


「いいだろう、いってみろ」


「■■■■」


「ふん、面白い、消えろ」


「じゃあね」






「またあいつ何かよからぬことをして」


「みんなごめんごめん」


「麗美! よかった。いなくなっちゃったんかと思ったわ」


「ごめんごめん、私だけ座標がずれてたみたい」


「まあともかくこれで全員自宅送りにされたというわけだわね」


「もーう、あんなんずるよ」


「流石魔王級の敵になっただけのことはあったわね」


「まあ、あんな地割れが起きるとは思わなかったからな。別に対応できたとも思うけど」


「ちょっとこの魔法陣判断早すぎない?」


「まあ、詳細は神八聖を訪ねてみましょう」


「あれ? 君たちも自宅送りになっちゃった?」


 電子音が頭に響いてきた。これは国城穂美香と同じ状況である。


「流石にΩは一発では倒せなかったか」


「倒せなかったというか、強制退却のような目にあったんですよ。なんですかあの地割れは、浮遊スキルを使えば行けましたが、退却魔法で自宅送りになりました」


「ちょっと、この縛りの魔法、欠陥すぎない?」


「ああ、それは申し訳なかった。HPが0にならなくても強制的にフィルターで危険を感じたら、退避するようになっている。地割れというと底なしの谷に落ちることになるからね。流石に浮遊スキルがなければ即アウトな攻撃だし、フィルターは発動するだろうね」


「はあ、でも神八聖さんが戦っていたあいつは倒しましたよ」


「ほうほう、ではあいつは本体ではなかったと」


「ええ、あいつは傀儡で、空中から本体が出てきました。地割れを起こしてきたのもそいつです」


「これはいい情報が得ることが出来た。今回の初陣は奴への情報収集も兼ねての攻撃だったからね。これで次は確実に相手を潰すことが出来る」


「なるほど、情報収集が目的だったんですね」


「ああ、そういうことだ」


「まあ春樹ならさっきの撤退がなくてもワンパンで倒せたけどね」


「おい夏菜ハードルあげるなよ」


「だって、傀儡もかなり強かったけどすぐ倒せたじゃないの。どうせ本体も楽勝よ」


「さっきのは、麗美がいたから何とかなったんだ」


「それは謙遜っていうものでしょ」


「なんでだよ」


「春樹君のレベル100スキルでどっかーんって倒していつも終わりだもんね」


「どっかーん?」


「うーん、でもあの場面は由愛の余地がなかったら危なかった気がする。あの地割れを引き起こした上空からの衝撃は中々のものだったからな」


「確かに、地割れを起こすってそうとうよね」


「ふむ、流石に魔王級ともなるとスケールがでかいな。私も地割れを起こす魔法は出せたことはない」


「あんまり実感なかったけど私達は今、異世界でいう女神級冒険者以上の力を手にしているということかしら?」


「その通りだね。君たちの強さは想像以上だ。まさか私から先に離脱することになるとは思わなかったよ」


「確かに、俺も驚いちゃいましたよ。あんまりにも離脱が速いんで、あれだけ大きなことを言っていた割にはって感じでしたもん」


「さっきもいったけどこれはあくまで偵察だからね? 次は私の本気を見せてあげるよ」


「望むところですよ。これからどうするんですか」


「ひとまず、私が指定する座標に来てくれ」


 俺たちは神八聖と再び落ち合うことになった。


 Ωの神器は拡大の力と、しきたりの派生で敵の行動を封じる能力があることが分かった。更に傀儡を操っていたことから、この他にも転生体としてのSSR性能を引いたことにより、新たな能力を得たと考えられる。本来なら俺たちはあの段階で勝っていた、しかし離脱することになった、これは流石魔王級の敵なだけあると言ったところだろうか。


「じゃあ、ここから続けて神八聖さんの所にいくけど、みんな体調とか大丈夫?」


「ええ、大丈夫よ」


「私も問題なし」


「問題ないよ春樹君」


「当然でしょ?」


 全員準備は整ったようでる。


「それじゃあ、また神八聖が示した場所に行くよ」







「なあ、勢いよくみんなの準備が出来てるか聞いたけど、遠すぎないか?」


 俺たちは魔法陣で自宅に転送された。神八聖が示した座標はさっきΩの神器がいた場所だ。つまり俺たちにまたあの海辺の旅館に行き、車で羅琉が連れてってくれた、長距離走行を強いるというわけだ。


「これはちょっと、疲労的に良くないわ。また神八聖に頼んで後日にしてもらいましょう」


「春樹氏のレベル100スキルは何かないの? さっきのマーキング場所に一瞬で飛ぶみたいな」





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