第1夜
去年に続き短いホラーをば、
30個位の予定。
ただし予定は未定です。
去年同様全部書き終わったら、どうすれば助かったのかという解説も入れる予定です。
1.こだま(木霊)
木霊は危険、少し田舎の、少し年をとった人ならだれでもしっている。
ある夏、私は両親と兄夫婦のいる田舎に1人かえる。
私はまだ未婚だが恋人はいる。まだ早いと思うが冬には連れてこれればと考えていた。
田舎に帰るとごちそうで迎えられる。
その日は見たことのない男が1人混じっていた。
皆の言葉にこだまのように同じ音を返すだけのそれをごちそうがなくなるまで誰も不思議におもわない。
ごちそうがなくなる頃には消えている。
また兄夫婦には子が3人いた気がしたのだが2人しかいない。私の思い違いだろうか。
2.精霊の声
精霊の声を聞いてはいけない。
魚釣りを思い出してほしい、魚は餌と勘違いし食いつき川から連れて行かれる。
人は音を声と勘違いして連れて行かれる。
これは精霊なんてものが本当には存在しなかろうと同じ事。私はその話をしていた目の前で友人が消える事件を目撃した事があった。。精霊が必ずしもまさしく精霊の声のような雰囲気で語りかけるとはかぎらない。
私の話を聞いた友人が私の話を精霊の声と勘違いしたのだろうか。
3.音が聞こえない
何も音が聞こえない。街の中でこれはありえないし、田舎には田舎の音がある。
自分の声さえ聞こえない。
耳は正常だとわかる。
聞こえているけど聞こえない。
皆がこちらをみている。
一つ前の話だ。精霊の声を聞かないように脳と心が自らをまもっている。
「るーるー、るるるるるー」
そう聞こえた。




